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ヒーリングっど♡プリキュア 第22話感想

2020年09月01日 | ヒーリングっど♡プリキュア
 今話の名セリフ:「私はラテの事が好き・・・。いいえ、大好きなのです・・・。だから、少々心配し過ぎてしまったようです・・・。」(風鈴アスミ)

 「ヒーリングっど♡プリキュア」第22話「ラテ逃げないで! 消える体と芽生える気持ち」の感想です。


~ オープニング前 ~
 ある日、アスミに部屋が与えられました。
    
 アスミは、のどかの両親に感謝します。

 その後、のどかの両親は仕事へ、のどかは学校に行ったため、アスミはお留守番。
 アスミは、ラテのベッドを自室に運びました。今までと同じ所でもいいんじゃないかとラビリンは言いますが・・・、
「いいえ。私がお傍でしっかり見守らなくては。ラテに何かあったら大変ですから。」
    


~ Aパート ~
 同じ頃・・・、
「どうして私はキングビョーゲン様が好きなのかしら・・・? ずっとお会いできないまま、想いは報われないのかしら・・・。」
   
   
「これは?」
   
「メガパーツ。それ使ったら、メガビョーゲンをすぐに成長させられるよ。」
「おいおい! それは・・・。」
   
「キングビョーゲン様に会いたいんなら、これでもっともっと地球蝕んじゃえば?」
「そうね・・・。キングビョーゲン様を復活させて、この想いをぶつけてみせるんだから!」
    
「おい、ダルイゼン! 大事なものを何勝手に渡してるんだ!」
「さっさと蝕むために、使えるものはどんどん使えばいい。隠す必要とかある?」
    

 学校では、アスミに部屋が与えられて嬉しそうだったと話が盛り上がりますが、ちゆが、アスミ1人で留守番は大丈夫なのかと心配します。
 1人といっても、ラビリンとラテがいるから大丈夫だと、ひなたは言うものの、のどかは心配そうな表情を浮かべます。

 午後に入り、昼食の時間に。アスミはラテに食事を与えるも・・・、
   
「出し過ぎラビ!」
「ラテには沢山食べていただいて、元気でいていただかないと。」
「いっぱい食べればいいってもんじゃないラビ!」
   

 その後、ラビリンとラテはお昼寝。アスミは毛布をかけますが・・・、
    
    
「暑いラビ!」
「でも、また人間界の病にかかったら大変ですから。」
   
    

 それから少しして、ラビリンはラテを散歩に連れて行こうとしますが・・・、
「外に出るなんていけません。万が一お怪我でもされたら、どうするのですか?」
   
「ちょっとくらいのお散歩なら大丈夫ラビ!」
「いいえ。ラテを危ない目に遭わせる訳にはいきません。」
   
「さあ。こちらへ。」
   
   
「ラテ?」
「アスミはちょっとやり過ぎラビ。そんなにうるさくしたら、ラテ様だって嫌ラビ・・・。」
   
   
 そして、ラテはラビリンと一緒に散歩に。残されたアスミは呆然とします。

 しばらくして、ちゆとひなたは下校。のどかは、アスミの事が心配で急いで帰ったようです。
 下校途中、幽霊のような人がいるという話を聞きました。それは、すぐ近くにいて・・・。
   
 よく見るとアスミ。何でこうなっているのかを考えるのはともかく、アスミをこの場から遠ざける事に。

「えーっ! ウーソウソウソ! すんごい美少女発見! 美少女過ぎて透明感ヤバ過ぎ!」
   
「ホラ、透明感! 透明感! 透明感! 透明感!」
    
「いやー、あんな子、本当にいるんだ! ウンウン!」
   
「透明感?」
「だったのかしら?」
   
 ひなたのリアクション芸が異様に可愛いなあ。お持ち帰りしたくなりますね。まあ、実際にお持ち帰りしたら、警察沙汰になりますので、絶対にやりませんが。(笑)

 ちゆは、自分の家にアスミを連れていきました。身体が透明になっているのは、ラテに避けられて、どうしたらいいのか分からないのが原因のようです。
「私は、もう本当にこのまま消えてしまいたい・・・。」
   
「そんなに悲しいのね、アスミは。」
「悲しい?」
「そう。今のその気持ちを『悲しい』って言うのよ。」
   
「そう・・・、ですか・・・。」
   

「お姉ちゃん! お母さんが、おやつどうぞだって!」
   
   
「ありがとう、とうじ。」
「お姉ちゃん?」
    
 ちゆの目がすごい事に・・・。これは、マスターなんちゃらの途中だと疑われてもおかしくないぞ。と言っても、とうじ君、小学4年生くらいだと思うから、よく分からんかな。(笑)

