サプリより食事。運動も。

　世間に出回っている運動やトレーニング（特に筋トレやストレッチ）は、効果を早く出すために、食べ物でいえばサプリメントのようになっている。
　それは確かに効果が高いが、少々味気ないので、やる気の維持が難しい。

　色々なトレーニングのテキストを見ると、結果が出る（体重が減るなど）からモチベーションが上がる（だから効果の数値化は必須）という手法を取るものが多い。
　ところが、運動を長期間にわたって自然に続けている人は、その結果がどうこうよりも、運動そのものが楽しいと思っている。
　そういう運動は、日常の立ち居振る舞いに通じる自然な動き（いわば、サプリメントではなくて普通の食事）に近いことが多い。

　…と思うのだが、だとしたらウエイトトレーニングが大好きで続けている人って、やっぱり特殊な感性の持ち主なのではなかろうか。
　まあ筋肥大が大好きな人でも、頑張って結果を出した時の達成感は好きだけど、トレーニング自体は楽しくない、なんて話を聞いたこともあるし。

　そうではなくて、動く事自体が楽しい、と思えるような動きを見つけられれば、養生にとても役立つ。
　ただ、自然で楽しい動きって、筋トレやストレッチと違ってマニュアル化も数値化もしづらいのだ。