162×650㎝ 100Fキャンバス5枚合わせ アクリル 珍しい緩やかな曲線の壁面です
半円形 45×91㎝ ベニヤ アクリル
正面壁 0号から10F アクリル
14×18㎝(0号) アクリル
正面 73×182㎝ アクリル
0号から12号 アクリル
評論 北海道美術ネット主宰 梁井朗氏
平面のインスタレーションです。
昨年の立体による個展と、色は同じ。アイボリーブラックと、ブリリアント・パープル・ブルーの2色。それを、筆触を残さないようフラットに、大小のキャンバスに塗っています。
ただし、キャンバスのへりは、両方とも黒を塗っています。その方が、画面が引き締まるようです。
「ほんとは365枚つくるつもりだったけど、200枚くらいしかできなかった」と中橋さん。大きさがばらばらのキャンバスを配置するにあたっては、4人の協力を得たそうです。これだけ枚数があると、いわゆるミニマルアートともちょっと違った感じがしますね。照明によっても、同じ色がいろいろ違ったふうに見えてきますし。
その意味では、最もシンプルな画面も、なかなか饒舌であるといえるかもしれません。
今回は、すべて壁にかけられていますが、なんてったってユニットなので、会場にあわせて、たとえば一部を床に置いたり、重ねたり、そのつど異なった展示が可能です。
ひとつひとつのキャンバスは、塗りが平坦なこともあって、あたかも複製品のようにも見えます。しかし、裏を見ると、ちゃんとシリアル№が付いています。美術作品の希少性に対する批判のようでもあります
昨年の立体による個展と、色は同じ。アイボリーブラックと、ブリリアント・パープル・ブルーの2色。それを、筆触を残さないようフラットに、大小のキャンバスに塗っています。
ただし、キャンバスのへりは、両方とも黒を塗っています。その方が、画面が引き締まるようです。
「ほんとは365枚つくるつもりだったけど、200枚くらいしかできなかった」と中橋さん。大きさがばらばらのキャンバスを配置するにあたっては、4人の協力を得たそうです。これだけ枚数があると、いわゆるミニマルアートともちょっと違った感じがしますね。照明によっても、同じ色がいろいろ違ったふうに見えてきますし。
その意味では、最もシンプルな画面も、なかなか饒舌であるといえるかもしれません。
今回は、すべて壁にかけられていますが、なんてったってユニットなので、会場にあわせて、たとえば一部を床に置いたり、重ねたり、そのつど異なった展示が可能です。
ひとつひとつのキャンバスは、塗りが平坦なこともあって、あたかも複製品のようにも見えます。しかし、裏を見ると、ちゃんとシリアル№が付いています。美術作品の希少性に対する批判のようでもあります
札幌タイムス 五十嵐恒氏