世の中の人の大半はむずかしい事柄をむずかしい言葉で説明しようとする。
最初は自分もわからなかったむずかしい言葉が自分の中でこなれていって理解が出来るようになり何回も使っているうちに他人もそれが理解出来るという錯覚におちいる。
その結果、相手に伝わる言葉を選ぶプロセスを省略してしまい、むずかしい言葉を使ったほうが簡単に自分の意見を言えるため、そうなってしまうのだ。
ほんとに伝えたいと思うならわかりやすさが重要
子供になにかを伝えたいときに言葉だけではなかな難しい。
しかし絵や音(音楽)を使うとその伝達力は凄まじい。
子供に絵を描いてとせがまれたら母親は絵の自信がなくても描いてあげるべきです。
上手い下手は関係なく視覚によるコミュニケーションの伝達力を利用しましょう。
絵の下手な人はよく横顔が書けないとか走っているなどの動作が書けないと言いますがそんなものは気にしなくてもいいんです。
丸を描いて手足をつければ格好はつきますし、それについて説明すれば十分伝わります。
わかりやすさという点では漫画は最高
漫画家ちばてつや氏は戦争中、空襲で外へ出れなかった弟たちのためにお話を作ってあげていました。
ただお話を作って聞かせていただけでは弟たちは飽きてしまうので絵をかいて吹き出しをつけて漫画にして作っていました。
弟たちはその漫画に夢中になりその事を話題にして色々な話をして空襲のつらさを忘れる事が出来たそうです。
手塚治虫は学校の教師になる人は漫画が描けると絶対役に立つと言っています。
学校の連絡事項でも教師や生徒の似顔絵を使えば子供達は興味を持って見るでしょう。
教室の授業も先生なりの解釈で教科書の図や地図などを漫画にして見せられれば、みんな喜んで授業を受けます。
ちょっと抵抗のある生物の解剖図などでも漫画にしてしてしまえば親しみも湧きます。
ちゃんとした作品をかくわけではないので、短時間でさっと描ける必要はあります。
うまくなくても映像として入る情報に対する理解度は抜群なのです。
プロじゃなくていい
今の会社の面接で絵や漫画が書けます、曲が作れます、と言った場合どれだけ評価されるでしょうか。
まったく評価はされないでしょう。
しかし実際にプレゼンで絵や漫画が書けます、曲が作れます、という才能は非常に役に立ちます。
映像や音によるプレゼンテーションが効果的なのは誰でもわかっています。
しかし、そういったプレゼンテーションの場合、プロに頼むが普通です。
ですのでちょっとしたアイデア段階、初期の段階では使えません。
でも社員で絵や漫画が書けます、曲が作れます、という才能を持つものがいて、たとえそれがレベルの低いものであっても、その伝達力はすばらしいものがあります。
文章の才能のある社員の書いたテキストより何倍もの効果を発揮するでしょう。
最終段階でプロに頼むだけではなく、初期段階でも社員による映像・音によるプレゼンを重視した方がいいのです。
経営者・管理職にとってそういった才能を見つけて利用することは重要だと思うのです。
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