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@2018村上博行

【安楽死】 誰も声を上げない。。。それはタブー。。。しかし世界は。。。

2018-10-09 09:04:14 | 日記
つい最近のことだが1通のメールが届いた。

内容はたった

「日本で安楽死できるところはないか」

というものであった。

私は日本では安楽死ができず、スイスでは可能であり、そう言った記事をリンクして返信した。

その後、数回のメールのやり取りをしたが、氏名も携帯電話番号も記してあったので、最後に電話をしてみることにした。

私は何故に安楽死を望むのかを聞いたところ

「幸福感がないので。。。」

と答えた。

実にリアルである。どういうバックグラウンドがあるのかは聞かなかったが、絶望か、又は生きる意味を失ったのであろう。

私はこれまでNPOギヴアンドギヴのホームページで安楽死を提唱してきた。

安楽死は憲法上の権利

である。

日本医師会とのやり取りも記載されているが、最後には担当者との電話のやり取りになった。つまり、日本医師会は「緩和ケア」を充実させることによって、この問題を捉えているというのである。

確かに人生の終末期に、病気で苦痛に悩まされて「緩和ケア」に頼らざるを得ないのが現状である。せいぜい「尊厳死」くらいがオチである。

日本には「尊厳死協会」という団体がある。電話をすれば「リビングウィル」に関する案内書を送ってくれるが、そもそもこの団体の最初の名称は「日本安楽死協会」だった。いつのまにか「尊厳死協会」にすり替わってしまった。どういう経緯があったのかは不明である。

このこともってしても、日本では「安楽死」はタブーであることが窺える。

では「安楽死」をなきものとする圧力団体は誰なのか。自殺というキーワードで調べて見れば分かる。

そのひとつは「宗教」である。

キリスト教では、人間は神の創造物であって、自殺は神への反逆となるというもの。

仏教では、これまで魚であれ虫であれ殺傷したものは地獄に落ちてゆくというもの。

私は無神論者であるから、馬鹿馬鹿しいにも程がある。しかしながら国民が無意識のうちにあらゆる「自殺」については否定的であることを否めない。

さてその次である。私のホームページで日本医師会とのやり取りを読んだ方、日本医師会の回答がどれほど説得力のないものであったかが分かるだろう。

読者の皆様にお考え頂きたいのは、「安楽死」が可能になったら、どこに不利益が生じるか、である。答えは簡単である。医療の儲けがなくなるからである。

日本医師会を頂点とする製薬会社、検査機器会社、動物実験大学、その委託業者。。。これらが利益を失うことを怖れているのである。

つまり国自体が個の意思に反して、主に病人たちから搾取しているのである。

「安楽死」で早く死なれては困るのである。延命治療こそ医療の利益を生むのである。

さらに「マスメディア」である。

「安楽死」のことをライターが書いたら、編集部長に即刻削除されると思う。

マスメディアでもこの医療利益団体にメスを入れられないのである。

権力がモノを言うのである。

政治家や芸能人のことを面白、可笑しくあげつらうマスメディでさえタブーなのである。

そもそも国としてタブーなのである。

かたや死に近づき、苦痛を訴える病人の親族はは、少なくとも安らかに眠って欲しいという素朴な思いがある。しかし、それを医師に言ったところで、「病院は死の医療ではない」と言われて、医師の権力には逆らえない。

だから、医師は、自分がのたうち回る苦しみを実体験していないからこそ言える言葉である。(証人)

医師は苦しみ慣れ、死に慣れしているから、介護している人の心を斟酌できない。(証人)

したがって、誰も「安楽死」を表だって言う人はいなくなる。

こういう実態を一般的に「圧政」という。

最後に

安楽死は憲法上の権利

を読まれた方々には分かると思いますが、今やアメリカの州さえも「安楽死」を認めて始めている。新しい潮流が生まれようとしている。

記事「日本会議」にも書いたように、日本の政治の潮流は自主憲法制定、又は憲法改正である。どう考えても日本には「安楽死」を考える余地はないと思う。

世界から取り残されていく日本の「安楽死」。

60過ぎの私と同年代の方々には、中学の国語の授業で習った「高瀬舟」(森鴎外)をもう一度、思い出して欲しい。

さらにウィディペキアの

生命倫理学

自己決定権

を参考にされたい。

最後になりますが、この記事に限り、異論があれば対等に実名でコメントを頂きたい。

※ 賛成の方はハンドルネームで構いません。

※ 大切な患者様は死なせない! 世界の医療業界が安楽死に大反対するワケ(livedoorNEWS)

はっこう

安楽死を遂げるまで
クリエーター情報なし
小学館


私はこの本で安楽死を認めてほしい
クリエーター情報なし
星雲社