

・・・・・・どっかにいったな

昨日の暴風で、そこまで来ていた春がどっかに飛んでいったらしい七色地方。

昨晩、薄着で出かけた隊長は、死ぬほど後悔した。

暴風がもたらした影響は、交通機関の乱れや、薄着のおばさんが死にかけただけではなかった。



お尻の下に敷いた紙ごと、七色のウンPは飛んだ。
風速20mの恐ろしさを まざまざと実感した瞬間だった。

幸いなことに、ウンPの重量があった為、数メートル先で着地し、
空中散便 という最悪の事態だけは免れた。

「 良かったねええ~~! 良かったよお~~! 」 と、もう中学生のリズムで、ウンPの無事を喜びあった。

とにかく寒いので、急いで散歩を終わらせようと、「 渚のバルコニー 」 のリズムで歩いた。



七色のエライところは、
どんなに急いで、散歩を省略しようとしても、車止めの前にくると、
いつものように、止まる。


と言って、隊長の顔を見る。
そして、いつものように、隊長に大げさに褒められる。

「 な~ちゃんお利口ちゃん! エライねえ~! グッドグッド! ななタン天才! 」
最近は、散歩の帰り道は、「 七色のお家はどこ?? 七色の好きな道を帰っていいよ。 」 と連れていってもらう。家の前まで来ると、尻尾を振って駐車場に入っていく。
いつものスーパーの駐車場でも、「 七色の車はどこ?? 」 と聞くと、車の前まで行く。 その確率77%。( 隊長調べ )
七色は家庭犬にしておくのは勿体ないほど賢い。と思う親ばかな隊長である。

・・・・・・あとの問題は、性格だけ。これが1番の問題だったりする。


