Jリーグの2014シーズンが終了。
ヨーロッパのクラブもあと1ヶ月ほどでウィンターブレークに入り、また移籍市場がにぎわいそうだ。
今回の日記では、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、日本のサッカーについての雑感を書いていくことにする。
■イングランド
例年通りチェルシーとマンCが首位争いになった。
モウリーニョ率いるチェルシーがやはり一味違う感もあるが、マンCも相変わらずの強さだ。
15節でチェルシーがニューカッスルに負け、マンCはエヴァートンに勝つ。
チェルシーは疲れも見えるのか、ニューカッスルのガッシリ固めた堅守を崩せない感じで、後半にパピス・シッセに立て続けにやられてしまう。
それにしてもドログバの動きが30歳を超えた選手の動きに見えないくらい良い。
この選手に限界はあるのか、感嘆してしまう。
マンCはヤヤ・トゥーレのPKで勝ちを拾うが、アグエロの怪我がどこまで影響を出してしまうかが気掛かり。
やはり前線でアグエロの存在感は恐ろしいため、その穴をどうするかが、当面の課題になりそうな気がする。
なお、イマイチふるわないのがリヴァプール。
今季はCLとの二束草鞋もあるが、結構取りこぼしというか、純粋に勝てない試合が多い気もする。
少なくとも冬季休みで修正をしてほしいところ。
■スペイン
レアルが強すぎて草を禁じ得ない。
クリロナが恐ろしいくらいに無双している印象が強い。
まだリーグの半分も来ていないのに23得点ってちょっとおかしいと思った。
一方で今年はバルセロナがおとなしい。
ネイマールとメッシが上手く攻撃を分け合っていて、得点の幅がばらけてはいるが、やはり数年前の全盛期を見ていると、イマイチ物足りなさを感じてしまう。
そして、アトレティコが強い。
シメオネの手腕がやはりすごいという事か。
「あのベッカムを挑発したシメオネが監督やってるよ・・・」というだけでも驚きなのに、しかもリーガでレアルやバルサと渡り合っているという。
これも時代なのかと、感慨深いものがある。
■ドイツ
バイエルンが独走状態。
ベップが監督に就いた時は「どうせバルサだけの一発屋監督なんじゃないか」と穿った目で見ていたが、バイエルンでもしっかり結果を出してきて、自分の認識が誤りであったと痛感した。
CLでも頭一つ抜けており、文句なしの状況だと思う。
一方でドルトムントがかなり黄色信号な状態だ。
香川もイマイチ復調しないようで、14節では出場はなかった。
代わりに、イルカイ・ギュンドアンがかなり良い動きをしていたようで、今後のパフォーマンス次第では、香川のポジションも厳しくなってくる気がする。
アジアカップには招集されるだろうけど、この期間中にドルトムントは合宿を行い、後半の修正に向けて足掛かりにしていく可能性があるため、今後のクラブ内での状況が気掛かりだ。
なお、岡崎に関してはチームは負けたが14節でゴールをまた決めた。
この調子で行くと、来季以降に良いクラブからオファーがあるかもしれないと思った。
■イタリア
ユベントスとローマが首位争いから一歩抜けてしているなと感じる。
そして、カルチョは下位チームが結構ボトムアップしてきており、上位陣と言えど、結構ジャイアントキリングが頻繁に起こるので、そういう意味では楽しいリーグになっている気もする。
本田が所属するミランはイマイチふるわない。
やはりパスの出し手であるピルロのような人材がいないというのは、ちょっと厳しい様な気もする。
とは言え、3位から下の順位は結構団子状態であるため、これからの結果次第では、十分にCL圏内も狙えるので、頑張ってほしい。
深刻さ加減で言えば、インテルの方がマズいのかもしれない。
長友も怪我の影響からかコンスタントに出場できていないようなので、アジアカップも含めて、今後が気掛かりではある。
■日本
Jリーグに関しては終盤で浦和を追い抜きガンバが優勝。
浦和はチーム内得点王だった興梠の離脱が響いたのか、終盤の失速っぷりがかなり衝撃的だった。
既に来季に向けて補強施策をどんどん進めているニュースが飛び込んでくる。
来季はACLもあるので、どう戦ってくれるのかに注目したい。
そして優勝したガンバ。
このチームはとりわけ宇佐美が躍動していたと思う。
ブンデスではかなり低パフォーマンスだったが、やはり天才と呼ばれるだけあって只者ではないと感じた。
