本日より、自転車修理がブログに加わります。
後輩に前々から「私のベンツも修理してよ」と頼まれていたのです。
ちなみにベンツと言ってますが、ブリジストンのママチャリです。後輩にとってはベンツクラスの高級車ということです。
女子プロレスラーみたいな後輩なのですが、それでも女性の頼みごとなので断るわけにもいかず....
なんだかんだとお互いのタイミングも悪く、作業にかかれずにいました。
それが、いよいよ作業開始になったのです。
はぁー、こうやって、また自分の首を絞めるようなことが圧し掛かることになりました。
今も1日が24時間しかなくて、仕事がこなせないとほざいているのに、さらに自転車まで.....
と、愚痴を吐露したところで、本題に入ります。
自転車を触わらなあかんなー。と、気分があまり乗らないで、ウンショウンショと作業着を着ました。
そして歩き出すと、なんか足元がスースーするのです。
こりゃー、体調崩したか?でも身体は悪くないはずだけどねー。となりました。
ちなみに、私の悪いところは....「頭悪いです。顔も悪いです。」と脱線しても仕方ないです。
ともかく、スースーが気持ち悪いので確認したら...
あちゃー、ツナギの膝部分が磨り減って破けているじゃん。
ショボーン。やっとこさお金を工面して特売で買ったツナギだったのに1年ちょっとで破けました。
嫁さんにパッチをあててもらわないといけなくなりました。そして田吾作仕様ツナギとなるのです。
だって、新品のツナギを買う生活のゆとりはありません。
ツナギを買う金があったらスバルの修理部材に金を回したいのです。
せめてツナギも古着屋で売っていたらいいのだけどねー。
さすがに中古では売ってないからねー。と、我家の激貧自慢を吐露しました。
と、またまた自転車から脱線しました。
本日の自転車弄りは2時間30分でした。
後輩の自転車修理は、タイヤ交換、ワイヤー類交換、フレームの色替えが、後輩からのメニューであがってきてます。
現在、タイヤが坊主で交換時期になっているので、まずはタイヤ交換から始めようと思うのですが、それがなかなかにです。
というのは、ベンツは生活の足として常時活躍しているので、なるだけ修理ピット(スバルの隣)に入れたくない。できるだけ、ピットに入れる時間を短く部品交換対応で、少しずつ蘇ってほしいという内容だったのです。
でもねー、タイヤ1本交換となると、その時間(私は素人で試行錯誤で作業するので半日ぐらい)は、最低でも自転車預けてよ。と言っていたのですが、試行錯誤作業だと本当に終わるかわからないからベンツを預けたくないと仰るのです。
そして、私の手元に渡されたものがコレです。
えーと、自転車の前輪(フェンダーもついてますなー)です。
おいおい、お前のベンツは....ってベンツに乗ってますなー。
ということは、この前輪は???
