監督: ニキ・カーロ
製作: ヘレン・バック・バートレット 、ナナ・グリーンウォルド 、ダグ・クレイボーン 、
脚本: マイケル・サイツマン
撮影: クリス・メンゲス
音楽: グスターボ・サンタオラヤ
出演: シャーリーズ・セロン、トーマス・カーティス、エル・ピーターソン、フランシス・マクドーマンド、・・・
大好きなシャーリーズ・セロン主演。彼女が30歳の時の作品。
アカデミー賞と、ゴールデングローブ賞で、主演女優賞ノミネートを受けている。
女性鉱山労働者になったシングルマザーが、男性社会の中で耐え難いセクハラを受け、
一人で立ち上がるまでを、実話に基づいて描いた感動作。
「モンスター」から2年、「トリコロールに燃えて」から1年後とは思えない程、
ストイックに鍛え上げられた、美しい彼女が観られる。
簡単なストーリーはこんな感じ。
ある日ジョージー(シャーリーズ)は、夫からの暴力から逃れるため、シングルマザーになる。
なんとか一人で2人の子供を養うために、
給料が良い鉱山労働者として、男社会に混ざって働くことに。
でも、そこはやっぱり男社会。
体力的な苦しさはまだしも、毎日毎日言葉や言動でのセクハラを受け続け、
精神的に苦しすぎる現実。
金銭的には潤っても、ストレスから、愛する子供と衝突したり、
親友にも暴言を浴びせ、毎日がうまくいかず疲れ果てていた。
ある日のガマンならない出来事から、とうとう彼女は訴える。
女性の権利を全く尊重しない、醜すぎる暗黒社会を。
でも、勝訴に最低限必要な証言者が一人もいない。
互いをかばい合って、嘘の供述ばかりする男性労働者、
同じ様に苦しんでいる女性労働者でさえ、仕打ちを恐れて迷惑がり、全く協力しない。
裁判官は、「3人の同意者を集めれば認める」と。
彼女の暗い過去の問題も絡み、
少しずつ人間の「良心」「真実への同意」というものが働きだす。
一人、彼女の親友が勇気を出して同意をし、
一人、また一人と立ち上がる。
最後は、法廷所の中の全員が、同意を示して立ち上がっていた。
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危険を顧みずに立ち上がるということは、怖い。難しい。
どんなに苦しくても、さらに悪くなることばかり恐れて、
安全を維持する方を選んでしまう気持ちは、とてもよく分かる。
現状を打ち壊す行動をとる人は、目の敵にされがち。
それはどんな年齢でも、どんな世界でも言えることだと思う。
正しいと思っていても、実はすごいなって畏敬の念を抱いていても、
特異なことをする人は善くも悪くも注目される。
現実的を好む。
これは人間の性なのか。。
非現実的な事件を沢山経験して歳をとりたい。
できれば良い方の非現実的で。
映画の一言。
「正直とは実は一番難しい感情」
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ちゃい
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