ガリガリトンボは軸をギザギザに削り込む必要があり、寸法に合わせてギザギザに削るのが大変でした。ワークショップをしてほしいと依頼を受けたりしていますが、小刀を使うので危ないしアシスタントの数が必要なのと削りくずの処理など課題がありました。あるとき子供がスプリングを木切れでガラガラさせているのを見て、ガリガリトンボの軸に針金をまけばギザギザを削る代わりになるのではと思い早速やってみると、なんと上手く回るではありませんか、ついでにストローのギザギザの部分を使ってやってみましたが、振動が弱いのでわずかに回る程度でした。
そこで出来るだけ簡単に出来る方法として 割りばしの端の細くなっている部分を切り落とし、割りばしを割って端から3㎝位のところからワイヤーをまいていきます。 ワイヤーは0.5mm~1mm位のものを使います、鉄でもアルミでも銅線でも構いません。400mm位の長さを写真の様な間隔で巻いていきます(長さも間隔も適当でいいです)間隔は気にしすぎない様にします。 巻き終わったらワイヤーの端っこの部分にテープをまいて手をけがしない様にしておきます。 先端に羽をピンで取り付けたら完成です。ガリガリすると勢いよく回りだしますよ!
羽はセンターに穴が開いていることが大切です、開けた穴に芯を通してバランスを見ながら重い方を削って調整します。微妙な範囲はシールなどで調整し手もよいと思います。
風車やいろんなもので試してみてください。大きすぎると上手く回りません、大きなガリガリが必要です。