vitamin bass "B3"

ベース、時々釣り・メタル

2020/07/27 なぜこの家に住むことになったのか。私怨を綴る。

2020-07-27 10:19:00 | 日記
今日は私とストレスアウトレットとして書くので冒頭の日記表記は割愛。

5年ぶり3回目の川越市での生活が始まり3ヶ月が過ぎた。夫婦の共通認識として違約の発生する12ヶ月以内の退去はないがそれ以上住むこともない、という考えにある。

なぜこの家に引っ越すことになったのか。
思い起こせば何度でも腸煮えくり返す。記憶から消すための動作、何処かに書き起こすことにする。

昔はアナログの日記帳だったのがいまはウェブ。その違いだけだ。思い出してムカつくことは思い出す必要がない(覚えておく必要はない、と頭に誤認させる)ように書き出すのが私のanger managementの基本。晴らさでおくべきか内容なら読み返せばいい。そうでなければ封印するだけ。


2020年1月。横浜の国際釣り博に向かう車の中でラジオが中国大陸で新型の伝染病が発見された旨を伝えた。Mr.Boy Scoutの異名をもつ私はリスクは最大まで想定して80%に備え、50%が実際に起こるものとして行動することにしている。2段階の想定外までは対応できる主義だ。物資的な想定は1段階までだが対策的思考は2段階目まで先行させてある。これは平時の仕事の姿勢でも同じ。

この伝染病は必ず日本に入ってくると思っていた。Sars/Mars並みの警戒がmaxレベル、日本国内の対応は季節性インフルエンザより少し上と予想した。季節性インフルエンザ程度だとしてもマスクの品薄は確実に起こると思い花粉症シーズンの分だけその日のうちに買っておくことにした。

最悪のシナリオは経済活動の制限。各会社が独自にテレワークを促す程度だと予想していた。経済停止が実際に起こるとはあの時は思わなかったな。


元々法人営業部門のマネージャで裁量労働で働いている私はフリーアドレスだった。採用時点でそれを前提に勤めていたので都内で環境とアクセスと広さのバランスが取れるマンションに住んでいた。在宅勤務比率を上げれば何の問題もない、と考えていた。

1月末に小売部門の責任者からヘルプ要請を受けて港区で2週間小売対応を行った。そこで3桁の武漢からの団体観光客とコンタクトする、ということになる。

ウーファンからの入国制限、中国からの制限…となり政府も高熱4日で検査、潜伏期間は2週間と言い出した。私は2月の半月を完全在宅・蟄居することにした。

2週間の間に横浜港が騒々しくなった。
アジアに警戒し無警戒だった欧州からCVD19が入った…と世間はざわついた。
私の営業部門は全員在宅勤務、客先訪問は最低限という指針を取った。
街から一足が減り始め売上が下がり始める。

3月に東京都が土日の外出自粛要請を出す。小売業で土日の売上が要であることは分かっており業績の大幅悪化は起こると理解した。

会社は私に対して営業部門の解体を言い出した。部門を解体することと、全員小売部門と兼務させることが伝えられリストラが並行して行われていることとマネージャを解任し人件費を下げる目的であることは露骨に分かった。

給与体系表の存在しない会社であり下げ幅は経営のさじ加減次第。結果として20%の減俸となった。

不愉快なのは部門解体後も同一業務についたことだ。給与基準のない会社で20%下げはアウトじゃない?
しかるべき場所に持っていけば大問題にできるよ?そう思っていても私が社内でも高級取りの1人である自覚はあるし経営のヤバさは理解しており甘受することにした。

20%が可処分所得の何%に相当するかが重要だ。海外で都市封鎖が始まる様を見て日本も休業になる可能性が高い、所得40%ダウンは間違いなく起こる、と理解して私は転居を決意する。3月上旬の話だ。

テレワーク中心なので客先への訪問を全てPMにすれば郊外に住んでも何の問題ない、と考えて埼玉県南部で家を探した。
クレイジーな物価と住みやすさは重々承知なエリアだ。

当初はその時点住んでいた物件と同スペックで10kmほど都内に近いエリア。マンションは防音でテレワークのための執務室も確保できる。家賃は25%下げられる計算で何の不満もない、むしろ理想の物件であった。私は仮契約を済ませて現マンションの解約も進めた。

予想外が起きたのが保証人。事前口頭で了承を取っていたのにまさかの署名しない発言をしてきた。親も歳で思考がまずくなってきているのは常々感じてはいたがここで炸裂したか…と絶句した。

結局折り合わずこの物件を見送った。退去日は確定しておりそれまでに家を探すことに迫られた。

数件見たのち滑り止めにしていた物件が今の住まいだ。駅徒歩50分弱。築44年。家賃は元から比較して50%ダウン。

その後会社は経営危機を理由に追加減俸を一方的に言い放った。当初転居予定物件と今の物件の家賃は3万円差。この3万円差は追加減俸のバッファになったが怪我の巧妙とも思わないことにしている。それなら別のところを切り詰めてでも当初予定の物件が良かった。


転居一式に30万円程かかった。
元の物件でも38万円の予定だったので金銭的に問題ないのに転居を阻まれるという屈辱を受けた。


入居後に絶えず見つかる不具合、住環境として最低レベルであること、追加設備投資などで当初入居物件より多く支出しているのが現実だ。夫婦とも大小軽重持病はあり、関係で病院徒歩圏内の転居を続けてきたが初めて無病院エリアに住んでしまった。不自由過ぎる。

テレワークをするのにレーザープリンタを買った。無断熱の家では在宅勤務は難しいと壁断熱工事をしてエアコンも手配した。


会社は私に小売部門への異動を要求した。


…殺してやろうか?



都内のターミナル駅までの通勤時間は以前20分でいま60分。在宅勤務だから都内までの距離は関係ない、としてここまで下がったんだぞ?
在宅勤務のためにボロ賃貸の一部屋をフル改装した。小売部門に異動だと?プリンタも買ったしFAXも用意した。


会社は前職比120%の給与で私を引き抜き、裁量労働を提示した。それを前職比85%に減俸。在宅勤務までなくなり住みにくく通勤しにくい家から小売の終業の遅いシフトに押し込んだ。

なんの怨嗟もないと思っているのかしら?それなら死んでもらったほうがいいわ、くらいに思っている。

株主会社とは株主のために利益を上げる事はもちろん、CSがありESもある。CSRの視点も必要だ。身の保身だけになった雇われ経営者は早々に退場してもらうほうが前述全てのためになると思う。


私の堪忍袋の緒は切れているが堪忍袋自体は手で押さえている。会社はあまり気にしなかったようだが髪を最長20cm切り落としたのは会社へのカウントダウンの表示。

髪が元の長さになるまでに待遇が変わらなければ即辞める、と。実は入社時の履歴書の写真からマイナス8cmに仕上がっているんだよな。警告は2段階なんだが気づいてるかな。


こういうメッセージに気付かない人間は経営はもとより大小問わずマネジメントは無理よ。


思い返すとこの一年公私で耐え難き屈辱を受けてきた。思い出して憤慨することは不健康なので一度ここでリセットする事にした。

ただ会社への怨みは消すつもりはない。
私が最大の減俸を受けているが多かれ少なかれすべての従業員が引責しない経営者により不遇を受け続けていることは紛れもない事実なのだから会社二番手にいた人間の務めはkill the lord.その一つかと思っている。

刺し違えになるだろうなぁ。私の知見を全て誰かに託して私がいなくなった後も回るようにしなきゃな。




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