山を歩いたりさまよったり

山歩きなど記憶から消え去らないように書き留めます。

平標山・仙ノ倉山

2021-06-19 10:43:32 | 山歩き

平標山・仙ノ倉山(#557:新潟山旅1日目)2021.6.15

3時前に自宅出発、登山開始は7:40

若い子が、ペース速そうだったので道を譲ったら、急な坂ですからね、と年寄りをいたわる口調だった。自分では若いつもりなのにやはり爺さんに見られたらしい。この子とは、松出山頂上付近でまた会って、周りの山を聞こうと思ったら、山は初心者だからわからないという。里山で自信付けて今年から高い山に登ることにして、初っ端は、残雪の梶山新湯からの雨飾山に登り、雪渓を200m滑落したとのこと。なんという無謀だけど面白いヤツだ!笑ってから話が弾んだ。私も馴染みが深い村上市から来たとのこと。村上話題で盛り上がってから、私が学生時代に村上市の外れのお寺に泊めてもらった話をしたら、彼女はその寺の檀家だという。そいつはすごい。それは何かの縁だ、泊めてもらったのにお布施も何もしなかったので、ほんの僅かをお布施として届けてもらうようお願いしたら、明日は午後から仕事だから、午前中に届けますと、実に気持ちの良い子だ。お互いのスマホでツーショット取り合った。こんなこともあるんだなぁ。

順調に平標山に登頂。ここから仙ノ倉山に向かう初めての道だ。遅くまで雪が残る関係で、春の花と、夏の花が一緒に咲くとNHKでやっていた花の名所だ。ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、イワカガミ、シャクナゲ、例年より少ないと登山客が話していたが、花畑は素晴らしかった。花畑から谷川岳に向かう稜線上にある仙ノ倉山と振り返って見る平標山のなだらかな山容はこの山のハイライトだろう。仙ノ倉山から谷川岳方面が一瞬見えたが直ぐに雲に隠れてしまった。コンビニ弁当を食べ終わったらカミナリさんが鳴り出したのでさっさと戻る。年配登山者が山で抹茶を楽しんでいたのをまねて今回の山は、抹茶タイムを取り入れることにした。大福もセットで真似するはずだったが、カミナリが勢いを増して、雨も落ち始めたのに恐れをなして、慌てて飲む羽目になってしまい、大福はポケットに入れて下山。思うように行かないダサい山になった。

道の駅で車中泊だったが、暑くて眠れぬ。蚊の襲来には、以前の車中泊で買ってあった電池式虫除け器が効果発揮。

 

松手山の先から平標山方面

 
花畑(仙の倉方面)
 
鞍部付近から平標山を振り返る
 
シャクナゲも残っている
 
平標山に戻って、これからにわかに曇ってくる

浅草岳

2021-06-19 10:43:32 | 山歩き

浅草岳(#558:新潟山旅2日目)2021.6.16

浅草岳の登山口の一つネズモチ平には多分前に一度来たことがある。ここから見た山容が魅力的だったので登ってみたいと長く思っていたが、それが浅草岳だとははっきりしなかった。観光の帰りに立ち寄ったので地図から多分浅草岳だろう。私は、こんな変哲もないことで、登る山を決めることが多い。

さすがに車中泊はゆっくり休めなかった。早く目覚めたので早めに登山口に着いたら先着のご夫婦が登り始めるところだった。心強い。2日目はつらい。初日の疲れが残っている。筋肉に乳酸がたまっている感じがある。灌木に覆われた見通しのきかない歩きにくい道だ。背後に明日登る予定だった守門岳らしい山が美しく迫っている。山頂近くの分岐点からはしばらく雪渓になった。先行者の足跡を忠実にたどらせてもらった。山頂には千葉から来たというご夫婦。ご主人は新潟の100名山は全部登ったという健脚そうな方で私と同じ年だった。さて、優雅に抹茶タイムだが、大福を買い忘れた!チョコじゃ抹茶が台無しだ。

この山の魅力の一つ、ヒメサユリ情報を他の登山者からいただいて、桜ゾネ登山口に向かうコースを下り始めると直にヒメサユリがポツポツ顔を見せてくれた。貴重な花だそうなので一応写真に収めるが、ほんとのことを言うとユリ系統の花はあんまり好きじゃないのだ。下る道はまだか、まだか?と長いが、前方に見える守門岳が立派で、唯一の慰めだ。山が続くと正直雨で中止ならないかと心の中の悪魔がささやくのだが、守門岳が立派なので登り残して帰るのはあまりにも残念だなぁと思い始めた。桜ゾネ登山口からは車道歩き30分くらい。昼前には車に戻った。今晩はコロナのためしばらく会っていない姉のところに泊めてもらう。山峡のきれいな道の駅で昼食、災害でクローズアップされた山古志村の風景を楽しみながらのドライブ、ちょっと眠いがこの心地よさが山の楽しみの一つかもしれない。

振り返ると守門岳

 
頂上から奥只見方面
 
抹茶タイム
 
日本海に向かって下る
 
やっと会えた女王様