後輩は戦略家でした。私のスバル弄りを経験して、中古部品をストックしておくこと、その部品を蘇らせてからサクッと入れ替えたらいいということ。そういうことを学習していたそうです。
そして、自転車が壊れて中古自転車へ買い替えしたときに、古い自転車の部品を剥ぎ取って保守部品としてキープされてました。
なかなかに鋭いなー。と関心しました。
さて、この前輪ですが、廃棄した自転車の部品なのでそりゃー汚れてます。
タイヤもちびていて使えません。
スポークが、もちろんのようにサビています。
後輩からの無言のプレッシャーを感じます。
「こんなサビはスバルと比べたら簡単やろ」
わかりましたよ。この前輪を蘇生したらいいということなんやな。
ということで、水研ぎペーパーでひたすら1時間ぼとかけてサビを落としました。
といっても、膨らんだ赤錆を落としただけです。手で触ってザラザラの感触がなくなるところまでがんばりました。
本当は徹底的にサビを落とすべきなのですが、正直いうと、このスポークをサンドペーパーで撫で回すのは超苦痛でした。さらに、そこまで徹底するとスポークがかなり細くなってしまいます。
女子プロレスラーみたいな物体を支えるには不安でしょ。
リム部分は、こういう状態でした。
この汚れ方が綺麗なのかどうかは私には判断できません。だって自転車を分解云々ってしたことないもの。他の中古リムってどういう状態が標準なのか知りません。
スバルのホイールと比較していいのなら、スバルよりはとんでもなく美しいです。って意味のない比較ですなー。
後輩から渡された交換部材です。
新品のタイヤとチューブ、タイヤ交換レバー、シリコンスプレーです。
うん?リムテープがないじゃないか?と気づいたので、私が自腹でリムテープを買いに行きました。
新品のタイヤとチューブの写真です。
後輩も激貧街道のど真ん中を単独飛行してますので、このタイヤとチューブも、超訳あり品をヤフオクでゲットしてます。
BS製だと自転車のタイヤでも綺麗ですねー。って、ゴム&革フェチの私はニコニコになりました。
チューブとタイヤをお手軽にリムにはめて、軽く空気を入れて、タイヤの側面をもみもみしてリムに綺麗に密着するように勤めました。
少し空気を追加しては、ミモミモしてチューブのヨレが発生しないように揉みしだきました。
この作業が、オッパイの感触ではなく、まるで愚息の感触みたいだったのでつまらないのです。
しかし、自転車修理ド素人のいいかげん修理なので、理屈ではこうしたほうがいいだろうという作業をちまちまと積み上げていくことにしました。
(もしかしたら自転車修理ではご法度なことをしているかもしれません。なので私の修理内容は参考にしないで、アホなことしているなーと笑ってください)
あはは、綺麗にはまりました。
そうそう、自転車のタイヤってバランスは必要ないのでしょうか?
車のタイヤみたいに、重心偏りを示す記しがあるのだろうかと、タイヤをぐるりと確認したのですが、そういうマークらしきものは見受けられませんでした。
では、後々作業するときに目印になるようにと、エアバルブとタイヤブランドマークの位置を合わせて組み上げました。
これで、タイヤをパッと見て、バルブの位置がココと分かりやすいだろうというド素人の安易な脳みそ理屈炸裂なのがわかってもらえるでしょ。
スポークのサビ取りをしたので、そのままではスポークがすぐに錆びてしまいます。
ついては、錆び止めしないといけません。
簡単にPOR15(銀色)を塗ったれと思ったのですが、いやいやPOR15って紫外線が駄目だったはずなので、直射日光にさらされ続ける自転車に塗っても仕方ないですよね。
ということで、スバル修理でおなじみのサビ止め塗料エポローバルを筆でペトペトと塗りました。
綺麗にサビを落として塗ったわけではないので、亜鉛塗料がどこまで威力発揮するかはなんともですが、やらないよりマシでしょ。
塗っていると、どんどん空が暗くなります。
なんで、今日はこんなに陽が暮れるのが早いの?と思っていたら冬至でしたね。
かなり暗くなったところで筆塗り完了です。
スポークを1本1本筆で撫でたのですが、これも苦痛でした。
エポローバルを塗ったことで、その上に上塗りしなければならなくなりました。
だってエポローバルも紫外線が駄目なんです。
そこで、後輩に確認です。
私、「スポークに色塗らなあかんねんけど、色はまかしてくれるかー」
後輩から「玩具色にしようと思っているんちゃうやろな。ベンツの貴賓を残してくれなあかんでー」
私、「スポークをカーキ色にして、ハブを赤色に塗ったら美しいと思わへん?」
後輩、「あかん!!何考えてるねん。シルバーに色を塗れ」
私、「それなら、スポークを2本おきとかに、シルバーと青と緑と塗り分けて、ハブを赤色に....」
後輩、「あかんって!スバルと違うねんから、シルバーに塗って。お願いだからシルバーにして」
はぁー、後輩にお願いされてしまいました。
って、ことで、次回の自転車弄りは、スポークにシルバーを筆差しすることになります。
以上、本日の自転車弄りでした。