「キラキラ☆プリキュアアラモード」第12話「敵は・・・モテモテ転校生!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話行われたスイーツフェスティバルのおかげで、今日もキラキラパティスリーには沢山の客が集っていました。
さらに、プリキュアの事も話題になっていました。
「ムフフ・・・。カッコ可愛いとか・・・。」
いちかは嬉しさのあまり、自分がプリキュアだと言おうとしますが・・・、
「言っちゃダメでしょ!」
「何で?」
「注目されるの恥ずかしいです!」
「周りの人を危険に巻き込むかも。」
「面倒くさい。」
「そ、そっか・・・。」
筋の通った理由を言っているのがあきらしかいねぇ。「注目されるのが恥ずかしい」って、こんなに沢山のお客さんがいて、何を今更って思うのですが。(笑)
それに「面倒くさい」って、まあ確かにそうなんだけど、そんな単純な理由を挙げるのは、年上キャラとしてどうなのよ? まあ、ゆかりらしいからいいか。(笑)
そんな中、仮面の男は、街中で評判のいちかの名を聞いて、何かを試そうとしていました。
~ Aパート ~
その翌日、学校の屋上にて、いちかは、店の忙しさから疲れを感じていました。
「眠い・・・。宇佐美いちかは眠いですぞ・・・。」
そう感じた直後、いちかは、ある男子生徒を目にしました。
「初めまして。宇佐美いちかさん。」
それから少しして、その男子生徒は、いちかのクラスへの転校生として紹介されました。彼の名は「黒樹(くろき) リオ」。
休み時間中、彼は、多くの女子からの人気を集めていました。
いちかはリオに聞きたい事があるため、リオに話そうとしますが、他の女子生徒に抜け駆け禁止だと注意されます。
直後、他の女子生徒が、リオのカッコよさに見とれて、本を落とします。すぐに、リオは本を拾い上げ・・・、
「気を付けて。」
「あ、ありが・・・、」
「おっちょこちょい。」
この行動に、リオへの人気はますます高まります。
「何じゃこりゃ・・・。」
まったくもって同意見です。(笑)
ちくしょう、私なんかが同じ事をやったら逮捕事案になりそうな事をさらっとやりやがって・・・。いちかに、プリキュアに変身して彼を成敗してもらいたい気分でいっぱいです。(笑)
陰では、そんなリオをやっかむ男子生徒達がいました。
あれま、こんな所に私が。おかしいな、私、出演依頼受けてないんですが。(素直に、「同志がいた」って言えよ(笑))
その後、体育の授業で、男子はサッカーをやっていました。
リオは、ボールを奪われるも、すぐに華麗なジャンプでボールを奪い返しました。
直後、ボールを奪われた男子生徒は転びそうになりますが、リオが支えました。
「ご、ごめん・・・。」
「何で謝るんだよ?」
「お互い真剣にならなきゃ、ゲームは熱くならない。ほら、来いよ!」
「おーし!」
これには、男子生徒達も高評価。
昼休み、いちかが屋上に来ると、リオがいました。
いちかはリオに、どうして自分の事を知っているのかを聞きました。
「うーん・・・。すごく知ってるような・・・、まだ全然知らないような・・・。どっちだろう?」
「ちょっと、近い近い!」
「確かなのは・・・。」
「もっと君の事を知りたいと思ってる。」
「いちか・・・。」
直後、別の女子生徒がやって来て、一緒に昼食を食べようとリオを誘い、リオはついて行きました。
「な、何・・・。今の・・・。」
それからしばらくして、学校が終わり、店を営むいちか達。そこに、これまでに出てきた悪い妖精達がやって来ました。
ガミー達は、これまでにやらかした事を謝罪しました。
そして、真実を話します。
ガミー達は、最初から悪に染まっていた訳ではありません。平和に楽しく暮らしていました。
また、もっと強くなりたい、大きくなりたい、綺麗になりたいなど、様々な夢も持っていました。
しかし、ある日・・・、
「もっともっと強くなりたいだろ? 人間達が作るスイーツからキラキラルを奪えば、もっと強くなれる。」
そして、このベルトを手にしたガミーは・・・、
