すろー音楽らいふ

2人の孫に囲まれた、ゆる〜い
ばーばの音楽生活です

パニック障害と共に四半世紀14

2018-12-14 18:00:06 | パニック話
関越道のチェーン規制をかいくぐり
水戸から ウクレレ友達のKちゃんが
遊びに来てくれた
しかし 案の定…
水戸に帰る日の朝 湯沢の高速は
「スタットレス装着」と なっている

あぁ…
Kちゃん、しばらく帰れないかなぁ…
と、思っていたが
その日の内に ラインが入った

「今、福島の磐梯山に居る」って…

群馬経由は断念して
福島経由の高速で 帰る途中だった
「遠回りに なっちゃうけど
喜多方ラーメン食べれた〜」…って…

パニック障害の私にとって
彼女は憧れの存在だ
自由に 何でも乗れて
何処へでも 行く…

「今までの経験上
何とかならなかった事は
ないからね」…と 言ってた
その代わり色々な情報を集めてから
行動するのだが…

磐梯山…と聞いて
昔 パニック状態が収まっていた時に
家族で行った あの雄大な山の
景色が 頭の中に広がった

なんか 私もKちゃんと一緒に
旅をしている感じだ
あの山を越えて 向こうに
行きたいなぁ…

あの海を飛び越して
見た事のない景色を
見てみたいなぁ…

一瞬
「行けるかも!」って思えた
「過呼吸が起きたら
おさまるまで待てば いいじゃない!」
…なんて いつになく強気

「いつか新潟空港から
ピーチに乗って 旅をするんだ〜!」😍

パニック障害と共に四半世紀13

2018-11-19 18:00:29 | パニック話
こないだ 旦那とドライブに
行った時の事
与板から海沿いに抜ける
トンネルがあるのだが
そのトンネルに入るなり
突然ナビが
「トンネルの長さは800メートルです」
…って めっちゃ明るい声で言った
こないだ車を入れ替えたばかりで
前のナビは トンネルの長さなんて
いちいちアナウンスしなかったのに…

トンネルで何回も パニック発作を
起こしてる私は
800メートル…😶
800メートルって?
長いんだっけ…?
でも ココら辺には そんな
長いトンネルは 無かったはず…
頭の中は 800メートルが
ぐるぐる 回る
800メートルを考えてるウチに
何故か 800メートルが
「8キロ」にっ!!
パニックモードに なると
正常な思考回路が遮断される
突然 8キロに切り替わった
トンネルが 私に牙を向く!
8キロ⁈
8キロは…
長っ!😨
そうして やっぱり

く…く、苦しい!😣

耐えきれず 運転中の旦那に
「どうしよう…過呼吸が…
薬、飲んでないのに トンネル…」
私が苦しんでるのに
旦那は「はあっ!( ゚д゚)って感じ
そこに
前方から 光が…
まっ暗いトンネルが 光に包まれてゆく…
そして

抜けた…

何故?
もう? 8キロなのに?
過呼吸は 光を見た途端
あの苦しみがウソの様に 収まったが…
頭ん中は まだパニクってる

そして冷静になって 考えてみたら
「800メートルは8キロでは
・・・
なかった」

ガビーン!😱

私ゃ あの光を見た時
「もう お迎えが来たのか」と
思いましたよ

アホやな…
ぐすん…😢

パニック障害と共に四半世紀12

2018-10-02 18:00:29 | パニック話
数年前に 旦那が携帯を 用水路に
落として 失くした事があった
「今日は 携帯無いから連絡つかねーぞ」
…と言われた瞬間
どどどどどぅー…と
何処からともなく 押し寄せる不安
それが 恐怖に変わっていく
私は そのままパニック発作を起こした
その後も 旦那が携帯を 失くしたり
忘れたりする度に パニックを繰り返し
旦那と連絡が取れない=パニックが
私の脳みそにインプットされた
これが予期不安の完成形

ところが昨夜、事件は起こった
「明日は 携帯繋がらねーぞ」…と旦那
事情を聞くと
仕事の現場が 山奥で携帯の電波が
繋がってない所だと言うのだ
緊急時にだけ衛星電話を使うらしい
なので私用電話は 不可
途端に 目の前は真っ暗
予期不安の波に 押し潰される
旦那に 誰かと替わって貰えないかと
頼んでも
「我慢しろ」の一点張り

バイトから帰っても眠れないまま
朝が やって来た
ダメ元で 旦那に また頼んみる
やっぱり ダメ
当たり前なのは 分かっている
分かっていても 崖っぷちに立たされて
今にも落ちそうな この恐怖に
薬を飲んだとしても 耐える自信がない
私の しつこさに業を煮やし
旦那が上司に電話した
「自分で説明して頼め」…と旦那に
言われ
上司に、涙ながらに お願いをした
かなり驚いた様子だったが
了解してくれた

あちこちに迷惑を掛けて
また 旦那に肩身の狭い思いを させる
「ただのワガママ」…と
言われてしまえば それまでだ
苦手な環境は 日常生活の中でも
沢山あって 常に恐怖と戦っている
でも「コレは どうしても無理」ってのがあったりする
それを理解してくれない人もいるし
理解してくれる人もいる
こんなボロボロの私だけど
それでも
生きてく
樹木希林 いわく
「おごらず 他人と比べず 面白がって
平気に生きていけばいい」

