宮城県内の加盟作業所21カ所のうち、まだ連絡がとれていない3カ所のうちの1カ所作業所(女川町)に、救援物資を持って向かっていただきました。海岸から100メートル以内に位置していたため、建物は全壊。残念ながらお一人がお亡くなりになっています。理事長は、現在石巻市内のアパートに戻っているそうです。他の2カ所についても、確認していただけるとのことです。
【福島】
昨日、福島の希望の杜福祉会からファックスが入りました。
楢葉町より避難してきたグループホーム利用者及び単身の利用者10名、いわき市内のグループホーム利用者11名、計21名の利用者を一カ所で支援しているそうです。
○日本障害者協議会(JD)
「東北地方・太平洋沖地震」関連情報センターを設置(3月19日)しました。
必要な情報を集中し、わかりやすい情報提供を行っていくことにしています。近く、加盟団体による代表者会議を開催することにしています。
東日本大震災 震災報道、子供の心理に影響 親が声かけ、不安取り去る工夫
産経新聞 3月20日(日)7時57分配信
東日本大震災を受け、被災地の状況が連日絶え間なく、テレビに映し出されている。報道として重要だが、幼児には心理的な悪影響が出始めているという。専門家は「災害から命の尊さを学べるのは小学3、4年になってから」と注意を呼びかけている。
「もともと元気に遊んでいたのに、震災後の月曜日(14日)から先生のそばを離れなくなった子、1人でトイレに行けなくなった子や、ジャングルジムが唐黷ネいか心配する子がいる。安心させるような対応を心がけている」
認定こども園「あいゆう園」(茨城県龍ケ崎市)の大越和美主任は震災以降、園児たちの心の変化に気付き始めているという。
筑波大学大学院の徳田克己教授(子供支援学)も「小学1年のわが子が不安定でよく泣くようになった、という母親から話を聞くと、地震の浮ウを言い聞かせ、テレビの映像もよく見せていた」。
こうした子供たちの異変に対し、徳田教授は「多くの親は深く考えないまま、子供と一緒に災害のニュースを見て、『死んだら会えないんだよ』などと話しかけたりする。震災を通じて幼いうちから命の大切さを教えなければ、というのは勘違いで、恐浮セけを抱かせてしまう」と強調する。
平成7年の阪神大震災後、徳田教授のグループがニュース映像を見た幼児を調査したところ、被災地ではないのに、多くの子供に夜泣きや不登園の傾向が出た。
中には夜驚(やきょう)症(睡眠から突然起きて叫ぶなど浮ェる症状)、爪をかむ、チックなどの神経症状が強く、治療が必要な子供もいたという。
幼児がいる場合の災害情報の接し方として徳田教授は、悲惨な映像をなるべく見せない▽親がテレビを見る時には近くにいて、「ママ(パパ)がいるから大丈夫」などと声をかける▽災害と死を結びつけたり、死んだら会えないといった話をしたりしない▽枕元に子供の宝物を置いて安心させる≠ネどを挙げる。
徳田教授は「幼児は恐浮エじても、地震の時に正しく対処できるわけではなく、悪影響の方が大きい。不安を取り去るよう工夫してほしい」とアピールしている。(草下健夫)
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