 おやつは、すこやかまんじゅう。アスミは包みを外さずに食べようとしたため、ちゆが包みを外すよう教えました。
 そして、まんじゅうをいただくと、美味しいと感じます。あまりの美味しさに食が進み、身体が透明でなくなっていました。
「良かった。アスミは甘いものが好きなのね。」
「好き? 美味しい事を『好き』と言うのですか?」
   
「『好き』は、それだけじゃないわ。そうね、例えば・・・。」
   

「温かい・・・。」
   
「心もポカポカするペエ!」
「これも私は『好き』よ。」
   
「美味しくて温かいもの・・・。『好き』というのは、良いものですね。」
   
「『好き』は、良いものばかりじゃないかも・・・。時には辛いけど、でも、『好き』をやめられないものもあるわ・・・。」
「それは、随分難しい・・・。」
   
   

 その後日、アスミは、のどかやひなたと一緒に、ちゆの走り高跳びの練習を見に来ていました。ちゆは、バーの位置をいつもより高めに設定。
 そして、跳びますが、失敗。それも一度や二度だけでなく、何度も失敗します。

 同じ頃、シンドイーネも学校に。シンドイーネはメガビョーゲンを生み出しました。
   

「ちゆ・・・。なぜ失敗してばかりなのに、そんなに何度も跳ぶのですか?」
「それは、私がハイジャンプを好きだから。」
    
「好き? 美味しくも温かくもないのに?」
「ええ。練習はハードだし、失敗もするけど、でも、私は・・・、ハイジャンプが好き!」
    
   
「どうしたら上手く跳べるのか、もっともっと高く跳びたいって、いつも考えてる・・・。」
    
「この気持ちは、止めようと思っても止められない・・・。『好き』って、きっと、そういうものよ。」
   
    
「その事ばかり考える・・・、止められない気持ち・・・。」
「アスミの心にも、あるんじゃないのかしら? そんな『好き』の気持ちが。」
    

 ちょうどその時、ヒーリングアニマル達が、のどか達の近くに来ました。ラテの散歩途中に寄ったそうです。
 しかし、ラテがアスミを避けているのは変わらず。アスミは悲しみのあまり、また身体が透明に。
 しかも、ラテが体調を崩してしまいます。メガビョーゲンズが出現したという証拠。そのメガビョーゲンズは学校内にいます。
 アスミは落ち込んでおり、お手当てどころではありません。のどか、ちゆ、ひなたの3人で何とかする事に。



~ Bパート ~
 のどか達3人はプリキュアに変身。

 バトルスタート。初めのうちは、プリキュア達が優勢だったものの、メガパーツがメガビョーゲンに取り入れられてからは、これまで通りメガビョーゲンが巨大化し、形勢逆転。
 アスミは、ラテの事を心配し、ラテの元に。アスミは、ラテが無事で良かったと安心します。
「アスミの心にも、あるんじゃないのかしら? そんな『好き』の気持ちが。」
   
「その事ばかり考える・・・、止められない気持ち・・・。」
   
「ラテ・・・。私はラテの事が好き・・・。いいえ、大好きなのです・・・。だから、少々心配し過ぎてしまったようです・・・。」
   
「これからは、ラテの気持ちを第一に考えて、ずっとお傍にいたいと思います。」
   
    
「参りましょう、ラテ。」
   

「スタート!」
    
「プリキュア! オペレーション!」
    
「エレメントレベル上昇ラテ!」
    
『キュアタッチ!』
    
    
    
    
『時を経て繋がる二つの風!』
    
「キュアアース!」
   

 アースは、瞬時にメガビョーゲンの背後に回り、ハンドルをキック。
 すると、メガビョーゲンの身体が勢いよく回転。どうやら弱点だったようです。
 その後、グレースがキュアスキャン。水のエレメントが捕まっているのを確認。
 メガビョーゲンは水流で攻撃しようとしましたが、フォンテーヌが氷のエレメントボトルを使って、蛇口を氷漬けにし、攻撃を封じました。
「もう! 私は、大好きなキングビョーゲン様にお会いしたいだけなのに!」
   
「大好き?」
「そうよ! 大好きよ! 悪い!?」
   
「いいえ。大好きは悪くありません。ですが、あなたの大好きのために、私の、そして、皆さんの大好きを傷付ける事は、許しません!」
   
    
   
