興味ある人は、
NHKの聞き逃し配信から聞いてください。
間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" " 内は感想だったり私が追記したものです。
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" " 内は感想だったり私が追記したものです。
1.疫学、栄養疫学とは何か
・疫学とは。
疫病(感染症)を観察し、対策を立てる学問のこと。
・1850年代のロンドンでのこと。
病原体が発見される前の時代。
コレラ流行時に、飲み水(井戸)が原因だと突き止め、
その井戸を使用しないことで、流行を止めた。
疫学の仕事は原因追及ではなく、現実に対する対策である。
原因が分からなくても対策はできる。
"さすがイギリス。"
・医学には実験医学と疫学の2つある。
・疫学の種類。
健康状態を社会で丁寧に観察する。記述疫学。
患者の特徴と感染症の関連を調べる。分析疫学。
対策を実施する。介入研究。
・現在、病気を防ぐ、体に良いと言われる対策は、ほとんどが疫学研究で発見されている。
・感染症は、感染症疫学。
・癌は、ガン疫学。
・栄養が原因ならば、栄養疫学。
・大気汚染ならば、環境疫学。
・地中海食。
イタリア、ギリシャやスペインの食品が健康的だと言われるのは、
地中海に住んでいる人と、違うところに住んでいる人との食べ物の比較から。
・1960年ころ欧米の先進国地域では、感染症が収まり、循環器疾患(心筋梗塞)が問題になってきた。
1950年くらいから問題意識が高まってきた。
・アンセル・キース(米)は、
クレタ島では心筋梗塞が少ないらしい、フィンランドの男性では比率は10倍近く多いというデータがあった。
フィンランド、ギリシャ、米、オランダ、イタリア、ユーゴスラビア、日本で、
大規模な疫学調査を行なった結果、
飽和脂肪酸の摂取量と、心筋梗塞の発生が関係していると思われた。
(摂取量が多ければ発生が多い)
それは実験結果とほぼ合うものだった。
・↑日本も心筋梗塞が少ない地域であったので、この研究に加わった。
結果、当時の九州地域での食生活は、クレタ島並みに飽和脂肪酸が少なかった。
・↑この研究により各国では栄養学、栄養疫学(食べ物)が盛んになり、研究室、大学が作られた。
しかし、日本だけでは作られなかった。
・この後、骨折、認知症と栄養の関係が明らかになった。
・この時の地中海食の定義とは、
野菜の摂取が多い(数値はない)、
豆類が多い、
ナッツ、果物が多い、
穀類を食べる、
飽和脂肪酸の摂取量を少なくし、1価不飽和脂肪酸の摂取量を多くする、
肉を少なめに食べる、
乳製品をやや控える、
お酒をモデレート(適度に)に飲む。
この時の地中海食の定義には赤ワインと、オリーブオイルは入っていない。
・脚気。
高木兼寛、海軍軍医。
米だけと、麦交じりの飯と、どちらが脚気になりにくいか比較した結果、
麦交じりが良いことが分かった。
穀類には種類があり、それにより脚気は防止できるのではないかということが分かり、
世界に影響を与えた。
・疫学とは。
疫病(感染症)を観察し、対策を立てる学問のこと。
・1850年代のロンドンでのこと。
病原体が発見される前の時代。
コレラ流行時に、飲み水(井戸)が原因だと突き止め、
その井戸を使用しないことで、流行を止めた。
疫学の仕事は原因追及ではなく、現実に対する対策である。
原因が分からなくても対策はできる。
"さすがイギリス。"
・医学には実験医学と疫学の2つある。
・疫学の種類。
健康状態を社会で丁寧に観察する。記述疫学。
患者の特徴と感染症の関連を調べる。分析疫学。
対策を実施する。介入研究。
・現在、病気を防ぐ、体に良いと言われる対策は、ほとんどが疫学研究で発見されている。
・感染症は、感染症疫学。
・癌は、ガン疫学。
・栄養が原因ならば、栄養疫学。
・大気汚染ならば、環境疫学。
・地中海食。
イタリア、ギリシャやスペインの食品が健康的だと言われるのは、
地中海に住んでいる人と、違うところに住んでいる人との食べ物の比較から。
・1960年ころ欧米の先進国地域では、感染症が収まり、循環器疾患(心筋梗塞)が問題になってきた。
1950年くらいから問題意識が高まってきた。
・アンセル・キース(米)は、
クレタ島では心筋梗塞が少ないらしい、フィンランドの男性では比率は10倍近く多いというデータがあった。
フィンランド、ギリシャ、米、オランダ、イタリア、ユーゴスラビア、日本で、
大規模な疫学調査を行なった結果、
飽和脂肪酸の摂取量と、心筋梗塞の発生が関係していると思われた。
(摂取量が多ければ発生が多い)
それは実験結果とほぼ合うものだった。
・↑日本も心筋梗塞が少ない地域であったので、この研究に加わった。
結果、当時の九州地域での食生活は、クレタ島並みに飽和脂肪酸が少なかった。
・↑この研究により各国では栄養学、栄養疫学(食べ物)が盛んになり、研究室、大学が作られた。
しかし、日本だけでは作られなかった。
・この後、骨折、認知症と栄養の関係が明らかになった。
・この時の地中海食の定義とは、
野菜の摂取が多い(数値はない)、
豆類が多い、
ナッツ、果物が多い、
穀類を食べる、
飽和脂肪酸の摂取量を少なくし、1価不飽和脂肪酸の摂取量を多くする、
肉を少なめに食べる、
乳製品をやや控える、
お酒をモデレート(適度に)に飲む。
この時の地中海食の定義には赤ワインと、オリーブオイルは入っていない。
・脚気。
高木兼寛、海軍軍医。
米だけと、麦交じりの飯と、どちらが脚気になりにくいか比較した結果、
麦交じりが良いことが分かった。
穀類には種類があり、それにより脚気は防止できるのではないかということが分かり、
世界に影響を与えた。