あの頃

雲の切れ間からところどころ青空がのぞいています。6時にいろんなところで
お知らせの花火があがりました。すぐそばで上がったのは自治会の運動会の
お知らせでしょう。雨の心配がなくて主催者も安心していられますね。

「あの人はどうしているのかな」、と近頃いろんな知人のことが急に思い出されます。
この歳になると子供たちにまだ手がかかることが多いので、旧友とはなかなか会う機会が
ありません。それぞれ忙しいんでしょうが久々に会って話ができるといいな。
学生のころのくだらない話でもりあがるのもいいでしょう。きっと時間を忘れてしまいそうです。
あの頃にもどることはできませんが、あの頃の気持ちをのぞくことはできるでしょう。
ちょっと企画をたてようかな。

青空の下で

寒いですけど雲一つないいい朝です。三連休はお天気に恵まれるみたいですね。
相変わらずわたしには三連休はありませんが、“気分だけ三連休”ということで
楽しませてもらいます。

とても深刻な地域とそうでない地域。日本国内でも今年はそういう格差的なものがありますし、
いまアメリカ国内でのデモも深刻な格差社会に対する不満が噴出したためでしょう。
日本の深刻な状況に私たちは目を奪われますが、「アフリカの角」とよばれるソマリア、エチオピア、
ケニヤ、ジブチ、ウガンダでは慢性的な食糧危機にある中でも、過去60年間で最も厳しい干ばつと
ソマリアでの内戦を原因として、1300万人もの人々が餓死の危機にさらされています。
“餓死”、もっとも悲惨な死。
大震災の日本、不安定な社会に不満を募らせているアメリカ、餓死の危機
に瀕しているアフリカの人々…。ギリシャの財政危機、民主化を求める中東諸国の紛争…。
どうなっていくんでしょう…、地球は。
青空の下でなぜかこんなことを考える朝です。

逆でいきましょ

気持ちのいい朝です。風がなく静かですが、頭上の雲が西から東へと流れています。
・
怒りには、怒らないことによって勝てる。
悪事には、善い行為で勝てる。
物惜しみには、分かち合うことによって勝てる。
真実によって、虚言の人に勝てる。
　　　　　　　　　　　　　　　『法句経』
すべて逆を行くことなんですね。ふだんの思考の逆です。怒りは怒りで返しちゃいますもんね。
ず～っと、前から知っているこの句ですが、実践ができたことはほとんどないかもしれません。
ホント難しい。無常を知らなければ実践できないですかね。やっぱり難しい…。

どんな秋の境内

けっこう降りましたね。今はほんのすこ～し小さな雨粒が落ちています。
今日は24度くらいまで気温があがるようです。本格的秋はもうちょっと先みたいですね。
それでも少しずつ葉の色が変わってきています。震災で境内にあった石塔類６基が無くなり、
お経塚と呼んでいたとてもいい感じの建屋も無くなってしまい、いつもと違う境内で
どんな秋になるのか、すこし不安もあります。いつものとても落ち着いた境内の紅葉の秋
を感じられるのか、それとも少し物足りない、味わいのない紅葉になるのか…。
今年の様子を見て少しずつ手を加えて行くしかないですね。それも楽しみにしてしまえば
いいことです。理想に近づけてゆく努力をおこたらないことなんでしょうね。
これからが楽しみです。

饅頭ドライブ

今は曇り空ですが、これから降るようですね。
昨日は本当にいいお天気でした。午前中片づけをした後、ひさびさに
気分転換にドライブに行きました。金砂郷から御前山、そして美和と移動しながら
食事や景色をながめ、すっかり観光しちゃいました。清流那珂川は普段よりずいぶん
川幅がありましたが、水はきれいで、色も美しかったです。つがいの白鷺（さぎ）が仲良く
飛んでいる姿に見とれました。きれいな川面と青い空、白い雲。それだけで十分いい時間を
いただけました。いそがしい毎日から、ちょっと場所を変えただけで、こんなに気持ちいいなんて。
川辺で食べた蒸かしたての御前山まんじゅうがホントおいしかったですよ。

今年の秋は

薄い掛け布団ではもうだめですね。今朝は10度を切ったようです。急速に秋が深まって行く
みたいです。
秋が好きなわたくしですが、今年の秋はいつもと違う感じがします。どこか不安定な感じがしています。
震災の年だからでしょうか、それとも本来物事すべてが不安定なことにあらためて気づかされたからでしょうか。
当たり前の日常はありえなく、当たり前の秋もないんですよね。“無常”だからこそ感謝の気持ちを
もつことができます。“今”に感謝できるか、できないか…。すべては自分次第ですね。

“～つ・な・ぐ～”こと

秋らしくなってきました。今朝は昨日のにぎやかさが嘘のような静かな朝です。
「復興支援コンサート～つ・な・ぐVOL.4～」は無事開催し、盛会の中に終了いたしました。
始まり頃はポツポツとこまかな雨が落ちてきて、とても心配しましたが終わりころには日がさして
きて、穏やかな一日でした。
来てくださった皆さんもよくこのイベントの趣旨を理解して楽しんでいらっしゃるのが、司会をしていて
もわかるようになってきました。お笑いの石黒サンペイさんの芸には境内は笑いでつつまれ、久保田姉妹による
バイオリン・チェロ・ピアノの演奏にはしんみりと、とてもやさしい空気につつまれ、水戸大成女子高校吹奏楽部
の皆さんのはじけるような明るい演奏には、境内はいっぱいの喜びがあふれました。
またしても主催者は、たくさんの喜びをいただきました。感謝です。皆さんありがとうございました。

震災で多くのものが失われ、悲しみに暮れている被災者の皆さんに対し出来ることは個人個人ではわずかかもしれません。
でも、協力し合って、いつまでも見守らせていただく気持ちを失うことなくしていくのが、私たちの役目だとおもいます。
今後も“～つ・な・ぐ～”が途切れることのないようにしてゆきたい…、それが私どもの寺の気持ちです。