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とるにたらないブログ。

食と健康をつなぐサイエンス・栄養疫学入門(3) NHKラジオ

興味ある人は、
NHKの聞き逃し配信から聞いてください。


間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" " 内は感想だったり私が追記したものです。


3.栄養健康情報はここで歪む、情報バイアスという落とし穴。

・情報が歪むこと、歪んだ情報のことを情報バイアスという。

・例として、架空のストーリー聞いた後に、質問をしてみる。

スト-リー、その①。
「ある食品Aが、ある病気の予防になるという、研究結果が世間の注目を集めた。
このニュースは、食品Aを販売していた企業の広告などで積極的に使われた。
雑誌や本、TVなどでも盛んに取り上げられた。
そして、噂は噂を呼び、雑誌や本の売り上げや、TV番組の視聴率も上がった。
その結果、全国でたくさんの人が、その食品Aを食べた。」

ストーリー、その②。
「その後、食品Aのこの病気の予防効果は、それほど大きくないことが、その後の研究で分かった。
なので実際には、食品Aを食べたことで、この病気を予防できた人は、少ししかいなかった。」

ストーリー。その③。
「別の食品Bに、この病気の予防効果があることは、以前から明らかになっていた。
しかし、世間の注目が食品Aに集中し過ぎたため、食品Bのことは世間から忘れ去られてしまい、結果としてこの病気は増えてしまった。」

質問、
1.この病気にたくさんの人が、罹患したのだが責任者は誰なのか?。

"この時点で思ったのが以下の文章。

1.ストーリー、その後になって、
実は②や③の結果も、
違うのかもしれない、
とか、研究結果が出るのかもしれない。

なので、だれの責任者なのかは、この時点では考えたくない。


2.そもそも責任者が必要なのだろうか?。
原因が何なのか?、で良いのでは?。


3.病人の数と増加率の情報がないので、なんとも言えないなあ。
あと、治りやすいのか、症状が重いかどうかも分からないし。

症状が軽くてすぐ治るものだったら、気にしないで良い気がする。

4.そこそこの重病だったとするならばの話。

責任者はいないと思う。

報道した雑誌、本、TVの取り上げ方も問題だっかもしれないが、責任はないと思う。
それを真に受けて、食品Bを忘れ去ってしまった人々は、自己責任だと思うけど、
厚労省あたりが、注意していれば良かったのかもしれないし、
現在のインターネットがある時代ならば、有識者が発信しても良かったのかもしれないが、
責任とまでは言えない気がする。

結局その人の判断なので、自己責任だと思う。

が、病気の人が増えることで、
社会の医療費負担が増えたり、その人の活動が落ちたり社会に悪影響を与えているわけだから、
やっぱり、厚労省あたりが、責任ありな気がする。

・責任者候補を挙げている。
[1].食品Aの病気予防効果を発表した研究者。
[2].そのニュースを流したマスコミや、宣伝を流した企業。
[3].食べた本人。

・[2]に関して。

↑研究資金の出何処は主に2つある。
1つ目は、公的資金。
2つ目は、私的なお金。企業など。

・↑甘い飲み物と体重変化の研究はたくさん行われている。
その結果を、資金提供者別に比較したところ、

公的資金での研究と、私的資金を使っての研究とで、
太らないという結果を出した割合は、
私的資金の研究の方が多かった。

・↑なので、できるけ公的資金を使った研究を参考にした方が良い。

・↑しかし、それでも注意は必要。
政府からの資金での研究は、政府にとって都合の良い結果が出てくる例もありうるということ。

・↑それを防ぐため、
研究を始めるにあたり、
資金を出す団体に、
「どのような結果が出ようとも、それは研究者が自由に発表できること。」
という、取り交わしをする。

・↑これをCOIと言っている。
Conflict of Interest

・↑本当に知りたいならば、
研究論文を読んで、
その最後にCOIがあるかどうかを確認する必要がある。

・[3]のことを話す。

・ここで2つ目の質問。
おススメしたい栄養上の理由、
栄養と健康から見て、控えた方が良い理由、
を挙げてください。

1.牛乳については?
"飲むのが良い理由、カルシウム"
"悪い理由、特に思い浮かばない"

2.ちりめんじゃこ?
"良いも悪いも思い浮かばない。"

・↑講師の個人的な回答は、
1も2も良いところはカルシウム。

短所は、
1は飽和脂肪酸。
心筋梗塞の危険因子だから。

2は食塩。

・↑良い点のカルシウムしか書けなかった人がいるならば、
その人は情報バイアスの犠牲者である。

良い情報だけをもらいがちである。

自分に都合の悪い情報は聞かなかったことにする。

・人は都合の良い情報を都合の良いように受け取っているのではないか。

・↑その例としての低糖質ダイエット。
結果を見て、低糖質食品を知っているのだろうか。

・↑米国で、800人の太った人で、
低糖質ダイエット(炭水化物が少ない)と、
低脂質ダイエットと、
その中間ダイエットと、
その他の、
4種類を200人に分けて実験した。

ただし、カロリーは変えない。
なので、糖質が減るということは、
タンパク質と脂質が増えるということ。

・↑単純化して、
低糖質ダイエットと、
高糖質ダイエットとの、
結果を比較してみると、

2年間のダイエットの結果、
変わらなかった。

・↑4つのグループ全部の体重が減っていた。
摂取カロリーを減らしていたから。

カロリー源は関係なかった。

世界で行われた、同様の信頼できる研究を見ると、やはり差はなかった。

・↑栄養学者から見るとあたりまえのこと。
でも、当たり前でも確認は必要、
そしてその事実は重い。

このような実験は、世界中で行われているが、日本では少ない。

・↑痩せるためには、
食べることを我慢すればよいだけと、言えるようになった。

・同じカロリーならば、同じように太る。
なのに違うと思ってしまうのは、
消費者の情報バイアスである。

・最初の質者に対して。
全員が責任者である。

"なるほど。
私は誰も責任はないと考えるたのだが、
講師は皆が責任があると考えた。

この2つは、同じことなのか違うのか?。"


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