そのベルトを着けた妖精達は、抱えていた気持ちが大きくなり、暴れたくなって、悪事を働く羽目になったようです。
「悪い事をして、本当に済まねえ! この通りだ!」
その後、いちか達は、スイーツを差し出しました。いちかは、皆でスイーツを食べれば楽しいと言うものの、ガミー達は、スイーツを食べる事に疑問を感じています。
とりあえず、一口いただくガミー達。すると・・・、
「う、うめえ・・・。」
「心を込めてスイーツを作る。そのスイーツを食べれば、みんなが笑顔になる。」
「まるで・・・、伝説のパティシエ、プリキュアのようジャバ・・・。」
「みんなが笑顔に・・・。」
しかし、そんな中、仮面の男が、スイーツを食べた男性に迫り、何かをしました。そして、男性の叫び声が。
~ Bパート ~
この出来事は怪事件として、クラスに広まりました。それならプリキュアが黙っていないという話を聞いたいちかは、慌てて、スイーツのアイディアが書かれたノートを落としてしまいます。
すぐに、リオが拾い上げました。
「お店で出すの?」
「うむ。新スイーツのひらめきの山は、なかなか高く険しく、くせも・・・、」
「あ・・・。私、キラパティでスイーツ作ってるって話したっけ?」
「聞かなくても知ってる。有名人。」
直後、ある女子生徒が店の新スイーツのアイディアを持ってきました。
後に明かされますが、女子生徒の名は「りさ」。本編では明かされませんでしたが、名字は「神楽坂」。
いちかは採用します。そして、りさとリオを誘いました。
しばらくして、2人は店に来ました。ひまりとあおいは、リオが来た事に驚きます。
そして、キッチンに案内しました。そんな中、ゆかりはリオを見て、険しい表情。
という事で、カップケーキを作る事になりました。
しかし、りさとリオは、作る気がありません。りさは不器用で、リオはスイーツを作るのが苦手だとか。
「え? リオ君、スイーツ作った事あるの?」
「あ・・・。昔ね・・・。」
リオは、りさは塾があるのだから、さっさと作ろうと促し、調理スタート。
あとは、クリームを作るだけですが、これが難しいもの。少しして、リオは・・・、
「最初は、ボウルの側面を叩くように左右に泡立ててみて。」
「え?」
そう言われたいちかは、そのようにやってみます。
その後も・・・、
「固まってきたら、大きく底から楕円を描くように泡立てて、空気を含ませる。そうすれば、ふんわりとしたクリームができる。」
「できた! いつもよりふんわりと!」
「あ・・・。」
「ありがとう! リオ君のアドバイスのおかげ!」
りさがリオに、お菓子作りは苦手なんじゃないかと聞くと、リオは一般常識だと答え、仕上げに取り掛かるよう促します。
いちかは、ケーキにたっぷりクリームを乗せて、あるものを思い浮かべました。
そして、できたのは「ヒツジカップケーキ」。
リオは、いちかが作ったスイーツから沢山のキラキラルがあふれているのを確認しました。
それからしばらくして、辺りは夕方となり、りさとリオは、一緒に店を出ました。
りさは、いますぐカップケーキを食べたいものの、これから塾があるし、夕食も食べられなくなるからと我慢します。ですが、リオは、一緒に食べようとささやきます。
「だって、食べたいんでしょ?」
「え・・・。1個くらい・・・、いいかな・・・。」
その後、公園のベンチでカップケーキをいただくりさ。りさは、あまりの美味しさに笑顔になります。
「リオ君は食べないの?」
「オレはいいんだ。もっと・・・、美味しいものを・・・、今から味わうから。」
そして・・・、
ちょうどその時、いちかは、誰かの叫び声が聞こえたと店を出ました。
「予想通り、スイーツを食べた人の心の変化に応じて、キラキラルは増殖する。そして・・・、やっぱり宇佐美いちかの作るスイーツは別格だ。」
そして・・・、
その直後、いちか達は、公園に到着。ベンチでうずくまるりさと、その近くにいる怪しい人物を目にします。
いちか達は、すぐさまプリキュアに変身します。
