2日連続で2作の映画を観た。
何を観ようかな、と悩んでいた時に、
ふと準新作の棚で気になった作品。
『ある夜のできごと』2010年/日本
監督/脚本: 鈴木聖史
出演:秦秀明、松尾敏伸、内山信二、高部あい、田村愛…
鈴木聖史監督の長編デビュー作。
東京で小さな雑貨店を営む30代前半の男性が、
知り合いの通夜をきっかけに7年ぶりに地元に帰り、
当時の飲み仲間と久しぶりに飲みにいく話。
でも当然7年という歳月の間に
みんな少しずつ状況は変わっていて、
昔のように、「ただ楽しく飲む」という流れにはならない。
どこか険悪なムードだったり、お互いを意識したり。
みんないい大人になった。
それそれが知らない場所で、さまざまな悩みを抱えて生きている。
当たり前。なのかもしれない。
私も最近、考えていた。
飲み仲間って、確かに楽しい。本当に楽しい。
自分が年々大人になっていることを忘れて、
子供だった頃の感覚に戻って騒いだりバカなことしたりしてハメを外せる。
みんな、仕事の時の自分とは違う、本来の自分でいられる。
こういう仲間ってすごく大切だしステキだと思う。
ずっと定期的に集まって、笑っていたい。
でも現実は、そうはいかない。
たぶん、数年後には、仲間の誰かは母親になってる。
数人は、関西から離れているだろう。
会いたくても、なかなか集まれない環境になっているだろう。
これって寂しいけれど、当たり前のこと。
でも、自分は、まだその環境にいく準備ができていない。
離れても心はひとつ。
そう思っていても、そうはならないかもしれない。
でもそうでありたい。
10代~20代に、同じ時間を過ごした記憶は、
お互いにこれからもずっと残っていく。
今の自分に響く映画だった。
映画の一言。
「連れ」。
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