カミさんが「推しの子」を録画して見ている。
私はちょっとバタバタしている時間帯なので、概ね「あ、推しの子か」と思う程度である。
が、その程度であっても「あー、ちゃんと観れば面白いんだろうな」という雰囲気が伝わってくる。
…が、それでも尚意図的に、「推しの子」の情報を入れないように心掛けている。
そもそも私は楽屋ネタが好きではない、というのが一番の理由ではある。
だが、楽屋ネタは「推しの子」を構成する要素のごく一部に過ぎないのだから、「楽屋ネタだから見ない」というのなら、ただの食わず嫌いである。
そう。
誤解や偏見から経験することを拒み、その本質を理解しないまま苦手だと思い続ける、というアレである。
私には何となく、「推しの子」が苦手だと感じる部分があって、それは多分に食わず嫌いなのだが、それを自覚していると、これはこれでちょっとドキドキという感じで、案外楽しいのである。
みんなが知らないことを、自分だけが知っているという優位性からくる「楽しさ」の逆とでもいうのだろうか。
今までにも、似たような感覚は何度もあって、アニメなら私はガンダムもマクロスもエヴァも進撃の巨人も(その他諸々)、ほぼ知らない。
ただ、これまでは「まあ知らなくてもいいや」だったのが、今回はそこそこ積極的に「知らないのが楽しい」のである。
こういう感覚を表す心理学用語はあるのだろうか。
…いや、それこそ「知らないのが楽しい」のである。
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