仮面の男は、心からちょっとキラキラルをいただいだだけだと言います。そして、実験に付き合ってもらおうとも。
「キラキラルよ、闇に染まれ! ノワールデコレーション!」
「やはり、すごいパワーだ・・・。早速試させてもらうよ!」
その後、ホイップと1対1に。ホイップは、剣の柄を見て、相手がガミー達を操っていた黒幕だと感じます。
「ハハッ。黒幕か。いい響きだね。オレの名前はジュリオ。憶えてもいいよ!」
「ジュリオ。いい名前ね。」
その後、ジュリオは、マカロン、ジェラート、ショコラと1対1で戦い、打ち破っていきます。
カスタードは、ジュリオの拘束に成功。そこをホイップが攻撃しますが、すぐに、拘束を破り、反撃。ホイップとカスタードにダメージを与えます。
ですが、ホイップは、怯まずにジュリオと戦います。
「どうして・・・、どうして平気で酷い事するの!?」
「酷い事? オレはただ、実験をしているだけだ! 人の中のキラキラルのパワーを知りたいんだ!」
「この前の戦いでキミ達がしたようにね! 面白いだろ!」
「全然・・・、面白くないよ!」
「スイーツは、もっと温かくて、幸せなものなの!」
「スイーツが幸せ・・・? ふさけるな!」
「オレは、スイーツなんか・・・、大っ嫌いなんだよ!」
ホイップに迫る強大な闇の波動。ホイップは、ヒツジカップケーキを作っていた時のリオのアドバイスを思い出しました。
そして、楕円を描くようにして、キャンディロッドを動かします。
「キラキラキラル! ホイップデコレーション!」
その後、闇の波動と相殺しました。すぐに、ワンダフルアラモードを放ちます。
ジュリオは、持っていた剣を手放して回避。りさは目覚め、ジュリオはプリキュアの力を認めて撤退します。
翌日、リオは、カップケーキ作りの時に教えたアドバイスが、戦いに応用されていた事に戸惑いを感じていました。
「宇佐美いちか。君がプリキュア・・・。」
その後、リオを見たいちかは、リオにあいさつ。
「おはよう! リオ君!」
「おはよう。いちか。」
今回は、これで終了です。
次回:「ムリムリ! ひまり、まさかのデビュー!」
いちか、ひまり、あおいの3人がいちご坂商店街でおしゃべりしていると、突然、青果店の店主から声をかけられました。
3人は、いちご坂商店街を紹介するPR動画への出演を依頼します。しかも、店主の目に止まったのは、夢中でスイーツの話をしていたひまり。
そんな訳で、ひまりはリポーターに大抜擢されるものの、引っ込み思案ゆえ、商店街を歩く人になかなか声をかけられません。いちご坂商店街のPR動画は、一体どうなるのか?
【まとめ】
ガミー達を操っていた仮面の男「ジュリオ」が、いちかのクラスメイト「黒樹 リオ」として、いちか達に近付きました。
さて、「黒樹 リオ」としていちかに近付いたジュリオですが、名字の「クロキ」を「黒樹」としたのは、なかなか面白いと思いましたね。
普通、「クロキ」という名字は、漢字にすると「黒木」を思い浮かべ、漢字変換候補にも「黒樹」は出てきません。
ですが、「樹」は「ジュ」と読みますよね。これに名の「リオ」をくっつけると「ジュリオ」。
なかなか考えてますよね。このネーミングセンスに拍手を送りたいものです。もしかしたら、大半の読者は気付いているのかもしれませんが・・・。(汗)
また、名前に関連する事では、バトル中に、マカロンがジュリオの名前を聞いて、「いい名前ね」と反応したのも気になるところ。
ゆかりはリオを見て険しい表情を浮かべていたあたり、何となく不穏な雰囲気を感じた事でしょう。ゆかりは察しの良い子である事も考えると、もしかしたら、ジュリオ = リオである事も薄々感付いているかもしれませんね。
どちらの名前にも「リオ」が入ってる事、もしくは、先程述べた、「樹」を「ジュ」と呼んで「リオ」にくっつけて「ジュリオ」と読める事に気付いて、「いい名前ね」と言った可能性がありそうです。
ただ、ジュリオとの因縁は6月7月まで続くんじゃないかと思うと、ここで正体を察してしまっては、ストーリーの流れとしては良くないでしょう。キャンディロッドも出たばかりですし。
