ブックオフの格安大型本コーナーで見つけた。『遠野物語』は読んだが、地元の民話についてきちんと活字で読んでみたかったのだ。
556ページに及ぶ分厚さに躊躇して、自分の先祖が住んでいたであろう地域の民話だけを拾い読みしていた。けれど意外に面白く、次から次へとページを繰っていくことができ、結局はすべて読んでいた。
幼い日に聞いた古い秋田弁が懐かしい。また、横手平野がかつて一面の湖であったという逸話には驚いた。口承的に、父方の実家で語り継がれる伝説と合致しているからだ。
横手とはだいぶ離れた場所にもそういう言い伝えがあるとすれば、余程大きな湖だったのか、地震などで各地の湖が干上がったのか。いずれにせよ面白い発見だった。他に文献があるかどうか探してみたい。
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