
数年前、同僚の勧められ、御朱印帳を入手、ときどき御朱印をいただきに参拝をした。トレイルランニングをしていると、神社の近くを通りかかる。御朱印帳を持って走れば、これは一挙両得だなと思っていたが、あんまり集まっていない。
なんらかの感情移入がないと、興味が湧かないのは当然だが、そもそも由来も知らずに、初詣や御朱印集めをしているのは不信心だなと、後ろめたさもあった。
それで取っ掛かりに本書を手にした。
御利益云々というよりも、知らずにいることの不遜さをなんとかしたかった。
で、読んでわかったかというと、そう簡単な話ではない。文庫本の情報量でまかなえるほど浅い歴史ではないのである。古事記、日本書紀を読む必要を感じた。
いまさらながら、知らないことが多すぎる。スマホなんかいじってる暇はない、と改めて反省した。
私は自分が何かの宗教に帰依しているという意識はない。しかし最近、祈ることの真摯さを、自分に課すべきなのではないかと思い始めている。
感謝すること。顧慮すること。無心になること。自然を、霊を、神を感じること。そういう時間を持ちたい。
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