「いい名前ね」と言っていたのは、リオの事は関係なく、単に「ジュリオ」という名前から良い響きを感じただけなのかもしれませんね。このように色々考えさせるあたり、ミステリアスクールなゆかりらしさを感じます。
さて、ジュリオは、スイーツが嫌いとの事でしたが、その主張に筋が通っていないのが気になりますね。
本当にスイーツが嫌いなら、カップケーキ作りの現場になんか行ったところで何の得もないでしょう。キラキラルだけが目当てなら、りさが店を出たところを狙えばいいだけの話ですし。
なのに、いちかにアドバイスをして、しかも、ハイタッチまで交わしたのであれば、とても、スイーツが嫌いとは言えないでしょう。特に、ハイタッチについては、スイーツを作った時の喜びを知っていて無意識的に出たもののように思いますね。
スイーツが嫌いだと言っているのは、何か訳があるのでしょう。ジュリオも、ガミー達のように、何者かに操られて、悪事に染まるようになったのかもしれません。
おそらく、スイーツに関して何か不幸な出来事を負い、そこを付け込まれたんじゃないかと思いますね。「ハピネスチャージ」で、ブルーと失恋したミラージュがラスボス・レッドに付け込まれ、「愛は幻」と考えるようになったのと同じようなものでしょう。
果たして、真実は?
とまあ、ジュリオの事ばかり長々と述べましたが、ガミー達がいちか達に謝っていたところも、かなり印象に残ったシーンでした。特に、メイン視聴層の女児達には、今話の大事なポイントのように思いました。
悪気はないのに、ふとした事で、お父さんお母さん、もしくは、友達に迷惑をかける事は多々あるでしょう。だけど、話しかけづらいと黙っていては、気まずい雰囲気が漂ったまま無為に時が過ぎていくだけで、何の解決にもなりません。
だからこそ、勇気を持って謝るのって大事ですよね。ガミー達のように土下座までする事はありませんが、「ごめんなさい」の一言が言えれば十分でしょう。
もちろん、謝られた側も、ちゃんと相手を許す寛容性も大切で、それも今話で示されていたと思います。
勇気を振り絞って謝ったのに、許さないと言ってしまっては、相手の勇気を踏みにじる事になってしまい、対人関係の悪化に繋がって、友達も減ってしまうでしょう。そうならないためにも、相手を許す事は大切ですよね。
ただ相手を許すだけでなく、その後、一緒に遊んだりなどすれば、より良い関係を築けるでしょう。今話ではスイーツを食べ合って笑顔を取り戻す事が描かれており、今作らしい良い解決法だと感じました。
ジュリオについても、今後、改心する展開が訪れると思われ、ジュリオがどう謝って、5人がどう許すかが描かれる事でしょう。
とはいえ、それは、まだまだ先の事でしょうね。とりあえずは、目の前に1話に集中して、プリキュアの活躍のみならず、ジュリオの変化にも目を配っていきたいと思います。
~ オープニング前 ~
前話行われたスイーツフェスティバルのおかげで、今日もキラキラパティスリーには沢山の客が集っていました。
さらに、プリキュアの事も話題になっていました。
「ムフフ・・・。カッコ可愛いとか・・・。」
いちかは嬉しさのあまり、自分がプリキュアだと言おうとしますが・・・、
「言っちゃダメでしょ!」
「何で?」
「注目されるの恥ずかしいです!」
「周りの人を危険に巻き込むかも。」
「面倒くさい。」
「そ、そっか・・・。」
筋の通った理由を言っているのがあきらしかいねぇ。「注目されるのが恥ずかしい」って、こんなに沢山のお客さんがいて、何を今更って思うのですが。(笑)
それに「面倒くさい」って、まあ確かにそうなんだけど、そんな単純な理由を挙げるのは、年上キャラとしてどうなのよ? まあ、ゆかりらしいからいいか。(笑)
そんな中、仮面の男は、街中で評判のいちかの名を聞いて、何かを試そうとしていました。
~ Aパート ~
その翌日、学校の屋上にて、いちかは、店の忙しさから疲れを感じていました。
「眠い・・・。宇佐美いちかは眠いですぞ・・・。」
