
浅草岳(#558:新潟山旅2日目)2021.6.16
浅草岳の登山口の一つネズモチ平には多分前に一度来たことがある。ここから見た山容が魅力的だったので登ってみたいと長く思っていたが、それが浅草岳だとははっきりしなかった。観光の帰りに立ち寄ったので地図から多分浅草岳だろう。私は、こんな変哲もないことで、登る山を決めることが多い。
さすがに車中泊はゆっくり休めなかった。早く目覚めたので早めに登山口に着いたら先着のご夫婦が登り始めるところだった。心強い。2日目はつらい。初日の疲れが残っている。筋肉に乳酸がたまっている感じがある。灌木に覆われた見通しのきかない歩きにくい道だ。背後に明日登る予定だった守門岳らしい山が美しく迫っている。山頂近くの分岐点からはしばらく雪渓になった。先行者の足跡を忠実にたどらせてもらった。山頂には千葉から来たというご夫婦。ご主人は新潟の100名山は全部登ったという健脚そうな方で私と同じ年だった。さて、優雅に抹茶タイムだが、大福を買い忘れた!チョコじゃ抹茶が台無しだ。
この山の魅力の一つ、ヒメサユリ情報を他の登山者からいただいて、桜ゾネ登山口に向かうコースを下り始めると直にヒメサユリがポツポツ顔を見せてくれた。貴重な花だそうなので一応写真に収めるが、ほんとのことを言うとユリ系統の花はあんまり好きじゃないのだ。下る道はまだか、まだか?と長いが、前方に見える守門岳が立派で、唯一の慰めだ。山が続くと正直雨で中止ならないかと心の中の悪魔がささやくのだが、守門岳が立派なので登り残して帰るのはあまりにも残念だなぁと思い始めた。桜ゾネ登山口からは車道歩き30分くらい。昼前には車に戻った。今晩はコロナのためしばらく会っていない姉のところに泊めてもらう。山峡のきれいな道の駅で昼食、災害でクローズアップされた山古志村の風景を楽しみながらのドライブ、ちょっと眠いがこの心地よさが山の楽しみの一つかもしれない。
振り返ると守門岳





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