 そして、ヒーリングハリケーンでメガビョーゲンを浄化。すぐに、ラテの具合も回復しました。

 しばらくして、辺りは夕方に。のどか達は帰路についていました。ラテがアスミを避けていたのは、アスミに怒られると思ったからだそうです。
「私も病気だった時、お母さんにすっごく心配されてたけど、それだけ大切に思ってくれてたって事だよね!」
   
「それは、つまり・・・。」
「『好き』という事よ。」
    
「好き・・・。」
   
    
   
「この世界にも、私の心の中にも、まだまだ知らない事が沢山ありそうですね・・・。」
   

 今回は、これで終了です。


次回:「かわいいってなんですか? アスミと子犬物語
 ひなたの家のクリニックでお世話をしている犬のポチットは、「ポチっと」した眉毛があり、とても可愛いのですが、アスミには「可愛い」という気持ちがよく分かりません。
 ポチットを連れてドッグランに来たら、アスミは沢山の犬に囲まれて大人気。しかし、怖がりなポチットと仲良くなるには、まだ時間がかかるようで。
 どうしたら、アスミに「可愛い」と思う気持ちを分かってもらう事ができるのか?


【まとめ】
 アスミは、ラテを心配し過ぎるあまり、ラテに避けられ、ショックを受けて身体が半透明になってしまいましたが、ちゆや部活に打ち込む生徒達を通じて、「好き」という気持ちを理解し、ラテと分かり合う事ができました。

 という事で、今話のポイントは、ちゆやアスミがしょっちゅう言っていた「好き」ですかね。
 心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。辞書では「好き」の意味が、そのように書かれており、たいていは良い意味で使われるものです。
 しかも、「好き」という言葉は、小さい頃からよく使われる単語で、メイン視聴層の女の子達も結構口にする事でしょう。「好き」は、単純明快で、使用頻度が高く、プラスの意味を持っている、大人気の単語と言えると思います。

 しかし、劇中でも言われていた通り、「好き」は、良い意味ばかりではありません。辞書では良い意味しか示していませんが、「好き」がいき過ぎれば、自分を苦しめたり、周りに迷惑をかけたりする事もあります。
 と言っても、女の子達にはピンとこないでしょう。ただ、そう思わせる事例はいくつもあり、例えば、親の都合で遠くの場所に引っ越す事になった友達との別れに泣いてしまうのは、その友達が「好き」だからでしょうね。

 「好き」が自分を苦しめる例として、今話では、ちゆがなかなかジャンプが成功しない事を挙げていましたが、海と空が溶け合った青い世界に近付きたいというのが、走り高跳びを始めたきっかけであり、そのためには、難しい高さにも積極的に挑戦していくのが、ちゆ。
 失敗続きでも、成功を目指して色々と考える事が楽しいと、つまり、「好き」だと、ちゆは思っており、そして、成功すれば、過去の自分を乗り越えた喜びから、走り高跳びが一層「好き」になる事でしょう。「好き」は、時に自分を苦しめるものであっても、「好き」をますます「好き」にさせ続ける大切なものでもあるのでしょうね。

 一方、「好き」のいき過ぎが周りに迷惑をかける例として挙げられていたのはアスミで、ラテの世話が過保護だったために、ラテに避けられてしまいました。確かに、ラテに出した食事の量が多過ぎたり、昼寝のラテに布団をかけ過ぎたり、散歩まで駄目と言うのは、客観的に見れば間違いなのは明らかでしょう。
 しかし、生まれたばかりのアスミにとっては、何が客観的なのかは分かる訳がなく、アスミ自身の主体性で試行錯誤していくしかありません。
 ラテは、メガビョーゲンが出現すれば体調を崩し、メイン視聴層の女の子達に近い幼い身となれば、ラテの世話がつい過保護になるのは分からなくもないでしょう。
 ですが、ラテは日に日に成長しており、ヒーリングアニマルの自覚も強まっています。それだけに、いき過ぎた世話は、ラテからすれば、「何もできない」扱いされているように感じ、決して良いものはないでしょうね。

 とはいえ、ラテの事を心配する気持ちまでが間違っている訳ではありません。ラテの事が心配なのは、ラテの事が「好き」だという事であり、それは否定できるものではないですからね。間違っているのは、あくまで世話がいき過ぎたという事だけです。
 どのような世話が適度なのか、そうでないのかは、経験で判断していくしかないのでしょう。今話は、適度ではなかったため、失敗ではありますが、前話感想でも述べたように、失敗も立派な経験。今後に上手く活かせるかどうかが大事だと思いますね。
 今話では、ラテの気持ちを第一に考えると省みていましたが、次回以降も、ラテへの接し方には注目したいところ。適度にラテの世話をして、良い関係を築く描写があったらいいな、と期待しています。



 今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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