Workaholic Always No.03 2009.02.24

いろいろと仕事を誘われています.........................................

おいらは信用の出来る人でないと話は聴きません。
「聴く耳を持たない」といって貰っても良いかと思います。
調子の良い事をよくお聞きします。
口ではなんとでも言えますからね。
しかし調子のいい話にはBackboneが小さかったり説得力がない事が少なくありません。
確かに物事を行うにはある程度の犠牲というのは求められます。
これは時間的制約、金銭的制約、空間的制約を科せられるという事ですな。
「制約」は「拘束」とも置き換える事が出来るでしょうし、「資産」とも置き換える事が出来るでしょう。

仕事というのは最初は何事でも全てが－（Minus）からの出発です。
何も知らないのですから都合良くお金を貰えるという仕事はありません。
例えそうであってもMinus分を会社が被っているという事ですな。
会社に属する人であれば自費での出費を求められるという事は余りありません。
しかし個人であればこれは100％の割合で自分に降りかかってきます。
初期投資というのは誰しも求められる事ですけどね。

例えばおいらがやりたい仕事には「写真家」というものがあります。
写真家になるには機材が必要になります。
CameraやLens、記録Media、Computerなどが必要になります。
これは基本的な所ですよね。
しかしこれらを揃えるとProfessionalだと言えるでしょうか？
確かに「撮影が出来る」という事実がProfessionalになれる最低限の条件ですので言えるとば言えます。
でも構図や露出、Color Managementなどの掛け合わせによる技術というのは一朝一夕では習得できません。
蓄える為の資料や学ぶ意欲、時間などがどうしても必要になります。
これらは「初期投資」の中に含まれる事はありませんが、おいらは初期投資の中に入ると計算しています。

仕事に誘われるという事はその仕事について知る努力が必要になります。
そして知る為には上記にあげた制約が求められるんですよね。
・時間的制約というのは一人の人間の時間というのはただではありません。
・金銭的制約というのは自費で講習などを受ける必要があります。
・空間的制約というのはその空間にまで行く為には車を動かして行く必要があります。
ということはまずMinusから何事も始まる訳ですな。

人間の時間というのは無限ではありません。
一分一秒でも貴重なのです。
それを割いて用いるのはお金では買えません。

金銭というのは仕事によって得られます。
仕事を始める為には対価となる別の仕事によって得たお金を割く必要があります。

場所まで行く為には様々なFactorが関係してきます。
その時間にその場所に行かなければならないという拘束力があるんですな。
そして拘束するという事は他の事が何も出来ないと言う事でもあります。

仕事を誘うという事はこういった事を相手に求める事だという認識が低すぎる人が少なくありません。

「ただ良いから誘えばいい」

という安易な考えで相手の意向も考えずに盲目的に誘うんですな。
これって人としてマナーを欠いた行為だと思う訳ですよ。
貴重な時間、お金、移動手段などを使わせるのですから、それなりの対応というのはどうしても必要となります。
よって来て下さったのであればお礼から始めなければ失礼に当たるでしょう。
最低限の行動としてこれは行わなければならない事です。
「良いから誘ってやった（さそってあげた）」という勘違いをしている人をよく見かけます。
盲目的に良いと信じ切っている人というのはどう転んでも上から目線になっていきます。

人としての様々な貴重なモノを奪うという行為はそれ自体が罪であると言い切れるでしょう。
これは「盗み」に他なりませんからね。
そのようなことを何も考えずに行っている人というのは世の中に沢山いるような気がします。

おいらはそうであってはならない、そうなりたくないとずっと考えています。
だから綿密に調べたり、仕事として行うには十分なのだろうかと吟味し、納得してからでないと駄目だと言い聞かせています。

一人の人を動かすにはその人を良く知る努力が必要だという事も理解しておかねばならないでしょう。
これは本を読めば直ぐに解りますけどね。
まあそれは別の話ですので良いんです。

今調べている仕事があります。
確信を持って自分で納得して、他の人から対価を貰えるような人間になりたいモノですね。