平標山・仙ノ倉山(#557:新潟山旅1日目)2021.6.15
3時前に自宅出発、登山開始は7:40
若い子が、ペース速そうだったので道を譲ったら、急な坂ですからね、と年寄りをいたわる口調だった。自分では若いつもりなのにやはり爺さんに見られたらしい。この子とは、松出山頂上付近でまた会って、周りの山を聞こうと思ったら、山は初心者だからわからないという。里山で自信付けて今年から高い山に登ることにして、初っ端は、残雪の梶山新湯からの雨飾山に登り、雪渓を200m滑落したとのこと。なんという無謀だけど面白いヤツだ!笑ってから話が弾んだ。私も馴染みが深い村上市から来たとのこと。村上話題で盛り上がってから、私が学生時代に村上市の外れのお寺に泊めてもらった話をしたら、彼女はその寺の檀家だという。そいつはすごい。それは何かの縁だ、泊めてもらったのにお布施も何もしなかったので、ほんの僅かをお布施として届けてもらうようお願いしたら、明日は午後から仕事だから、午前中に届けますと、実に気持ちの良い子だ。お互いのスマホでツーショット取り合った。こんなこともあるんだなぁ。
順調に平標山に登頂。ここから仙ノ倉山に向かう初めての道だ。遅くまで雪が残る関係で、春の花と、夏の花が一緒に咲くとNHKでやっていた花の名所だ。ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、イワカガミ、シャクナゲ、例年より少ないと登山客が話していたが、花畑は素晴らしかった。花畑から谷川岳に向かう稜線上にある仙ノ倉山と振り返って見る平標山のなだらかな山容はこの山のハイライトだろう。仙ノ倉山から谷川岳方面が一瞬見えたが直ぐに雲に隠れてしまった。コンビニ弁当を食べ終わったらカミナリさんが鳴り出したのでさっさと戻る。年配登山者が山で抹茶を楽しんでいたのをまねて今回の山は、抹茶タイムを取り入れることにした。大福もセットで真似するはずだったが、カミナリが勢いを増して、雨も落ち始めたのに恐れをなして、慌てて飲む羽目になってしまい、大福はポケットに入れて下山。思うように行かないダサい山になった。
道の駅で車中泊だったが、暑くて眠れぬ。蚊の襲来には、以前の車中泊で買ってあった電池式虫除け器が効果発揮。
松手山の先から平標山方面