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法思想史講義上短評

2008-02-03 12:33:06 | Weblog
「法思想史講義」(上)を読むと、そんな雰囲気がまったく感じられない。同出版会の「法学史」有斐閣の青井秀夫「法理学概説」(有斐閣)の方が格上という気分になる。
改版するときに、参考文献の分量を増やしてもらうことが編集者の主な仕事となるだろう。「人」・「債権」だとか、その時代背景をふまえた定義があるから、それをきっちり描写することが要件としては必要である。
そのためには、柴田光蔵名誉教授、故鈴木禄弥名誉教授、小菅名誉教授、葛西准教授ほかの業績を言及しないで書くのは、「呑み屋に行くのに路地を教えない」みたいな印象がある。
「自分で捜せ」というのは、もう少し上になってから伺える「せりふ」で、入門としての位置づけならば、このまま基礎法領域の研究者を目指す人を徒に減らしてしまうばかり。http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4641046034.html

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