ナポレオンといえば誰でも知らない人はいないでしょう。
ヨーロッパ全域に君臨して今もなおフランスでは絶大な人気を誇っています。
ヨーロッパ全土で戦ったナポレオンの事を研究すれば、それはヨーロッパの歴史について学ぶ事が出来ると言って過言ではないでしょう。
とくにナポレオンの戦略や組織に対する考え方は現代の経営や事業においても大いに役立つとわたしは考えています。
ちょっと歴史的背景を思い出してみましょう。
1789年前後に起こったフランス革命はブルボン王朝を打ち倒した市民革命です。
そしてナポレオンが皇帝になったのは1804年。
つまり革命の後に市民によって選ばれたとてもカリスマ性のある人物であるのがわかります。
この革命の直後の混乱したフランスに色々な国が攻め込んできます。
これに連戦連勝したのがナポレオンの指揮する軍隊だけだったので、その人気はおおきなものになりました。
それまでの儀式を重んじる貴族の戦いであったフランス軍に対してナポレオンの指揮する軍隊は近代的な戦術を使い合理的に戦いました。
その卓越した戦略は現代でも十分に通用すると言われています。
ナポレオンがワーテルローの戦いで敗れセントヘレナ島へ島流しになったあとフランスでは再び王政が復活しましたがうまく統治出来たとは言えませんでした。
この頃イギリスで伝書バトを使っていち早くナポレオンの敗退を知ったロスチャイルド家が暴落した国債を買い叩いて莫大な富を築いたのは有名な話です。
ナポレオンは結局負けてしまったのですが、現代の経営者からすると、その戦い方から戦略論やリーダーシップ論をたくさん発見できるようです。
ナポレオンは独裁政治のイメージですが、会社を経営するものからすると学ぶべき事が多いのです。
ワンマン経営者はけっして悪くなく、スティーブジョブズ、孫正義などを見ればわかるように強烈なリーダーシップは会社を牽引する原動力になっています。
多くの王や皇帝は世襲によって続いてきました。
現代に置き換えれば二代目、三代目社長というイメージです。
しかしナポレオンはただの一将校からの成り上がり、今でいえばベンチャー企業を一人で立ち上げて一部上場どころか世界的な企業にまで成長させたようなものです。
自分で会社を立ち上げたりプロジェクトを立ち上げる人間からすると、ナポレオンの戦略は多いに学ぶべきなのです。
歴史には興味がないからという人も「歴史」という観点からでなくそこにある戦略・システムに目を向けて取り入れられるものは利用した方がいいという事です。
歴史ものを読むという感覚でなくナポレオンの戦略や組織に対する考え方を現代の自分に生かすという観点で見てみましょう。
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