伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

冬至

2008年12月21日 | Weblog
今朝も霜が降りて冷え込みました。それでも日中は18度くらいまで気温が
上がるようですね。
本日は冬至です。これからたくさんの人が来て、客殿で冬至の南瓜を料理したり、
午後から法要を行ったりで、忙しい一日になります。
と言うわけで、今朝はここで閉じさせていただきます。
今日もがんばるぞ~!

あわただしくても

2008年12月20日 | Weblog
曇り空ですね。昼間は大丈夫そうです。
もう20日になりました。あっという間に週末が来ちゃう感じです。
今日も朝から明日の冬至の縁日の準備やら、法事でいっぱいなので
法句経の一節をご紹介して閉じさせていただきます。

真理を語ること。怒らないこと。
頼まれたら少しでも助けてあげること。
この三つを実践する人は、神々の世界に行くだろう。『法句経』

イチョウ

2008年12月19日 | Weblog
今朝は冷え込みましたね。霜が降りています。晴れの一日みたいです。

師走ですね。師走の主な語源説として、師匠の僧がお経をあげるため 東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」が有力とされているそうです。
昔はお盆以外にも正月を迎える時期にも棚教(各家をまわってお経をあげること)をおこなっていたんですかね。
今はこの時期各家をまわってお経を唱えはしませんが、やはり忙しいですね。
とにかく21日の冬至の行事の準備やら様々な法事やら法話を頼まれたりと、今日もこなさなくてはいけないことがたくさんあります。
今朝の写真の境内に立つ二本のイチョウの木。どんなことにも動じることなく百年以上この境内にどっしりと根をおろしています。この寺の象徴です。
このイチョウのように何ごとにも動じない人間でありたいと思います。
今からまた出かける準備を始めなくてはいけませんので、ここで閉じさせてもらいます。忙しさに自分を失わないように、イチョウの木の如くありたいです。

本堂増築中

2008年12月18日 | Weblog
雨上がり、雲ひとつない朝です。冷え込みもなく、寒さはそれほど感じません。

本堂の増築作業は基礎までつくって、年明けから柱を立てたりという感じでいくようです。
基礎の枠が出来上がり、コンクリートを流すだけ、というところまできましたが、
こんなに大きくなるのか、とちょっと驚いています。“言いだしっぺ”は自分ですが作業をしてくれている大工さん、土建屋さん、板金屋さん、塗装屋さん等々の職人さんには本当に感謝です。だいたい、本堂の増築なんて普通行いません。たいてい建て直すのが普通です。本堂の印象を変え過ぎずに増築するほうがよっぽど面倒な作業です。ですから棟梁はかなり悩んだそうです(監督さんから聞いたところ)。実際始ったのでやり通すしかありませんが、施主はただ応援!?するだけです。
私も作業をしている皆さんに負けないよう、自分の仕事を淡々と行います。とても励みになるんですよね。今日もがんばろう!


ひとつひとつ…

2008年12月17日 | Weblog
まだ雨が降るような空模様ではありません。
昼から雨のようですね。日中は寒いようです。

冬至の寺の行事のお札書きで一日が終わってしまいます。あと二日
くらいかかるでしょうね。
そんなに筆で書くのはうまい方ではありませんので、背中がたいへんこってしまいます。すらすら書けるようであれば違うのでしょうが。

なすべきことを、なおざりにし、なすべからざることをなす。
遊びほうけて放逸(今の瞬間に気づかない)者には、
煩悩が増大する。
                   『法句経』
今なすべきことは、お札を書くこと。余計なことは考えず、体をいたわりながら
書きあげましょう。いろんな締め切りがまだあるんですよね。とりあえず、ひとつひとつかたずけていきましょ。

人生の達人

2008年12月16日 | Weblog
今朝も冷え込みました。今日はごみの日でしたので一輪車に市指定の
45ℓゴミ袋を乗せゴミ置き場にいきましたが、途中の水たまりに薄氷がはっていました。とうとう冬の朝が来たという感じがしました。

暴走する車をコントロールするように、わき上がる怒りを管理する人。
彼のことを私は御者(人生の達人)と呼ぶ。
他の人はただぼんやりと手綱(たづな)をもっているだけ。
※御者(ぎょしゃ:馬を取り扱う人)    『法句経』