そう感じた直後、いちかは、ある男子生徒を目にしました。
「初めまして。宇佐美いちかさん。」
それから少しして、その男子生徒は、いちかのクラスへの転校生として紹介されました。彼の名は「黒樹(くろき) リオ」。
休み時間中、彼は、多くの女子からの人気を集めていました。
いちかはリオに聞きたい事があるため、リオに話そうとしますが、他の女子生徒に抜け駆け禁止だと注意されます。
直後、他の女子生徒が、リオのカッコよさに見とれて、本を落とします。すぐに、リオは本を拾い上げ・・・、
「気を付けて。」
「あ、ありが・・・、」
「おっちょこちょい。」
この行動に、リオへの人気はますます高まります。
「何じゃこりゃ・・・。」
まったくもって同意見です。(笑)
ちくしょう、私なんかが同じ事をやったら逮捕事案になりそうな事をさらっとやりやがって・・・。いちかに、プリキュアに変身して彼を成敗してもらいたい気分でいっぱいです。(笑)
陰では、そんなリオをやっかむ男子生徒達がいました。
あれま、こんな所に私が。おかしいな、私、出演依頼受けてないんですが。(素直に、「同志がいた」って言えよ(笑))
その後、体育の授業で、男子はサッカーをやっていました。
リオは、ボールを奪われるも、すぐに華麗なジャンプでボールを奪い返しました。
直後、ボールを奪われた男子生徒は転びそうになりますが、リオが支えました。
「ご、ごめん・・・。」
「何で謝るんだよ?」
「お互い真剣にならなきゃ、ゲームは熱くならない。ほら、来いよ!」
「おーし!」
これには、男子生徒達も高評価。
昼休み、いちかが屋上に来ると、リオがいました。
いちかはリオに、どうして自分の事を知っているのかを聞きました。
「うーん・・・。すごく知ってるような・・・、まだ全然知らないような・・・。どっちだろう?」
「ちょっと、近い近い!」
「確かなのは・・・。」
「もっと君の事を知りたいと思ってる。」
「いちか・・・。」
直後、別の女子生徒がやって来て、一緒に昼食を食べようとリオを誘い、リオはついて行きました。
「な、何・・・。今の・・・。」
それからしばらくして、学校が終わり、店を営むいちか達。そこに、これまでに出てきた悪い妖精達がやって来ました。
ガミー達は、これまでにやらかした事を謝罪しました。
そして、真実を話します。
ガミー達は、最初から悪に染まっていた訳ではありません。平和に楽しく暮らしていました。
また、もっと強くなりたい、大きくなりたい、綺麗になりたいなど、様々な夢も持っていました。
しかし、ある日・・・、
「もっともっと強くなりたいだろ? 人間達が作るスイーツからキラキラルを奪えば、もっと強くなれる。」
そして、このベルトを手にしたガミーは・・・、
そのベルトを着けた妖精達は、抱えていた気持ちが大きくなり、暴れたくなって、悪事を働く羽目になったようです。
「悪い事をして、本当に済まねえ! この通りだ!」
その後、いちか達は、スイーツを差し出しました。いちかは、皆でスイーツを食べれば楽しいと言うものの、ガミー達は、スイーツを食べる事に疑問を感じています。
とりあえず、一口いただくガミー達。すると・・・、
「う、うめえ・・・。」
「心を込めてスイーツを作る。そのスイーツを食べれば、みんなが笑顔になる。」
「まるで・・・、伝説のパティシエ、プリキュアのようジャバ・・・。」
「みんなが笑顔に・・・。」
しかし、そんな中、仮面の男が、スイーツを食べた男性に迫り、何かをしました。そして、男性の叫び声が。
~ Bパート ~
この出来事は怪事件として、クラスに広まりました。それならプリキュアが黙っていないという話を聞いたいちかは、慌てて、スイーツのアイディアが書かれたノートを落としてしまいます。
すぐに、リオが拾い上げました。
「お店で出すの?」
「うむ。新スイーツのひらめきの山は、なかなか高く険しく、くせも・・・、」
「あ・・・。私、キラパティでスイーツ作ってるって話したっけ?」
「聞かなくても知ってる。有名人。」
直後、ある女子生徒が店の新スイーツのアイディアを持ってきました。
