夢木(Muku)小父さんの楽しい木工

ガリガリ、トントン近所の迷惑考えずに今日も楽しく楽しんでいます。

拭き漆の作品を作ったぞー!

2014-09-19 20:36:51 | 日記

今日は1日曇り空でうんざり、うるしの乾燥も風呂場だけでは1日1回しか出来なくて(涙)湿度も成り行きで黒っぽくなってしまい木の木目が出なくて悩んでいました。・・・・・・

漆を始めた頃はみなさん同じような悩みをされたようで、ブログで簡易漆風呂の作り方を見つけて早速作りました。  衣装ケース(透明の方がよい)(不用品あり)、 温湿度計(100均)(ホームセンターの1000円もする高いのより100均で見つけたのを購入)、すのこ代わりの四角い樹脂かご(高さ50mm位)を調達して、湿度加減を確認してみました。

衣装ケースに蒸しタオル(お湯をかけて絞ったもの)を広げて入れ、すのこ代わりの四角いかごを被せてその上に温湿度計を置いてふたをすること30分、温度は外気温と同じであるが湿度は80%から90%となっており十分簡易漆風呂として使えることがわかりました(笑)

その漆風呂を使って拭き漆の作品を作ったのがこれです。

   

スプーンの左はメイプルの木で作ったスプーンで右の3本はクルミで作ったスプーンです。クルミは漆を吸い込みやすく黒っぽくなっています。メイプルは吸い込みが少ないのですっきりしています。

右の写真はケヤキで作ったぐい飲みに拭き漆をしたものです。出来るだけゆっくり乾燥させたので木目を結構きれいに残せました。

拭き漆の回数は8回で2回砥ぎ(毛羽のザラザラしたのを研いできれいにする)しています。

漆塗りの木地、塗る環境、乾燥環境によって、漆塗りの濃さが変わってくるようですので、これからいろんな環境条件に挑戦して、より良い作品に仕上げていきたいと思います。

アドバイス、御意見があればよろしくお願いいたします。