道聞かれ顔

私は昔から歩いていると、道を聞かれる事がよくありました。数人いても何故か私に目的の建物の場所等を聞かれます。スマホが普及してからは、減りました。

反対に私も直ぐに人に尋ねます。夫や子供達は聞いては負けとばかり地図を見たりしています。その間に私がさらっと尋ねて来て結果を出すと、悔しそうな顔をします。

少し前も旅行中に夫のスマホが不調になり、飛行機予約等全てスマホ無しではお手上げでした。夫がスマホをあれこれする間に、通りすがりの人に、一番近い携帯ショップを尋ね、夫を引っ張って行きました。

緊急という事で直ぐに見て下さり、即解決して、無料ですよとの有難いお言葉。

渡る世間はほとんど親切な人達です。

困った時は助けを求めても良いと思います。

友人が、私がそんな考え方をしているのが、初対面の人にも分かるから、道を聞かれるんだよ。そしてそんな人を「道聞かれ顔」って言うと本で読んだそうです。

一時期はいかにもお人好しそうに見えるのかなぁ、人間として重みがなさそうに思われるのかなぁと、少し悩んだ時もありました。

でも、決して悪い事ではないと教えられ、ホットしました。

それならば「道聞かれ顔」として、人様の役に立つ人間として生きていきたいと、改めて思っています。