内藤典彦のコラム&ダイアリー

Column&Diary

「東映株式会社 手塚治さん」

2023年02月15日 | ブログ

親しいスタッフから、、、
東映株式会社の手塚治社長が亡くなったとの訃報が届き。。。



手塚さんは4クール(1年間)も続いた連続ドラマで、
ワタシにとっても代表作のひとつ、
「スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説」という
南野陽子ちゃん主演のスケバン刑事シリーズで
ご一緒して以来のお付き合いでした。



「スケバン刑事」では、手塚さんは一番若いスタッフで
当時25歳の若きプロデューサー!!

ワタシは当時18歳!!
当時17歳だった南野陽子ちゃん、相楽晴子ちゃん、吉沢秋絵ちゃん。
10代の若手俳優が中心の作品でした。


昭和時代の撮影現場は現在とは違い、
本当のプロフェッショナル集団、スタッフも職人ぞろいで、
ホントに厳しくて、怖くて、、、
ビビリまくりながら撮影に挑んでいました。

そんな中、手塚さんはいつもニコニコ。
私たち若手を暖かく見守ってくださっていました。


その後も手塚さんにお会いするたびに、
大きく手を振りながら私のもとに駆け寄ってきてくださる。

必ず「内藤くん、お元気ですか」から会話が始まり、、、

20代の時は「大人になりましたねー」
30代の時は「いつも若々しいですねー」

40代後半に差し掛かった頃には、
「上手に年齢を重ねてますね-」

そしてこんな言葉も掛けてくださいました。

「貴方は、よそには中々いない貴重な俳優ですから、
焦らず辛抱してくださいね」
と、お声をかけていただき。。。

今思えば、これが最後の会話になってしまいました。。。


「スケバン刑事」は全編フィルムで撮影した連続ドラマです。
30分のフィルム作品を1年で48本出演していたようなものです。

この撮影現場で厳しくしていただいたこと、
学んだこと、経験したこと、
その全てが、
今の俳優人生の原点になっているかもしれません。
手塚さん、まだまだ精進して近い将来必ず---!!

※写真はネットから引用させていただきました。



手塚治さん、
本当に有難う御座いました。
引き続き、見守っていてくださいね-




合掌。。。俳優・内藤典彦でした。。。(寂)





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