平成25年の厚生労働省の調査で、15人に1人が生涯に1度はうつ病にかかる可能性がある、と報告されているそうです。
私の友人でもうつ病を患っている人がいますが、よくなったり悪くなったりを繰り返しながらなかなか薬が手放せない状況のようです。
先日、新聞に「うつ病の引き金物質を確認」という記事が出ていました。
それによると、
疲労が蓄積すると唾液の中に「ヒトヘルペスウイルス(HHV)6」が急増することをつきとめたそうです。
赤ちゃんのときに「突発性発疹」にかかる人が多いのですが、
その原因ウイルスがずっと体の中に潜んでいて、
普段は表にでてきませんが、体が疲れると唾液の中にあらわれ、
その一部が口から鼻へ逆流する形で、再感染を引き起こすそうです。
①過労などでHHVウイルスが唾液に出る
②嗅球に再感染してSITH-1という遺伝子が発現する
③SITH-1によって嗅球や海馬などで脳細胞の状態が激変する
④意欲減退などがおきる
というメカニズムではないかと推論しているそうですよ。
このSITH-1が確認された人はそうでない人に比べて、12.2倍うつ病になりやすかったそうです。
ストレスや疲労をためないことがうつ病予防には大切だということですね。