パニック障害と共に四半世紀11

2018-07-30 18:50:19 | パニック話
2年前、孫ちゃん達と 新潟の
マリンピアに 行った時
パニック発作を 起こした

水槽だらけの密室
薄暗い 照明
出入り口が 不明瞭
階をまたぐ 複雑な順路
水族館…
パニックを起こしやすい環境ではある

そして 一昨日
孫ちゃん達と 直江津へ行った際
ついに やってきました
この日が…
6月にリニューアルオープンした
水族館「うみがたり」に入る事に…

さあ!
5月の関越トンネル、サファリパークに
続き 薬「アルプラゾラム0.4mg」の
効果を 試す時が やってきましたっ!
薬を飲んでから30分後
「うみがたり」に 入館
館内は 冷房が入ってるというのに
少し歩くと汗が出る程の熱気
リニューアルオープンしたばかりで
家族連れで ひしめき合っていた
そんな所に入っただけで
パニックが 起きそうなのに…
突然 ひなのちゃんが
「ばーば 抱っこ〜」
うう…T_T
自分が 前に進めるかも
怪しい状態なのに 孫ちゃんを抱き上げ
順路に従い 片道しかない
細いエスカレーターに 乗ってしまった
多分 この時点では まだ完全に
薬は 効いていない
不安に押しつぶされそうになりながら
エレベーターを登り切ると
そこは 海と一体化したような空間に出た

イルカショーの会場
人いきれの中、なんとか場所を
見つけて 孫ちゃん達を座らせた

イルカショーが始まったが そこは
余りにも人が多いので
私は お隣の デッカい水槽の前に逃れた
そこに泳いでたのは
二頭の白イルカ…
呼んだら 目の前に来てくれて
ずっと一緒に いてくれた
その おかげか不安も動悸も
だいぶ薄らいだ気がしていた

やがてショーは終わり、人々と一緒に
またまた順路に従い 得体の知れない
暗闇の中へ…
そこで また あの声が…
「ばーば おんぶ〜」
・・・
「はいよー…」(^_^;)
ひなのちゃんを おんぶして
幅3メートル程の 出口の見えない
トンネル状の暗闇へ進む
両方の壁には 大小の水槽があり
様々な お魚達が 私達を出迎えてくれる
かなり長ーい その螺旋状のスロープを
降り切ると そこは
ペンギンゾーンっ!
外に出て至近距離で ペンギンを
観る事も出来る
その後も 多少 危なさそうな場所が
あったが 薬が効いていたので
久々の水族館を 満喫出来ました

水族館を出ると 目の前に
広がる 直江津の海…
「お疲れさん、良かったね」って
言ってくれてる様であった

そこで またまた この子の声…
「ばーばぁ」
・・・
今度は なんだいっ?(⌒▽⌒)

パニック障害と共に四半世紀10

2018-07-25 20:00:07 | パニック話
今日は パニック姉と「喫茶ぽっぽ」にて
ランチ
パニック姉妹で オムライスセットを
食べながら パニック発作話に
花を咲かせた
それにしても 姉妹で同じ病気だと
全く「悲壮感」ってモンがないね
2人共 パニックとの 付き合いも
長ーいし…
病気は同じなんだけど
お互いに パニックを起こす状況が
同じかったり 違ったり…

パニック障害に なっちゃったもんは
もう仕方ないけど
「出来ない事が 多くて 不便」
…って
結局 コレよ
パニック姉妹は それで 困っているのだ
体の具合が悪くて動けないワケじゃ
無いんだけど
小学生でも 出来る事が
出来なかったりする

私なんか ひどいもんですよ
「ちょっと急いで
階段を上った時 息がきれた」
…こんな経験 誰でもあると思います
だけど その時私は たまたま過呼吸に
なって そのままパニック発作を
起こした
それが 原因で
その後 5年間 息がきれない速さで
階段を 登らなくてはならなくなって
しまったんです
何故かって言うと
息がきれたら パニック発作を
起こすようになったから…
パニック障害じゃない人は
そんな事には なりません

「息がキレないように生活する」って
結構 大変ですよ
普通は そんな事 意識もしないと
思いますが
ゴミ捨てに行くのも 息がキレない様に
うっかり 走っちゃいけない
階段なんて 以外と7段位上ると
息がキレ始めるし…

それを何年も かかって治すという
めんどくさい作業がいるんです
少しずつ 少しずつ 薄紙を剥ぐように
毎日毎日 慎重に 挑戦する
そうして 何年か後に
「今日は10m走って見よう」
じゃあ 次は…って
これくらいって…
それを 何年か繰り返し
「こんな 息がキレてもパニック発作は
もう 起きないんだよ」って
頭に記憶させて 恐怖を消し去らなければ
ならない

また その過程の中でも色々と
おかしな事も 起きますし
まあ 普通じゃあ考えられない
経験を余儀なくされるので
パニック歴 うん10年の姉妹だと
パニック話に 花が咲いちゃうワクです
アレも出来ない
コレも乗れない
行きたいトコにも行けない
ナイナイ尽くしですが
希望は失わず 地平線の彼方まで
でっかい夢を追いかけて行きたいと
思います!