有機無農薬野菜作り40年目、密植、混植、時期ずらしで自給率アップ

有機無農薬菜園で指導したり地元の新聞に野菜作りの記事も書いてきたが、そこでは表現できないものも自由に書いていく。

自在耕作菜園、密植、混植

2024-01-11 22:02:42 | 日記

今は約30組の会員がいる菜園の世話人代表として、有機無農薬野菜栽培をしている。菜園の広さは約800坪、基準の区画は20坪(4m×16.5m)で私自身は2区画、40坪を耕作。一時は毎回7-80cm以上掘り、残渣を深く埋め米ぬかを振って高畝を作る作業を続けていたが、将来の体力下降時に備えて3年前から不耕起栽培に取り組んだ。栽培中に低くなる畝に畝間の土をあげて元の形に戻すだけで、残渣や堆肥(バーク堆肥と生ごみ堆肥)は畝間に置き、分解した頃に上に上がるというサイクルだった。不耕起にしても収穫は特別問題なく、おかげで昨年の暑い夏も楽に乗り切れた。10月末にサツマイモを掘った翌日、腰に張りが出て体力の衰えを感じたが、気持ち良く感じられた。今年は今ある体力の維持のため不耕起にこだわらず自在耕作に取り組むことにした。基本は不耕起だが残渣が多くなった時は根菜類の跡などを深く掘って埋める。温床作りなど必要な時は掘る。今年の温床は50㎝ほど掘って、ワラ15束を3層に並べ、間に残渣、堆肥類、米ぬかを挟み、上に土をかけて作った。3日目には土の表面は25度を超えるようになったので、もう少ししたら透明ビニール敷いて上にセルトレイやポットを並べ、ビニールトンネルをかけて、夏野菜の種を播くことにする。下にもビニールを敷くのは発酵ガスが苗に触れないようにして、温度だけを上げる目的だ。地元の新聞に家庭菜園関係のコラムを持って4年ほど記事を書いているが、自分自身の取り組みも変わっていくためネタは尽きない。自家採種の種採り法も、ソラマメの発芽法、しょうが種の保存なども変わってきた。栽培計画の立て方も変わってきたので随時紹介していく予定。