とるにたらないブログ。

食と健康をつなぐサイエンス・栄養疫学入門(4) NHKラジオ

興味ある人は、
NHKの聞き逃し配信から聞いてください。


間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" " 内は感想だったり私が追記したものです。

4.揚げ物と、高コレステロール血症

・太りすぎると、
LDLが上がり、
HCLが下がり、
中性脂肪が上がる。

・クイズ。
太りすぎていると、コレステロールが高くなる傾向があるが、

普通ぐらいの体型で、コレステロールが高いという検査結果が出たとき、
どれを食べるのか、食べないのか?。

①.天ぷら、エビの天ぷら、タコ、ナスなど
②.牛乳
③.炒め物、野菜炒め(肉入り)
④.焼肉(牛肉)、ステーキ

回答。
控えた方が良いのは
②と④。

食べたほうが良いのは
①と③。

・高コレステロール、
(脂質異常症)には、

LDLコレステロール血症が高い
HDLコレステロール血症が低い
中性脂肪が高い

の3つがある。

・総コレステロールの主成分はLDLなので、
総コレステロールが高いときは、
ほぼLDLコレステロールが高いと考えてよい。

・LDLを上げる油と、下げる油がある。

上げる油は、飽和脂肪酸。

下げる油は、多価不飽和脂肪酸。

・飽和脂肪酸が入っている食品。
肉、特に牛肉。
牛>豚>鳥の順に多い。

とても多いのが、牛乳、乳製品。

"しかし、魚や鳥獣を食べないわけにはいかないだろう、
人間の脳の巨大化は、動物食に支えられていたという話もあったと思う。"

・多価不飽和脂肪酸が多い食べ物は、植物油。
植物油であれば、大して差はない。

・↑しかし、パーム油(ヤシ油)は飽和脂肪酸が多いので注意。
お菓子の材料、ショートニング(ケーキの材料)に使われる。

・↑栄養成分表示と原材料表示を見てほしい。
しかし、パーム油は植物油としか書いていない。

・↑植物油、パーム油、動物の油というように、
ザックリとした分類で良いと思う。

・食べ物と栄養と健康との知識は重要で、
流行などで、食べたり控えたりするべきではない。

信頼できる情報得てほしい。

"それが、分かれば苦労はしないと思う。"

・HDLコレステロールを高く保つためには、
何を食べるかとかは、考えないほうが良い。

歩く、台所での料理、洗濯物を干すなどの軽い運動、
に比べると、食べ物の効果は小さい。

・中性脂肪について。
脂肪が足りないことで起きる。
脂肪不足のカロリー不足を補うため、糖質(炭水化物)を取りすぎると、高くなる傾向がある。

・総カロリー同じで、炭水化物を減らして、
脂質を増やすと、
中性脂肪は下がってゆく。

・中性脂肪が高いという検査結果が出たら、
少しだけ糖質を減らし、
脂質を少し増やすのが良い。

全く食べないとか、極端なことは良くない。

・酒類も中性脂肪が高くなる。

・中性脂肪が高いのは、
酒類、糖質のとり過ぎが、
原因かな。

・食べ物と健康の関係は、
自分で判断するは難しいと思う。
健診で指摘されたら、管理栄養士や、看護師や、医師に聞いたほうが良い。

・トランス脂肪酸について。
話始めると、3時間くらいかかりそう。

・数年前にトランス脂肪酸が体に悪いという噂があった。

・↑多価不飽和脂肪酸と構造は似ているが、
体は多価不飽和脂肪酸として利用できない。

飽和脂肪酸に近い。

これは、実際に体に悪い。

"バターと同じ程度なのでは?とか思わなくもないけど。"

・↑なので、この10年くらいで、
世界でトランス脂肪酸を使わない食品を、
作るようになっている。

・↑トランス脂肪酸は少しだけなら、
取っても問題ない。

・↑WHOでのガイドラインでは、
全体のカロリーの1%以下に、
止めようことになった。

・↑1%を超える日本人は、極僅かだった。
女性は少し多いが、男性は極めて稀であった。

さらにそのあと、食品からトランス脂肪酸が減った。

普通の人は、気にしなくてよい。

・↑ごく一部のトランス脂肪酸を含む食品(お菓子類)を、
極端に多く食べている女性以外は気にしなくてよい。

"その食品は何だろう?。"

・トランス脂肪酸を気にするよりは、
飽和脂肪酸のほうを気にしてほしい。

多価不飽和脂肪酸を食べてほしいと。

厚生労働省のガイドラインにもある。

・今回の話は、
講師の著書の「栄養データはこう読む!」のデータを使って話した。

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