葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

筋肉は欲しい。でも。

2008-10-27 08:03:18 | 養生
 東洋人の、特に日本人の多くが持っているイメージに、筋肉モリモリの人=不器用、というのがあるように思います。

 按摩やマッサージなどの手技療法をするには、それなりに筋力が必要です。
 必要ではあるけれども、だからと言ってプロレスラーやボディビルダーほど筋肉モリモリの人に揉まれたりすると、何だかパワーでもみくちゃにされそうな気がしたり、痛そうな気がしたり。
 いや、実際には筋肉のある無しと器用さというのは、比例しないし因果関係も無い筈なのです。
 
 そう言う私もマッチョではありませんが、(・・・ほどほどにはありますが)それは別に筋肉を否定しているわけではありません。
 むしろ、付けられるものなら、もっと筋肉を付けたいと思っています。

 力は出るし。カッコいいし。

 筋肉の付け方だって、理屈としては分かっているんですよね。
 適切な負荷をかけた運動。
 超回復のための休養。
 筋肉の材料となる栄養素の摂取。

 では、何故それをやらないのか。

 問題は、筋肉そのものよりも、その筋肉をどうやってつけたのか、にあるのです。
 いわゆる筋肥大のためのウエイトトレーニングというのは、なるべく特定の筋肉に負担がかかるように、意識して体を操作します。
 この事自体は、いわば「間違った体の使い方」を練習しているのと変わりありません。
 そんな動きでは、ちょっと施術をしたらすぐにバテてしまいます。

 プロのアスリートは、ウエイトトレーニングをしたら、パフォーマンスの低下を防ぐために、個々の筋肉に散らばった意識を繋げてまとめて、全身が澱みなく動くように調整します。
 そこまでやれる余裕があればいいのですが、とてもそんな時間はありません。
 だから今は、現状の筋肉量で自分を納得させてます。

 ※この記事は、別のブログから転載しました。カテゴリー改訂「引っ越してきた記事」参照。

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