piano 竹内直子

in other words, "I LOVE YOU".

バッハと通奏低音。

2010-04-17 | オンガク。
坂本氏監修の“commmons: schola”、映像編。

4/17放送、バッハの楽曲における通奏低音について。
そしてスタジオでの様々な試み。

この時代に行われていた即興演奏、現代のコードネームに準ずる記号表記。
そしてバッハが最重要視していた「低音」を機軸とした概念。
G線上のアリアをモティーフに、様々なアナリゼや試み、
「ベース音の上に建物が建っている」という作曲法。

録音技術がなかった故に、即興をつぶさに振り返ることの出来ない時代でも、
バッハと即興演奏・・・ジャズに通ずる作曲理論、音の構築方法についての考え方は、
楽曲そのものから生き生きと浮き上がってくる。

http://www.commmonsmart.com/Information_scholatv.html

次回は待ちに待った「対位法」です。そして5回目以降のテーマは「ジャズ」。
一つのジャンルにのみ相対していては何も解らないこと、
音楽すべてを俯瞰で見ながら、構造を考える、という基本と重要性を、
坂本氏の視点から体感して、それをまた咀嚼するいい機会だなあと、
春の夜の幸せのひとつにさせていただこうと思います。