後に明かされますが、女子生徒の名は「りさ」。本編では明かされませんでしたが、名字は「神楽坂」。
いちかは採用します。そして、りさとリオを誘いました。
しばらくして、2人は店に来ました。ひまりとあおいは、リオが来た事に驚きます。
そして、キッチンに案内しました。そんな中、ゆかりはリオを見て、険しい表情。
という事で、カップケーキを作る事になりました。
しかし、りさとリオは、作る気がありません。りさは不器用で、リオはスイーツを作るのが苦手だとか。
「え? リオ君、スイーツ作った事あるの?」
「あ・・・。昔ね・・・。」
リオは、りさは塾があるのだから、さっさと作ろうと促し、調理スタート。
あとは、クリームを作るだけですが、これが難しいもの。少しして、リオは・・・、
「最初は、ボウルの側面を叩くように左右に泡立ててみて。」
「え?」
そう言われたいちかは、そのようにやってみます。
その後も・・・、
「固まってきたら、大きく底から楕円を描くように泡立てて、空気を含ませる。そうすれば、ふんわりとしたクリームができる。」
「できた! いつもよりふんわりと!」
「あ・・・。」
「ありがとう! リオ君のアドバイスのおかげ!」
りさがリオに、お菓子作りは苦手なんじゃないかと聞くと、リオは一般常識だと答え、仕上げに取り掛かるよう促します。
いちかは、ケーキにたっぷりクリームを乗せて、あるものを思い浮かべました。
そして、できたのは「ヒツジカップケーキ」。
リオは、いちかが作ったスイーツから沢山のキラキラルがあふれているのを確認しました。
それからしばらくして、辺りは夕方となり、りさとリオは、一緒に店を出ました。
りさは、いますぐカップケーキを食べたいものの、これから塾があるし、夕食も食べられなくなるからと我慢します。ですが、リオは、一緒に食べようとささやきます。
「だって、食べたいんでしょ?」
「え・・・。1個くらい・・・、いいかな・・・。」
その後、公園のベンチでカップケーキをいただくりさ。りさは、あまりの美味しさに笑顔になります。
「リオ君は食べないの?」
「オレはいいんだ。もっと・・・、美味しいものを・・・、今から味わうから。」
そして・・・、
ちょうどその時、いちかは、誰かの叫び声が聞こえたと店を出ました。
「予想通り、スイーツを食べた人の心の変化に応じて、キラキラルは増殖する。そして・・・、やっぱり宇佐美いちかの作るスイーツは別格だ。」
そして・・・、
その直後、いちか達は、公園に到着。ベンチでうずくまるりさと、その近くにいる怪しい人物を目にします。
いちか達は、すぐさまプリキュアに変身します。
仮面の男は、心からちょっとキラキラルをいただいだだけだと言います。そして、実験に付き合ってもらおうとも。
「キラキラルよ、闇に染まれ! ノワールデコレーション!」
「やはり、すごいパワーだ・・・。早速試させてもらうよ!」
その後、ホイップと1対1に。ホイップは、剣の柄を見て、相手がガミー達を操っていた黒幕だと感じます。
「ハハッ。黒幕か。いい響きだね。オレの名前はジュリオ。憶えてもいいよ!」
「ジュリオ。いい名前ね。」
その後、ジュリオは、マカロン、ジェラート、ショコラと1対1で戦い、打ち破っていきます。
カスタードは、ジュリオの拘束に成功。そこをホイップが攻撃しますが、すぐに、拘束を破り、反撃。ホイップとカスタードにダメージを与えます。
ですが、ホイップは、怯まずにジュリオと戦います。
「どうして・・・、どうして平気で酷い事するの!?」
「酷い事? オレはただ、実験をしているだけだ! 人の中のキラキラルのパワーを知りたいんだ!」
「この前の戦いでキミ達がしたようにね! 面白いだろ!」
「全然・・・、面白くないよ!」
「スイーツは、もっと温かくて、幸せなものなの!」
「スイーツが幸せ・・・? ふさけるな!」
「オレは、スイーツなんか・・・、大っ嫌いなんだよ!」
ホイップに迫る強大な闇の波動。ホイップは、ヒツジカップケーキを作っていた時のリオのアドバイスを思い出しました。