「怒りを管理する人は人生の達人です」というお釈迦様の言葉があります。
日々いろんなことがあります。怒りたくなることばかりかもしれません。
それでも怒ってはいけないのです。怒りはすべてを、自分自身まで破壊してしまいます。
「こんなことぐらい~、こんなつまらないことではおこらないよ。そんなちっぽけな人間じゃないよ。」
ぐらいの気持ちを持つように私も普段気をつけています。実際回避できることもあります。完璧はありませんが。
でも、回避できた時「おっ、できたじゃん!」ぐらいの喜びを感じることができます。
今日もいろんなことがあるでしょうが、極力怒りを管理できるようにしていきたいですね。

こころを清らかに

2008年12月15日 | Weblog
霜が降りました。冷え込んだ朝です。今日も10度には届かないようですね。

どんどん時間が過ぎてゆきます。残り2週間ほどですね。
忙しいだけでの一年間であったのか、自分にとって成長があった一年間であったのか、もう見極めの時期が迫っても来ました。

人間にうまれることは難しい。また生きることも難しい。
真理を聴く機会も得難い。ブッダの出現は未曽有のこと。
               『法句経』
人間として生まれることはとても難しいと佛教では言います。
そして今、人間としてあるならば、その人生はけっして無駄に過ごしてはいけないのです。
「生まれたものの目的は、解脱することである。」とブッダは言いました。
人格の向上をめざすこと、こころを清らかにすることです。
私も縁あって仏門に入ることができました。日本で“仏門”といってもたいしたことはありませんが、
お釈迦様の教えを聴く機会を得られたのは私の人生にあってとても貴重なことは確かです。
お釈迦様の教えは価値観をかえてくれるほど素晴らしい教えです。
“こころを清らかにすること”が今年の行いの中でいくらかでも出来たのかは
私自身には判断できませんが、そうありたいですし、今後もそんな生き方をめざして行きたいです。

寒い週末はストーブ

2008年12月14日 | Weblog
冷たい雨です。今日はこんな感じですかね。

今朝は法事ラッシュと客殿のストーブの火の番でブログのアップが
遅れてしまいました。
そうこうするうちに法事が始まりますので、今朝は点火したストーブ
の写真とともに閉じさせてもらいます。
では!

同じ人間です

2008年12月13日 | Weblog
くもり空ですね。昨晩の月はよかったですね。
ちょうど地元小学校の夜間パトロールでしたが、うっすらあおい月明かり
に照らし出された夜の校舎はいつもと違う雰囲気に見えました。

ひたすら非難されるだけの者、ひたすら褒めそやされるだけの者は、
過去にもいなかったし、未来にもいないだろう。現在にもいない。
                    『法句経』
いいところもあれば、悪いところもあります。今非難されている人も
一部分をすべてのように言われているだけで、すべてがそうではありませんし、
非難している人も完璧な人格者ではありません。同じく長所と短所をもつ人間です。
人を非難することは簡単ですが、その点を発言するときはよっぽど気をつけなくてはいけません。
感情的な発言は相手にも、結局発言した本人にも何のいい効果を与えません。
あわただしい時期で落ち着いた判断をするより、瞬間的な感情的判断にまかせがちですが、
歳の締めくくり、お互いきもちよく過ごしたいですよね。

布施

2008年12月12日 | Weblog
いいお天気の朝が続いています。もみじの葉もすっかり落ちてしまいました。
だいたい境内の葉は落ち切った感じです。
落ちた葉もいいですね。敷き詰められた葉っぱのじゅうたんのようできれいです。

物惜しみする人は天界に行けない。愚か者は布施を賞賛しない。
しかし賢者は布施に随喜し、それによって彼は来世に幸福となる。
                    『法句経』
布施とは周りにいる人々、生命を助けてあげたいというこころです。それを実践していくことです。
昨日も触れましたが、できる限りの布施を実践していくことは、結局自分に帰ってきて自分を豊かにしてくれます。
助けるという行為によって自分が助けられることになります。私もそんな経験をしました。
その気持ちをいつも持ち続けていくことが大切です。
今年出来なかったと思う人いは、今年中に。
いつも布施の実践を心がけたいです。