日本梨は『幸水』や『豊水』などの赤梨系と『二十世紀』や『かおり』などの青梨系に分かれます
『幸水(こうすい)』を基準に比較して作りました。
赤梨系では、おなじみの『幸水』が早生種の中でも最も早く7月ごろから出回ります。果汁が多く、果肉が緻密(ちみつ)です。
『豊水(ほうすい)』はやや大きめで甘みと酸味のバランスに優れています。
大きくて圧巻なのが『新高(にいたか)』で、軽く1kgを超えるものも珍しくないですが、味は上品でみずみずしさが感じられます。
晩生の『あきづき』は大ぶりの実で果肉のきめが細かく、やさしい食感、甘み多めに感じられます。
青梨系では、『二十世紀』が知られています。果肉は白く、みずみずしさでは梨の中でもトップクラスです。
比較的珍しい『かおり』は『香梨』と書くように、香りが抜群に良い品種です。シャキっとした歯触りと、爽やかな甘みが口に広がります
買ってすぐ食べるのが最もおいしいですが、保存するなら、洗わずにペーパータオルでくるんでからラップで包み、ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
これで10日ぐらいはみずみずしさとシャリシャリ感が保てます。
品種によっても日持ちがするもの、しないものがあります。
『幸水』や『豊水』はあまり日持ちしません。
収穫時期が晩秋に近い晩生の『新興(しんこう)』や『新雪梨(しんせつなし)』などは日持ちが良く年を越せるほどなので、冬でも楽しめる品種です。