今日のダイアモンドオンラインの記事で、
「豆腐など『大豆食品』で膵臓がんリスク上昇?」
というものが出ていました。
大豆食品といえば、乳がんのリスクを下げるとか、
身体にいいとか、良質なたんぱく源といわれて人気ですよね。
ですが、国立がん研究センターの「多目的コホート研究」というもので、
膵臓がんに関しては発症リスクを高める可能性がある、というデータが報告されたそうです。
報告では、1995年と1998年に食事に関するアンケートをおこなって回答した9万人超のうち、
577人がすい臓がんを発症したそうで、
①総大豆食品
②納豆、みそなどの発酵した大豆食品
③豆腐、油揚げ、豆乳といった非発酵性大豆食品
の量を計算して比較したそうです。
一番摂取量が少ない人たちから一番多い人たちを4グループにわけて
膵臓がんの発症リスクを比較したところ、
摂取量が多いほどすい臓がんのリスクが上昇して、
一番少ないグループと一番多いグループでは1.48倍の差があったそうです。
ちなみに、②の発酵性大豆食品の摂取量と発症リスクとの関連は認められなかったそうですよ。
製品でいうと、豆腐の摂取量が多いほど、リスクが上昇したそうです。
ただ、欧米の先行研究では、豆類にはすい臓がんを予防する効果が報告されているらしく、
今回の研究が一度のアンケート調査からの摂取量を推計していること、
追跡調査している間の「食の変化」を反映していないこと、から
大豆食品=すい臓がんのリスクが高くなる、
と単純に考える必要ななさそうです。
いずれにしても、一つの食品をずっと食べ続けるより、
いろんな種類をバランスよく食べる、
ということが大切なようですね♪