恐竜学入門(12)、9/20放送分。
学習メモの抜粋です。
間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" " 内は感想だったり私が追記したものです。
12.最新研究その4 ティラノサウルス
・ティラノサウルスは超肉食性、
ハイパーカーニボリ(Hyper Carnivory),
草食性はハービボリ(Herbivory).
・ティラノサウルスは獣脚類。
獣脚類は肉食が多い。
少数の植物食と雑食がいる。
・何を食べていたのかは歯を見ると分かる。
肉食性の恐竜の歯は、
尖っている、
鋸歯(きょし)がある。
肉食性の恐竜の鋸歯は細かい。
植物食性の恐竜にも、鋸歯はついているが大きい。
・ティラノサウルスは噛む力が、
非常に強いと言うことが分かっている。
歯1本あたり、最低でも650kgf、最大で5-6tと推定されている。
口全体だと13.2万kgf"(132t)"となる計算だが、
口全体で噛むことはなく、奥歯1-2本で噛むので、
6t程度となる。
・現生の動物の噛む力を測定し、
そこから推定する。
・ティラノサウルスは両眼視できる。
距離を測ることが出来る。
・大人のティラノサウルスの走る速度は、
50mを9秒"(20km/h)"。
・子供のティラノサウルスは、
50-60km/hで走れる。
・ティラノサウルスは、
単独で生活していたという説と、
家族で生活していて、
足の速い子供が獲物を追いかけて弱らせて、
大人がとどめを刺していたという説がある。
・ティラノサウルスは嗅覚が優れている。
隠れていても、離れていても、暗闇でも獲物を探せる。
・ティラノサウルスの、
聴覚の良し悪しは不明だが、
低い音を聞くのが得意だった。
・ティラノサウルスの耳の構造は、
首を振ったときの、
視力のブレを起きなくする機能がある。
・ティラノサウルスは羽毛が生えていたか?。
祖先のディロング、ユウティラヌスには、
羽毛の痕跡がある。
・ティラノサウルスに近い恐竜の化石には、
皮膚の構造が残っていて、
頭、首、腰、尾の根元に、
鱗があることが分かっている。
しかし、背中には鱗の跡がない。
・地域によって毛の量や生えている場所が、
違うと考える研究者が結構いる。
・ティラノサウルスの仲間で、
羽毛の進化のが研究されていて、
原始的なものは羽毛が生えていて、
大型化すると生えている面積が、
少なくなっていったのではないかと考えられている。
大型化すると慣性恒温があるから。
・羽毛の役割、
飾り、保温など。
"体の保護という点もあるのかな?。"
・小さいティラノサウルスの仲間は毛があって、
大きくなると必要なくなるのかもしれない。
・ユウティラヌス(中国)は、
寒い環境に住んでいたので、
羽毛があったのかもしれない。
・ナヌークサウルス(アラスカ)は寒かったから、
毛が生えていたと講師は考えている。
・ティラノサウルスの前足に翼が有ったかはよくわからないが、
翼の長さと手首の硬さに、
関係があることが分かっている。
翼を畳むときに、
手首の柔軟性が必要だから。
柔軟性があるほうが、
翼は長い。
・ティラノサウルスの手首は、
ほぼ曲がらない。
なので、羽があったとしても小さなものだったと、
講師は考えている。
・ミクロラプトル(ドロマエオサウルス科)、
前後の足に翼を持っている。
前足の関節には柔軟性があった。
・ティラノサウルスのエサは、
ハドロサウルス類、角竜類。
ハドロサウルス類で尾がかじられて、
治った痕がある化石がある。
ティラノサウルスはハンターだった。
"ハンターでもあった、でしょうか?
ハイエナVSライオンみたいに、
倒した獲物の奪い合いとかも、
あったのかなあと思った。"
・角竜類も食べていた。
トリケラトプスは腰の骨などに、
ティラノサウルスの噛み跡が残っている。
・ティラノサウルスは、ティラノサウルスを襲っていた。
大人になると、攻撃的になっていた。
縄張り争い、交配相手をめぐって、
争っていたという話もある。
・田中氏と講師が論文を出した。
ゴルゴサウルスの子供の化石の中に、
シチペス(オビラプトルの仲間)の、
後ろ脚の化石が2本入っていた。
子供のゴルゴサウルスは、
シチペスの足を好んで食べていたということ。
子供の時と、大人の時とで、
食べ物が変わっていた。
・ティラノサウルスがあまりに強すぎたので、
この時代、大型か小さい肉食竜はいたが、
中間の肉食竜はいなかった。
・ティラノサウルスには、
唇があるという研究がある。
歯があまりむき出しではないということ。
研究者の間ではその話は広まっていた。
"私は、唇があるのは哺乳類だけだと思ってましたよ。
骨から唇がないことが判明していて、
だから、恐竜は爬虫類に分類されてるのだろうかとも。"
・ティラノサウルスの研究がされているのは、
その時代の生態系の頂点であったから。
どうやって、生態系の頂点に登ったのかを知ることで、
生態系の変化を知ることが出来るから。
・ティラノサウルスが大型化しない時代(白亜紀中頃)では、
中型の肉食竜もいた。