そして、今週の天皇杯決勝で山形に勝てば3冠達成というのだから凄い。
昨年はJ2で辛酸を舐めただけあって、慢心は無い様な気もする。
ガンバに感じたことはシーズン序盤は低調だったので「これはまた降格ラインかな」なんて軽く考えていたら、中断期間以降にあれよあれよという間に順位を上げていった。
なんというか、強いガンバがもう帰ってきた。そんな感じだ。
来年のACLは赤と脚を信じていいんだな?(酉並感)
大阪と言えば、セレッソが降格。
完全に他人事であるが、「フォルランとカカウ仏いて降格・・・!?」というのが率直なところ。
監督の交代劇による構想的なものであったり、フロントの方針であったりと色々あるのであろうが、まさか降格するとは思っていなかった。
彼らの去就がどうなってしまうのかが、今季のシーズンオフ中の一つの目玉になるように思える。
そして、ラインコントローラーとしてJ1を盛り上げ続けてきた大宮も無念の降格。
最終節の内容が非常に良かっただけに、あの強さがもっと早く出ていればと思った。
J2からは湘南が史上最速で昇格を決め、松本山雅FCが初のJ1昇格。
そして、3位の千葉を退け、山形がプレーオフを制した。
山形のGKの山岸が磐田戦で決勝点を決めたり、千葉戦でも好セーブを連発。
天皇杯でも決勝に進み、ガンバの3冠を阻んでしまうかもしれない。
今シーズン一番躍動していたクラブであると感じるし、今一番勢いがあるチームだと思う。
なお、僕が応援する横浜F・マリノスは7位。
マルキーニョスが移籍し、ドゥトラが引退するという、助っ人選手たちの離脱がやはり大きかったと思う。
失点数ではJ1では最少であったという部分は、流石の堅守っぷりというのもあるが、それ以上に火力不足が否めない。
実際にスタジアムに足を運んで思う事は、今に始まったことではないが塩試合が多いという点。
来季はマンCと提携するようなので、まずは勝てるチームを作ってほしい。
そして、2012年から3シーズンに渡りチームを指揮し、天皇杯の優勝とリーグ2位という実績を残してくれた樋口監督への感謝の念も忘れてはならない。
彼が残してくれた実績を上手く引き継げるような人事を、シーズンオフでは期待したい。
ヨーロッパのクラブもあと1ヶ月ほどでウィンターブレークに入り、また移籍市場がにぎわいそうだ。
今回の日記では、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、日本のサッカーについての雑感を書いていくことにする。
■イングランド
例年通りチェルシーとマンCが首位争いになった。
モウリーニョ率いるチェルシーがやはり一味違う感もあるが、マンCも相変わらずの強さだ。
15節でチェルシーがニューカッスルに負け、マンCはエヴァートンに勝つ。
チェルシーは疲れも見えるのか、ニューカッスルのガッシリ固めた堅守を崩せない感じで、後半にパピス・シッセに立て続けにやられてしまう。
それにしてもドログバの動きが30歳を超えた選手の動きに見えないくらい良い。
この選手に限界はあるのか、感嘆してしまう。
マンCはヤヤ・トゥーレのPKで勝ちを拾うが、アグエロの怪我がどこまで影響を出してしまうかが気掛かり。
やはり前線でアグエロの存在感は恐ろしいため、その穴をどうするかが、当面の課題になりそうな気がする。
なお、イマイチふるわないのがリヴァプール。
今季はCLとの二束草鞋もあるが、結構取りこぼしというか、純粋に勝てない試合が多い気もする。
少なくとも冬季休みで修正をしてほしいところ。
■スペイン
レアルが強すぎて草を禁じ得ない。
クリロナが恐ろしいくらいに無双している印象が強い。
まだリーグの半分も来ていないのに23得点ってちょっとおかしいと思った。
一方で今年はバルセロナがおとなしい。
ネイマールとメッシが上手く攻撃を分け合っていて、得点の幅がばらけてはいるが、やはり数年前の全盛期を見ていると、イマイチ物足りなさを感じてしまう。
そして、アトレティコが強い。
シメオネの手腕がやはりすごいという事か。
「あのベッカムを挑発したシメオネが監督やってるよ・・・」というだけでも驚きなのに、しかもリーガでレアルやバルサと渡り合っているという。
これも時代なのかと、感慨深いものがある。
■ドイツ
バイエルンが独走状態。
