バラナスは3年ぶり。
スリーパークラス(下等寝台)でバナラスへ向かった前回は、
列車はぎゅうぎゅうに混んでるし、
『列車内にて泥棒多発につき注意!!』という回覧板は回ってくるし、何度も何度も鍵付きチェーンをジャラジャラ言わせながら売りに来る売り子がいるし、
何時もにもまして、下等寝台が治安の悪い乗り物に思えた。
(普段は『気をつけてれば大丈夫♫』って思えるんだけど。)
バラナスは最大の聖地であり観光地。
それだけ、観光客を狙った泥棒や詐欺師やマフィアが横行してるともっぱらのウワサ。。。
ヤバイ事に巻き込まれて、身ぐるみ剥がれて、ガンガーに浮かぶ死体のひとつに加わる旅人が後をたたないとか何とか……((((;゜Д゜)))))))
わたしは、ビビリなのです!犯罪系のウワサは超気にする!
で、今回は快適と、いくらかの安心をお金で買ってエアコン車の3Aクラスの車両である。
ここならチケットを持ってない不審者は入りづらいし(絶対じゃ無いけど)、
車掌さんが車両についてるし(絶対じゃ無いけど)、
というかベッドがこぎれいで
結果としては
とっても快適で楽勝でバナラス駅まで着いた
しかし、
さぁ、最も有名な観光地バナラスの客引きは、さぞかし強引に違いない!
そういう気構えがあったわたしは、駅から河までのリクシャーとの交渉から気が張るなぁと思ってたのだが、
たまたま3Aクラス電車で隣り合わせた日本人男子が、宿に送迎リクシャーを手配してもらってるというので、お誘い頂いて便乗した。
なので、この関門はあっさり解決。
値切り合戦無くして、到着!ありがとう~!
日本人男子君の予約していた日本人宿は、すでに満室だった。
バナラスには他にもたくさんの日本人宿があるけれど、
仲間をつくってわいわいするよりは
なんかもうわりと一人で静かに……してたいモードだったので、
幾つか宿を見せてもらい(チップ出してリクシャーマンに宿を色々連れ回してもらう)
割合静かでこ綺麗な個室に決めた。
1日400ルピー。
しっかりお湯シャワーが、出るのがすごい贅沢な気分♫
もし、グッとくるところがあればそろそろ贅沢して、もっと三千円くらいするホテルに泊まってもいい!
と思ったのだけど、
ソコソコ高いところも見せてもらったけど値段と部屋の質に釣り合うところが無く、
泊まってみたかった評判のいい宿は満室であった。
結局宿は大奮発というわけでも無く、何時ものようにケチケチでもなく、
ほどほどにお金出して、何時もよりは楽をして、満足。
※後から思ったのは、ソコソコ良いとこに泊まりたいならブッキングドットコムを使えば良かったかも。
ブッキングドットコムはヨーロッパ旅ではよく利用してるサイトだけど、インドやアジアの安宿には強くないイメージだった。
でも、バラナスの宿はたくさん登録されてるようだった。
お腹が空いた。その辺の屋台でまた、ドーサ
刻み野菜、チーズ、ジャガイモカレー、干しぶどう、ナッツなど
色々入ったドーサ!
今まで食べたドーサとはまた、ぜんぜん違う具材~。
20ルピーはお得感
屋台のお兄さんが丁寧に焼いていたのでなんか好感を持てる感じだな、
と思っていたところ、ちゃんと美味しいドーサだった。
チーズとナッツと干しぶどうが新鮮な味わい。
実はドーサの前に、野菜モモ(野菜シュウマイみたいなの)
を、小さい軽食スタンドで頼んだら、料理人意識の低い兄ちゃんに、中までちゃんと温まってないモモを出された(多分冷凍モモを蒸し器で温めてる。)
ので、定価30ルピーのを、20しか払わなかった(一応食べれたのもあった)
不服な気分の後、美味しい安いドーサが食べれて救われた。
食後のチャイ5ルピー
賑わってた店だったけど、わたしの好みでは無かった。
ぬるいチャイはだめ~熱々じゃないと認めない。。。
(時々熱々を飲んでるともっとゆっくり飲めばいいのにと言われる。わたしは火傷しそうなくらい熱々チャイが好きなの。)
コーヒーカップで出てくるのは珍しい。
その後は河岸にでて、
ガンガービューのガンパティゲストハウス併設のカフェでフレッシュレモンソーダ20ルピー
オシャレカフェやホテルの併設店だと、サービス料TAXを取られるところがあるけどここは安くてすんだ。
本当はここのお宿に泊まってみたかったんだけど(ソコソコ高い)
満室でした。
なんだか、ガンガーは曇り空。
前回はそれなりにインドの暑さがあった気がするけど、
東南から北にきたせいか、思ってたより暑くもない。
それにしてもやっぱりバナラスは牛さんが多いなぁそれにしても多いなぁと思ったら
牛さんを河で洗ってあげてる牛飼いさんと、その団体様だった。
其の後、Blue Lussyでプレーンラッシー30ルピー
飲むというより食べるラッシーで、プレーンでもピスタチオのつぶつぶが入ってる。
ボリュームがあるので30ルピーでもお得感がある!
