goo blog サービス終了のお知らせ 

保育士夫婦の大らか?子育て・保育園日記

保育士夫婦の子育てや日々の中で起こる笑える話がいっぱい!保育士・保育園の話題もたくさん(^o^)

男性スタッフ研修 その3

2009年12月06日 | 育児
3つ目の話
「その家庭には3歳の女の子がいました。
お母さんは妊婦で出産間際、父親が帰るなり、破水した、とのことです。
時間は22時。近くに住む両親に電話をし、
すぐに3歳の娘を両親の実家に連れていってもらい、
父と母は病院に向かいました。
出産は夜中でした。
無事に、女の子が産まれ、父親は見届けた後、両親の実家に戻ると、
娘はお父さんがいないと寝られないとのことで起きていました。
「女の子の赤ちゃんが産まれたよ、妹だよ」というと、
「よかったね、うれしい」と言い、側に付き添われながら、眠りました。

父は次の日も仕事を休めないために、実家で預かってもらいました。
帰ると、実家の両親からは、本当にお利口さんで良い子だったよ・・・とのこと。
母がしばらく入院ということでも、笑顔で泣きもしませんでした。
父は、思ったよりも平気なんだ・・・強いな、と思いました。

ようやく母が退院できる日に、一緒に連れていきました。
久しぶりに会う母を見て、恥ずかしそうして、近づかない娘。
母から、こっちにきなよ、と言っても、
もじもじしていたので、側に連れていくと、母に抱きついて、
しばらく顔をあげません。
そして、しばらく動きません・・・

実は、泣いていたんです。
3歳なりに、ずっと耐えていたんです。
周りから、おねえちゃんだね?と言われても
にこにこしていたけど、実はつらかったんです。

それからも3歳のお姉ちゃんは、赤ちゃんに焼きもちをやくこともなく、
すごくよく赤ちゃんの面倒をみてくれました。
今は姉は6歳、妹は2歳になりました。しっかりと元気に成長しています。

実は、最後のは、うちの話です(笑)
ポコとチュッパなんです。
そして仕事に行っていたのは、現在勤務している園の立ち上げ。
立上げだったので、休むこともできませんでしたが、
無事保育園もオープンし、
うちの娘も順調に育っているので良かったと思います。

3つの話を聞いてどう思いました?

一つ目の話・・・障害だけでなくアレルギー、人には言えない何かを抱えている人もいます。それを私たちは感じていくことが必要です。

二つ目の話・・・高齢出産など、第1子といっても何かがあるケースもあります。
      産むまでにはそれぞれの家庭で苦労もあるということを考えてほしいです。

三つ目の話・・・妹や弟がいるとかみつきや赤ちゃん返りが始まる、と軽く保護者に話してないでしょうか・・・

皆様、一人ひとり感じたことを心に留めていただければと思います。
そして、是非、ルームでも活かしてください。

私たちはこのようなそれぞれの家族の人生の中での宝物、子どもを預かるのです。
これは、他の職業には無い重要な役割だと考えています。
責任も重い仕事です。本当に社会に意義のある仕事です。

☆こんな話を男性保育士たちに話しました。
きっと彼らは成長するだろう・・・と思います。
私も一緒に成長できるよう努力していきたいと思います。


ちなみに・・・うちの娘達・・・特に長女はしたの子の世話を
よくしてくれています。でも、我慢もしています。
まさに「ちょっとだけ」という絵本と似ています。
「ちょっとだけ」の紹介
http://www.k2.dion.ne.jp/~nersury/page084.html





最新の画像もっと見る

コメントを投稿