ベップが監督に就いた時は「どうせバルサだけの一発屋監督なんじゃないか」と穿った目で見ていたが、バイエルンでもしっかり結果を出してきて、自分の認識が誤りであったと痛感した。
CLでも頭一つ抜けており、文句なしの状況だと思う。
一方でドルトムントがかなり黄色信号な状態だ。
香川もイマイチ復調しないようで、14節では出場はなかった。
代わりに、イルカイ・ギュンドアンがかなり良い動きをしていたようで、今後のパフォーマンス次第では、香川のポジションも厳しくなってくる気がする。
アジアカップには招集されるだろうけど、この期間中にドルトムントは合宿を行い、後半の修正に向けて足掛かりにしていく可能性があるため、今後のクラブ内での状況が気掛かりだ。
なお、岡崎に関してはチームは負けたが14節でゴールをまた決めた。
この調子で行くと、来季以降に良いクラブからオファーがあるかもしれないと思った。
■イタリア
ユベントスとローマが首位争いから一歩抜けてしているなと感じる。
そして、カルチョは下位チームが結構ボトムアップしてきており、上位陣と言えど、結構ジャイアントキリングが頻繁に起こるので、そういう意味では楽しいリーグになっている気もする。
本田が所属するミランはイマイチふるわない。
やはりパスの出し手であるピルロのような人材がいないというのは、ちょっと厳しい様な気もする。
とは言え、3位から下の順位は結構団子状態であるため、これからの結果次第では、十分にCL圏内も狙えるので、頑張ってほしい。
深刻さ加減で言えば、インテルの方がマズいのかもしれない。
長友も怪我の影響からかコンスタントに出場できていないようなので、アジアカップも含めて、今後が気掛かりではある。
■日本
Jリーグに関しては終盤で浦和を追い抜きガンバが優勝。
浦和はチーム内得点王だった興梠の離脱が響いたのか、終盤の失速っぷりがかなり衝撃的だった。
既に来季に向けて補強施策をどんどん進めているニュースが飛び込んでくる。
来季はACLもあるので、どう戦ってくれるのかに注目したい。
そして優勝したガンバ。
このチームはとりわけ宇佐美が躍動していたと思う。
ブンデスではかなり低パフォーマンスだったが、やはり天才と呼ばれるだけあって只者ではないと感じた。
そして、今週の天皇杯決勝で山形に勝てば3冠達成というのだから凄い。
昨年はJ2で辛酸を舐めただけあって、慢心は無い様な気もする。
ガンバに感じたことはシーズン序盤は低調だったので「これはまた降格ラインかな」なんて軽く考えていたら、中断期間以降にあれよあれよという間に順位を上げていった。
なんというか、強いガンバがもう帰ってきた。そんな感じだ。
来年のACLは赤と脚を信じていいんだな?(酉並感)
大阪と言えば、セレッソが降格。
完全に他人事であるが、「フォルランとカカウ仏いて降格・・・!?」というのが率直なところ。
監督の交代劇による構想的なものであったり、フロントの方針であったりと色々あるのであろうが、まさか降格するとは思っていなかった。
彼らの去就がどうなってしまうのかが、今季のシーズンオフ中の一つの目玉になるように思える。
そして、ラインコントローラーとしてJ1を盛り上げ続けてきた大宮も無念の降格。
最終節の内容が非常に良かっただけに、あの強さがもっと早く出ていればと思った。
J2からは湘南が史上最速で昇格を決め、松本山雅FCが初のJ1昇格。
そして、3位の千葉を退け、山形がプレーオフを制した。
山形のGKの山岸が磐田戦で決勝点を決めたり、千葉戦でも好セーブを連発。
天皇杯でも決勝に進み、ガンバの3冠を阻んでしまうかもしれない。
今シーズン一番躍動していたクラブであると感じるし、今一番勢いがあるチームだと思う。
なお、僕が応援する横浜F・マリノスは7位。
マルキーニョスが移籍し、ドゥトラが引退するという、助っ人選手たちの離脱がやはり大きかったと思う。
失点数ではJ1では最少であったという部分は、流石の堅守っぷりというのもあるが、それ以上に火力不足が否めない。
実際にスタジアムに足を運んで思う事は、今に始まったことではないが塩試合が多いという点。
来季はマンCと提携するようなので、まずは勝てるチームを作ってほしい。
そして、2012年から3シーズンに渡りチームを指揮し、天皇杯の優勝とリーグ2位という実績を残してくれた樋口監督への感謝の念も忘れてはならない。
彼が残してくれた実績を上手く引き継げるような人事を、シーズンオフでは期待したい。