有名なジャイプルの店のラッシーも飲んだけど、こっちの方が美味しかった。
しかし、後からお知り合いになった韓国人女性に『BLUEラッシーに行ったよ』と言うと、
『あんな店に行ってはダメよ!彼処はバングラッシー(マリファナ入りラッシー)を出すのよ!すごく危険なの』
と、すごく必死の顔で注意された。
有名なラッシーって、そういう意味で有名なの?(; ̄O ̄)
バングラッシーというモノの存在は聞いて知ってたので(インドのおじさんが嗜好品として飲むらしい…好きモノの旅行者も)
『もしかして、そっち系かな?』とチラと思わない訳でも無かったのだけど。
更に韓国人女性が力説するのは
『客に知らせずにバングラッシーを呑ませて、酩酊させて痴漢行為におよぶ店員が報告されてるのよ!韓国のガイドブックにはしっかり注意が書かれてるよ!』
との事だった(°_°)。
わたしが行った時には普通に美味しいラッシーだったし、変な目にも合わなかったけど、
一応心配にはなった。
絶対ダメとはわたしは言えないけど、
『美味しかったからオススメだよ!』
とも言えなくなっちゃったので、
一応この様に書いておく。
その後、その韓国人女性に
『もっと安全で、親切なラッシー屋さんがあるから!行こう行こう!』
と、連れて行って貰った店で、
パパイヤ・ラッシー50ルピー
最初は『普通のプレーンラッシーでイイかな~』と思ってたんだけど、
味見させて貰ったらパパイヤ・ラッシーがめっちゃ美味かったので、オーダー!
確かに親切なラッシー屋さんで、とても美味しかったです。
BLUEラッシーのすぐ近くの斜め前くらいの店。
名前…シウォン・ラッシー。
韓国人に支持されてるらしくて、ハングルの看板が出ています。
↑おとなしい感じのこのお兄さんが1人でやってる店ね(^^)。
2日続けてタップリとラッシーを食べたせいか、翌日ものすごく、お腹がスッキリしちゃいましたw
それにしてもバラナスの路地は狭くてジメジメしてる!
そして、かなりの確率で牛が道を塞いでる。
プリーに居た牛より、絶対大きい種類だと思うんだけど。
この日は肌寒く、午後からはシトシトと雨が降り続けました。
インド旅をして居て、雨がマトモに降ったのはこの日だけだった……。
元々泥だらけ、ウシのフンだらけの路地が、更にドロドロ。
朝に沐浴した時はまだ晴れてたし、朝日も拝めてラッキーだったな。
川辺に出ても降られるだけなので、
この日は路地歩きに専念して、お土産物屋を観て回った。
たくさん、たくさん、歩いた。
疲れた時に、温かいチャイ。
バラナスのチャイは、杯のカタチが鋭角な三角形で、コルカタの丸っこいチャイカップとカタチがぜんぜん違うのだった。
何軒かで飲んで観たけど、バラナスの杯はみな三角形。
こっちが丸っこいコルカタのチャイカップ↓
しかも、バラナスは素焼きじゃ無くてガラスのコップでチャイを出すところの方が多い気がした。
バラナスはあまり水が良くない土地で、料理もチャイもイマイチという評価があるけど、
この雨の中歩いて飲んだ時は美味しい店に当たったのか、
インドで初めて『お代わり下さい』と言ってしまった。
二杯目のチャイをすすっていると、なぜかチャイ屋じゃないその辺のおじさんが
『チャイおいしい?この辺のチャイ屋は、ダージリンから来る良い茶葉使ってんだよー(^^)』
などと声をかけてくる。
お代わりしたのを見られてたらしい。
こうやって特に用事が無くてもホイホイ声をかけてきてくれるのがインド人の面白いところでもあるなぁ。
けっこうはじからはじまで歩き回った。
朝から沐浴もして、街歩きもして。
こんなのも食べた。
揚げ物とイドリーのソースがけ。28ルピー
バタータップリのお好み焼き、ウッターパム
なかなか高級で40ルピー
ナッツとかポテトとかをまとめて焼いてる。ボリューミーでお腹にたまる。
歩き尽くし、食べ尽くし、
一泊2日だけだったけど、やりたかったことは完了できた。
バックパッカーなら、この後、意味も無く、ゆるゆると河の流れを眺めながら一週間くらい過ごすのが通なんだろうけど、
わたしは結構気が済んでしまった。
バラナスにハマって沈没する旅人は多い。
しかし、わたしにとってはやはり沈没スポットでは無い感じ。
空気が悪くて、ジメジメしてるので(^_^;)
でも、前に来た時より親しみが持てたな!
こうやって旅の途中にふらっと短期で何回か来てもイイかもと思った。
程よい満足感を胸に、今夜の夜行でコルカタに帰るのだ♪( ´▽`)
でも、この後向かったバラナスの駅で7時間以上待たされて、『もぅ来たくない~!T^T』という気分に陥るのでした。。。
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