一級建築士事務所 One by One  森永勉

以前、東京で経営していたNPO法人建築不動産なんでも相談室は閉鎖しましたが多くの相談があり改めて対応する事としました。 

★住宅診断のお勧め

2011年02月04日 | ■建物の調査・検証について
私たちは、建築のトラブルに関する「相談窓口」としてあらゆるご質問・ご相談にお応えしております。
公正にジャッジできる専門家として「住宅の診断」や、工事中の現場を診る「監理」を行っています。
また、リフォームがいいのか?建て替えが良いのか?検討されている方で、判断に困っている方は是非
ご相談ください。
大切な財産である「わが家の健康診断」(人間ドックと同じ様な診断です)を是非お勧めします。

住宅診断
<診断対象住宅>
●新築住宅:(建設中・購入を検討している方・購入された方)
購入契約前の方(これから契約しようと考えている方)や建設中の方には、建物が適切な工事で施工されているのか?図面の通りに施工されているか?材料の品質はどうか?などを調べます。

●中古住宅:(購入を検討している方・購入された方)
購入契約前の方や購入された方には、建物の捻じれ、床の傾斜の測定・過去の雨漏りやその処置状況の点検・土台、柱の腐食状況・床下や天井裏の内部点検・瑕疵保証対象部分の総点検・外部防水処理の状況・などを調べます。

●現在住んでいる住宅:
建物の傷み具合(シロアリ・腐食・雨漏り・水漏れ・亀裂診断)、過去の補修状況などを調べ、今後の維持管理方法を提案(補修の時期と修理の手順をアドバイス)致します。

※調査中に立ち会っていただき、分らないことや聞きたいことはその場でわかり易くご説明いたします。


※写真や資料をお持ちになって、当事務所に来訪できる方は無料にてアドバイスを行っております。



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★中古物件購入に注意 瑕疵(かし)について!

2011年02月03日 | ■建物の調査・検証について


●不動産購入時の瑕疵(かし)についてご注意。

先日、多摩市の不動産を購入された方から
「中古の住宅を購入したので、建物を調査してほしい」
とのご相談がありました。

調査した結果、雨漏りが発見されました。
これって、「瑕疵(かし)」?

※瑕疵とは、外部から容易に発見できない欠陥のことです。
売主が買主に対してその責任を負うことを「瑕疵担保責任」といいます。
瑕疵があった場合、買主は、売主に対して契約解除や損害賠償の請求を主張することができます。

一般的に対象となるのは、
①土地の変形・沈下などの瑕疵、
②雨漏りの瑕疵、
③建物構造体の腐食による瑕疵、
④シロアリ被害による食害による瑕疵、
⑤排水管・給水管の漏水による瑕疵
など、継続的に生活出来なくなる様な基本的な被害が対象となります。

この様な瑕疵が発見された場合、買主は→売主に修復費用などを請求できる。
(売主が修復の義務を負う)と言うことです。

しかし、
「瑕疵とは、外部から容易に発見し難い欠陥」であることから、発見するまでには長い時間がかかるケースが多いようです。
長い時間が経過した後に売主へ改修する工事の請求しても、
忘れた頃に、請求が来て「いまさら・・・」と言う気持ちになります。
ですから、瑕疵の請求には、有効な期間が設けられています。

※売主が業者でなければ、双方で話し合い決められますので、「売主は責任を取らない」と決めることも可能です。これを免責と云います。

双方の約束した契約書内容により期間が違いますので、契約書添付の重要事項説明書をご確認ください。

一般的な期間は、引き渡し後、「3ケ月間」と記載することが多いようです。
でも、これって、少し短くありませんか? 

今回のご相談の場合、雨漏りが早期に確認できましたので、結果、その工事費用を負担してもらい、事なきをえました。

しかし、指定された短い期間では発見されないケースが多いので、皆さん中古物件購入時には、期間が切れる前に、瑕疵の有無を調査することをお勧めします。

改修後に、安心してお住まいください。


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★購入する自分の住宅をきちんと診断してもらいましょう。

2010年02月27日 | ■建物の調査・検証について
住宅を購入する時は、第三者に契約の内容や建物の状態を調査してもらう事をお勧めします。

大切な財産である住宅を購入する場合には、ご自身でその契約内容と購入物件(土地・建物)の状態をきちんと理解しておきましょう。

購入にあたり、契約内容はある程度仲介者へ問い合わせれば理解できますが、建物は専門家でないと判断出来ません。

  

専門家に調査依頼すると次の様なことが解ります。

<購入前の調査の場合>
①現在はもちろん過去の雨漏りの状況や今後の処置方法。
②シロアリの発生状態・床下や屋根裏の湿気状態。
③建物全体の歪み、床の傾斜状態。
④基礎や外壁の亀裂診断。
⑤今後どのような修理が必要なのか?またその対応策。

<購入後の調査の場合>
購入前の調査事項の他に下記の項目が重点的に行われます。
瑕疵(かし)保証の対象となる範囲の具体的な点検と保障手続きのアドバイス。
1)雨漏り
2)地盤・構造体の損傷
3)シロアリによる被害
4)水漏れ

※住宅の瑕疵保証期間は購入後3ケ月程度とされている場合があります。注意してください。
※調査する専門家とは、自社の仕事と関連づけないで、建物を公平な目線で判断できる方の事です。(必要のない修理や誇張した解釈を押し付けない方)



<NPO法人 建築不動産なんでも相談室では下記のように対応をしております。>
私どもは、建物を理解して頂くために現地にて、調査診断状況を解りやすく説明しながら行います。また質問にその場でお答えもいたしますので、十分な理解が頂けます。
具体的には地盤沈下・雨漏り・建物の歪み・床の傾斜・雨漏り・水漏れ・ひび割れ等の調査を行い、後日建物全体の診断報告書を提出いたします。

自分の家を理解しておくと安心して住めますし、無駄な出費も抑えられますよ。


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