『ある日のひとこと』

『ある日のひとこと』 24-12-21〜31

これから厳しい寒さと大雪がやって来るのは辛いけど一筋の救いは冬至。日差しが徐々に長くなると思うだけでも気持ちは軽くなる。冬の始まりと同時に春へのカウントダウンの始まりでもあるのだ。それでも、長い冬に備えてしっかりカボチャを食べた。近年は年中食べているとはいえやっぱり今日は特別な日。まずは体の中から冬を乗り越えるための態勢を整えておきたい。
24-12-21


福島原発の廃炉の収束さえ見えない中で原発回帰を打ち出した。また膨大なツケ(ゴミ)を後世に残す選択をした。原発の稼働を安価と主張する向きもあるが天文学的年数を要する処分費用も含めて正しく計算に入れているのか極めて疑問だ。例えばダムや火力や風力などの建設や稼働のみならず廃止の総費用も知りたい。そして、危険度も判断材料に加える必要がある。
24-12-22


怖い夢。喉の奥から紐のようなものが次から次へと出てきて止まらなくなってしまったのだ。これはまちがいなく夢だと思い必死に『覚めろ、覚めろ』とすぐに目覚めるよう努力をした。どうしてできたのかはわからないがとにかく目覚めてくれて恐怖から解放された。喉が渇いたから変な夢を見たのか、それとも、変な夢を見たから喉が渇いたのか。とにかく喉はカラカラだった。
24-12-23


列車を乗り継ぎ深川へ。来年の個展に向けてギャラリーの下調べに行った。かつての鈍行で今は普通と呼ぶ各駅停車に乗り岩見沢駅で旭川行きに乗り換える。時間は特急の倍も掛かるけどこの区間の各駅は初めてなので何の苦にもならなかった。知らなかった駅名まであり景色も新鮮に見えた。特急とはまるで違う車窓になる。帰りは滝川と岩見沢で二度の乗り換え。続く。
24-12-24


往復4時間で滞在は1時間弱。14:10の次の列車は16:36なのだ。それでは長すぎるので急いで下見と写真撮りを済ませて列車に飛び乗る。出掛けた成果は十分あって展示構想が具体的になった。とくに立体表現は空間認識が大事。帰りは反対向きに座ったおかげもあって近くに見えていた山々が次第に遠去かり下流に向けて大地が広がる様子もよくわかり実りある旅に。
24-12-25


ギャンブル依存症は『誰でもなりうる』と語る人がいたがそれは違う。生まれや境遇や性格などが違えば行動が異なるわけで一切関わらない人だってたくさんいるはず。自分の力よりも外の力に頼りたい気持ちの強い人がなりうるわけで誰でもはまちがい。もしもそうだとしたら高齢者のほとんどに体験があることになる。今までに体験がないし、これからなるとも思えない。
24-12-26


灯油の価格にびっくり。配達灯油なので日付通りに月2回定期的に配られる。入れる前の2週はとくに寒かったわけでもなく家を留守にする時間も多くて少なめかと思っていたのに料金が高かった。しかし、明細を見てその理由がわかった。単価がかなり高くなっていたのだ。ちなみに22年は1ℓ148円で23年は153円で今回は173円に。灯油が高いとさらに厳しい冬になる。
24-12-27


最近の札幌市の調査で『ゲートキーパー』の意味を知らないが78%だったという。そもそも初めて聞くし何なのか想像もつかない。直訳すれば門番だが自殺願望の人に寄り添い防ぐ役割を果たす人を指すとのこと。深刻で真剣な問題に対してこんな意味不明で軽々しい名称を付ける役所仕事の神経が信じられない。『自殺抑止員』でいいではないか。これならすぐに通じる。
24-12-28


続き。ここで何度も書いているが何度でも書く。言語はとても大事で意思の伝達だけでなく思考にも文化にも大きな役割を果たしている。その国の根幹でもある。独自の言語を失うことは民族の衰退に繋がるというのに政治家や役人はそれを望んでいるかのようだ。すでに危険な領域に入っている。その点では日本語に置き換える努力をした江戸や明治のほうが健全だった。
24-12-29


続き。カタカナ言葉を多用すると言語の意味があいまいになり共通の認識が困難になる。さらに、日本語の語彙が減り微妙な違いの表現も理解もできなくなる。そうするとすべての面で幼稚化が進む。許せない政策や行動の多い中国だが外来語を自国語に置き換える努力をしているらしい。これに関しては見習うべき。覚えるのは大変だが漢字の利点は表意文字であること。
24-12-30


2024年ももうまもなく終えようとしている。自分にとっての今年の記憶に残る出来事を上げるとすれば法邑での個展とアトリエ兼作品置き場の撤収だろうか。個展はほぼ毎年やってるが椅子の作品の展示が予想を超える空間を生み出してくれたのが嬉しかった。そして、27年間も好意で借りていた場所がなくなったのは制作と保管においての大きな転換点になった気がする。
24-12-31























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