そして、楕円を描くようにして、キャンディロッドを動かします。
「キラキラキラル! ホイップデコレーション!」
その後、闇の波動と相殺しました。すぐに、ワンダフルアラモードを放ちます。
ジュリオは、持っていた剣を手放して回避。りさは目覚め、ジュリオはプリキュアの力を認めて撤退します。
翌日、リオは、カップケーキ作りの時に教えたアドバイスが、戦いに応用されていた事に戸惑いを感じていました。
「宇佐美いちか。君がプリキュア・・・。」
その後、リオを見たいちかは、リオにあいさつ。
「おはよう! リオ君!」
「おはよう。いちか。」
今回は、これで終了です。
次回:「ムリムリ! ひまり、まさかのデビュー!」
いちか、ひまり、あおいの3人がいちご坂商店街でおしゃべりしていると、突然、青果店の店主から声をかけられました。
3人は、いちご坂商店街を紹介するPR動画への出演を依頼します。しかも、店主の目に止まったのは、夢中でスイーツの話をしていたひまり。
そんな訳で、ひまりはリポーターに大抜擢されるものの、引っ込み思案ゆえ、商店街を歩く人になかなか声をかけられません。いちご坂商店街のPR動画は、一体どうなるのか?
【まとめ】
ガミー達を操っていた仮面の男「ジュリオ」が、いちかのクラスメイト「黒樹 リオ」として、いちか達に近付きました。
さて、「黒樹 リオ」としていちかに近付いたジュリオですが、名字の「クロキ」を「黒樹」としたのは、なかなか面白いと思いましたね。
普通、「クロキ」という名字は、漢字にすると「黒木」を思い浮かべ、漢字変換候補にも「黒樹」は出てきません。
ですが、「樹」は「ジュ」と読みますよね。これに名の「リオ」をくっつけると「ジュリオ」。
なかなか考えてますよね。このネーミングセンスに拍手を送りたいものです。もしかしたら、大半の読者は気付いているのかもしれませんが・・・。(汗)
また、名前に関連する事では、バトル中に、マカロンがジュリオの名前を聞いて、「いい名前ね」と反応したのも気になるところ。
ゆかりはリオを見て険しい表情を浮かべていたあたり、何となく不穏な雰囲気を感じた事でしょう。ゆかりは察しの良い子である事も考えると、もしかしたら、ジュリオ = リオである事も薄々感付いているかもしれませんね。
どちらの名前にも「リオ」が入ってる事、もしくは、先程述べた、「樹」を「ジュ」と呼んで「リオ」にくっつけて「ジュリオ」と読める事に気付いて、「いい名前ね」と言った可能性がありそうです。
ただ、ジュリオとの因縁は6月7月まで続くんじゃないかと思うと、ここで正体を察してしまっては、ストーリーの流れとしては良くないでしょう。キャンディロッドも出たばかりですし。
「いい名前ね」と言っていたのは、リオの事は関係なく、単に「ジュリオ」という名前から良い響きを感じただけなのかもしれませんね。このように色々考えさせるあたり、ミステリアスクールなゆかりらしさを感じます。
さて、ジュリオは、スイーツが嫌いとの事でしたが、その主張に筋が通っていないのが気になりますね。
本当にスイーツが嫌いなら、カップケーキ作りの現場になんか行ったところで何の得もないでしょう。キラキラルだけが目当てなら、りさが店を出たところを狙えばいいだけの話ですし。
なのに、いちかにアドバイスをして、しかも、ハイタッチまで交わしたのであれば、とても、スイーツが嫌いとは言えないでしょう。特に、ハイタッチについては、スイーツを作った時の喜びを知っていて無意識的に出たもののように思いますね。
スイーツが嫌いだと言っているのは、何か訳があるのでしょう。ジュリオも、ガミー達のように、何者かに操られて、悪事に染まるようになったのかもしれません。
おそらく、スイーツに関して何か不幸な出来事を負い、そこを付け込まれたんじゃないかと思いますね。「ハピネスチャージ」で、ブルーと失恋したミラージュがラスボス・レッドに付け込まれ、「愛は幻」と考えるようになったのと同じようなものでしょう。
果たして、真実は?
