山を歩いたりさまよったり

山歩きなど記憶から消え去らないように書き留めます。

ニセコアンヌプリ、イワオヌプリ

2022-10-13 15:56:45 | 日記
ニセコアンヌプリ、イワオヌプリ
2022/9/7 #609 快晴
 
北海道、ほっかいどぉと何度も言って、何度も計画中止してきた。コロナ、メンバーの都合、宿が取れないなど理由はあるがこう何度もだと、虚言癖かと疑われかねない。そういうわけで今回は、だいぶ前から予定表に十分な空きを作って、十分な予備日を計算して行き帰りのフェリーを予約してあった。そこに台風到来、フェリー欠航が心配される中自宅を出て、新潟港に向かう。幸いフェリーは問題なく運行し、そこから本格的に予定を組んで、宿の手配にかかった。あわてて手配したので、誤予約してしまいキャンセル料を払うことになってしまった!フェリーは快適。風呂と読書でのんびり過ごす。この時間がフェリーの良さだ。さすがにデッキは暑く窓際の椅子を占拠した。宿の誤手配があって、予定変更せざるを得ず、早朝に着いた小樽からニセコに向かうことにした。
ニセコアンヌプリは一度登った羊蹄山の近くなのでなんとなく気楽に出かけたが、案外遠い。駐車場に着いても車がほとんどなく、熊スプレーしっかり装備。北海道の山を歩くと、自分はいかに整備された道に慣れてしまっていたかを思い知らされる。里山とはいえ北海道の山は疲れる。頂上は独占でのんびり自己流抹茶をたてて山の神に捧げた(つもり)。平野を挟んで対面する羊蹄山は全景は見えぬものの雲が動くと頂上外輪山の一部が見えた。登ったことがある山を眺めるのはうれしい。下山時には30人くらいとすれ違い、市民の山として親しまれているらしいことがうかがえたが、誰とも会話は出来なかった。
駐車場で倉敷ナンバーの女性に山の様子を聞かれたのをきっかけにいろいろと情報交換。彼女は北海道に来て二つもマラソン大会に参加してきたという猛者だった。フェリー欠航になったので時間つぶしに登るんだとか。あきれる。北海道にはまっている最中で名だたる山は全部登っているらしい。旦那は付いて来られないので放っておいき、一人気ままに楽しんでいるとか。こんな人に接すると、少し背筋が伸びる。ニセコアンヌプリと道路を挟んだ反対側のイワオヌプリも短時間で登れるらしいので行ってみる。隣の山なのにイワオヌプリは全く違う表情の山だった。頂上付近ははげ山だ。硫黄山の別名があるので、硫黄ガスが草木の発育を妨げているらしい。こっちは更に登山者が少ない。頂上は草木のないなだらかなはげ山の様相で周回することができた。気分のいい散歩道、だ。往復2時間弱で下山したら面白そうな温泉があり、これは入るしかないだろうと入ったが、のんびり浸かりすぎて、今晩の夕張の宿に遅れるかもしれないと心配しながらの運転となった。
 
道路を挟んでイワオヌプリ
ニセコアンヌプリ頂上
羊蹄山
イワオヌプリに向かう
頂上付近
北海道初日なので晴れやか


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