703 ~NAOMI’s Room~

「言葉」について。

今一番楽しみにしている
満島さん出演の「若者たち」が特集されていることもあり
久しぶりに『Tokyo graffiti』を買った。

今月号のテーマは「若者たち2014 心に響く大切な言葉」。

「若者たち」の主要キャスト8人と、
今を生きる若者たちに、「心に響く大切な言葉」を聞くというもの。


今大注目の若手俳優たちの「言葉」は、
役者ならではの柔軟で繊細な感性が知れたようで、
とてもおもしろかった。

ちなみに満島さんの「言葉」は、
【ひかりあれー】。

本名も役名も「ひかり」ということで、
名前に関する言葉を大切に感じているそうだ。



その他、若者たちのそれぞれの「言葉」は、
どれもその人の背景や人柄が見えるようで、
共感できたり、感化されたり、
どれも素敵なもので、涙が出たりした。

読みながら、つねに考えていたのは、


では、私の「言葉」は何なのか、ということ。


満島さんも、“昔から文字や言葉好き”と言われていて、
そこは、私も本当にそうだし、
色んなところでそう言ってきたような気がする。


けれど今、もし「心に響く大切な言葉は?」って聞かれたら、
私はパッと言葉がでてこない。


自分の格言とかモットーとか、
常に感じながら生きている人ってすごいなと感じた。

同時に、私は言葉に関わる仕事をして、
言葉に人よりは触れているというのに
その「言葉」がない、出てこないというのは、
もしかして、あまり良くないことなのか、と不安になったりする。



その「言葉」は、誰かに言われたものだったり、
どこかで見たものだったり、l感じたものだったり。

出会い方は人それぞれ違うけど、
みんな、その「言葉」が心に響いたという記憶があり、
忘れられなかったんだろうな。

私には、正直、そんな一つの「言葉」は現在ない。
この先、出会うことはあるのかな。



もしかすると、「言葉」だからこそ
一つを挙げることは難しいのかな。
例えば、好きな本や映画の「一番」はすぐに言えるのに。

とても感覚的で、人柄が出るような「言葉」だからこそ
難しいのかもしれない。
これって、「言葉」を意識しすぎなのかな。

すなわち、自分を意識し過ぎなのかな。


「若者たち」の出演者の一人である蒼井優さんは、
【労働者のプロであれ】という言葉を挙げていた。

自分の仕事は何か?と聞かれた時に、
「表現者」と答えるようなダサイ女優ではなく、
最下層の仕事だと思えるような女優でありたい、と答えている。

例えば、私の場合、このインタビューを読んで、
私もそうなりたい、と思う気持ちもあれば、
それでも、表現者だと主張する女優さんがいてもダサイとは思わない。
むしろ格好良いと思う。

曖昧なのかな。
人にはそれぞれ考えや感じ方がある。


そう考えれば、私の考えは、
瑛太さんが挙げた【いろんな人がいるんだよ】と
似ているのかもしれない。

だけど私の「言葉」は、
これではないような気がする。

やっぱり答えは出てこない。



自分が今まで生きてきた過程で出会った
さまざまな言葉。

ひょっとして、こうしてブログを綴っている瞬間や、
これまでのブログで綴った言葉の中に、
それはあるのかもしれない。

けれど、やっぱり一つに絞ることは非常に難しい。

その時その時で、その「言葉」は違うのかもしれない。

それで、良いのかもしれない。
きっと、それで、良いんだろう。


深すぎて、わからない。
涙がでてくる。




それでも、私は
言葉が好きで、信じている。
涙が出るほど、素敵だと思う。


満島さんは、言葉は音が伴うことで、
その良さや魅力が完成すると言っていた。

そういう感じ方もあるんだな。

私の場合は、どちらかと言えば、
音よりも、綴られた言葉の方が好きかもしれない。

ある本を読んだ時に、
綴られた言葉に込められた気持ちや感覚に
魅力を感じた。

あの時の感覚は忘れられないし、
今もそれは変わってないと思う。


その人の人間性が出る
綴られた言葉が好きだ。




私の「言葉」。
いつか出会えるのかな、

それとも死ぬまで、
今と同じ様な感覚のままなのかな。




どうなるかは分からないけど、
これまで通り、真摯に言葉と向き合って
触れていけたらいいな。







今日の言葉。
「出会っても出会わなくても変わらない言葉への想い。」

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