「消費増税」「新コロナウイルスの蔓延」の下、経済活動は沈滞し、企業や民間、個人は苦境に喘いでいます。それを知ってか知らずか、横目で見てか見ずか、富田林市行政も議会も「我が道をゆく」を決め込んでいます。
その姿勢を疑問に感じ、4月14日市長宛てに質問書を提出しました。
原文を掲載します。
武漢発新コロナウイルスが世界的に蔓延し、日本では4月7日から5月6日までの1か月間
「緊急事態」が安倍首相により宣言せられました。
感染増加を防ぐ優先措置であるものの、影響は多方面に亘ることは自明です。経済的な損
失は言うに及ばず、企業や生活者個人へのダメージは破壊的で甚大です。国家レベルで疫病
対策や経済復興政策は当然為されるでしょうが、地方自治体においては、中小企業や個人生
活に密着した対策が求められます。その中心的な役割は市町村の役所が負うことになります。
過去10数年日本各地は様々な災害に見舞われております。地震、津波、台風、そして今
疫病、今後世界的な食糧危機など繰り返し災害に襲われることが予想されております。富田
林市も例外なく深刻な事態に見舞われることは想定しておく必要があります。
さてそのような状況下、富田林市の市政の方向性が見えません。いくつかの疑問点を具体
的に取り上げますので、どのように検討されているかお答え下さい。
(1) 全国的な経済活動の縮小により、我が国のGDPは相当落ち込むことが確実視されてお
ります。富田林の市税収入の相当な減少も自明です。一般会計の収入面は、毎年自主財
源は減少し依存財源頼っております。他方義務的支出は毎年増加し、支出の多くを占め、
非常時や地域経済に使える財源は年々減少しております。
(ア) このような財政状況で例年並みの予算組みを続けて、大幅な市税収入の減少をどのよ
うに補おうとしているのでしょうか?
(イ) 市庁舎の耐震改築に数十億の予算をどのように調達する予定でしょうか?
(ウ) 再配置計画に基づく公共施設・設備の老朽化対応の予算はどのように捻出する予定で
しょうか?
(2) 行政は最悪を想定すべきで、武漢発新コロナウイルスがさらに蔓延し非常事態が続き、
さらに世界的パンデミックの様相を呈した場合、地方行政として感染者への対応、病院
への対応、中小企業や個人事業主への対応、学童教育への対応に財源と職員のマンパワ
ーが要求されます。財源やマンパワーの不足をどのように補う予定でしょうか?
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