とまあ、ジュリオの事ばかり長々と述べましたが、ガミー達がいちか達に謝っていたところも、かなり印象に残ったシーンでした。特に、メイン視聴層の女児達には、今話の大事なポイントのように思いました。
悪気はないのに、ふとした事で、お父さんお母さん、もしくは、友達に迷惑をかける事は多々あるでしょう。だけど、話しかけづらいと黙っていては、気まずい雰囲気が漂ったまま無為に時が過ぎていくだけで、何の解決にもなりません。
だからこそ、勇気を持って謝るのって大事ですよね。ガミー達のように土下座までする事はありませんが、「ごめんなさい」の一言が言えれば十分でしょう。
もちろん、謝られた側も、ちゃんと相手を許す寛容性も大切で、それも今話で示されていたと思います。
勇気を振り絞って謝ったのに、許さないと言ってしまっては、相手の勇気を踏みにじる事になってしまい、対人関係の悪化に繋がって、友達も減ってしまうでしょう。そうならないためにも、相手を許す事は大切ですよね。
ただ相手を許すだけでなく、その後、一緒に遊んだりなどすれば、より良い関係を築けるでしょう。今話ではスイーツを食べ合って笑顔を取り戻す事が描かれており、今作らしい良い解決法だと感じました。
ジュリオについても、今後、改心する展開が訪れると思われ、ジュリオがどう謝って、5人がどう許すかが描かれる事でしょう。
とはいえ、それは、まだまだ先の事でしょうね。とりあえずは、目の前に1話に集中して、プリキュアの活躍のみならず、ジュリオの変化にも目を配っていきたいと思います。
コメント、ありがとうございます!
私は、深夜アニメにあまり興味がないですので、プリキュアが深夜アニメに負けない作品に仕上がっていると言われても、よく分からないですね。
プリキュアと深夜アニメとでは、メイン視聴層が異なっているゆえ、ノリも違いますので、それぞれ良さがあって面白いと言った方が正しいのかな、と私は思います。
今作の声優については、有名子役として名を馳せた美山加恋さん、福原遥さん、元宝塚の森なな子さんなど、有名どころを起用していますが、そこまで深い意図はないんじゃないのでしょうか。
「ハートキャッチプリキュア!」の水樹奈々さんといい、プリキュア声優は、声優としてのキャリアや知名度は度外視してキャスティングする傾向にあり、今作も例外じゃないと思いますね。
ここの感想は長文ゆえ、楽しめるのかどうか疑問に感じていますが、「楽しい」とコメントいただけると励みになります!
今後も頑張りますので、よろしくお願いします!
毎週、2人の娘と妻もこの作品を楽しんで見ています。今時のアニメは本当に展開が速く、このブログは子供への説明に本当に役立ちます!引き続きお願いいたします。
僕と妻はどちらかと言うと深夜アニメが好きな方ですが、それらに負けない作品に仕上がってますよね。やはり、現役子育て世代の両親でもすんなりと受け入れられるキャラクターの味付けはあると思います。メインの5人の年令も14歳と17歳(でしたでしょうか?)に設定しているのも面白いです。そして、親世代が見てきたアニメ作品のオマージュ的な部分も見え隠れしていますね。僕の妻が言うには、店を構えてるのはおジャ魔女どれみシリーズを思い出し、お茶会やバンドをやっているメンバーがいる、となったらけいおん!シリーズを思い出す、と言った感じです。
声優のセレクトも良いと思います。あまりマニア受けする人ではなく、俳優専業の方を選んだのはさすがです。ここら辺はディズニー作品を参考にしているのでしょうか(アナ雪やプリンセスソフィア等)。
僕が以前にこちらに書いたファミリーエンターテイメントを目指して欲しいと言う思いは実現しつつあるのかなと思います。今後とも、楽しいブログ執筆を是非お願いします!