Natural Angler

取り巻く自然にも目を向け、ゆったりとフライフィッシングを愉しんでいます。

山岳アマゴ(ヤマメ?)が飛び出した。

2007-04-12 19:03:10 | FlyFishing

南アルプスのもう一方の渓に今シーズン初釣行。
本流は昨年解禁日に出かけたが、氷点下の気温と低水温で撃沈した記憶がある。
今年は暖冬でもあるし、4月になってからということで条件は良いはずだ。

昨年魚影の多かったエリアに入ってみたが、かなり土砂が出て渓相が変わっていた。
そのためかはわからないが、全く反応がない。魚影も感じられない。
少し下ったところが大物を予感させる雰囲気だったので期待したが
フライへの反応は全くない。しかし友人がルアーで探るとすぐにヒット!
なかなかの引きをみせ、尺アマゴの期待がかかる。
走りをかわしてネットに収まったのはなんとニジマスだった。
放流があることは聞いていたが、この川でニジマスを見るのは初めてだ。
しかしあとが続かない。別のエリアに移動してみたが結果は同じだ。

本流の状況が芳しくないので支流を少しだけ覗いてみることにした。
私は初めて入った渓だが、典型的な山岳渓流で私の好みの渓相だった。
いかにもイワナがいそうな雰囲気で、渓をみるだけでワクワクしてくる。
しかし反応はそれほど多くない。でも魚はいる。
フライは見切られるし、ルアーもバレる。そんな状況が少し続く。
そんな中下のようなポイントでようやく魚に巡り会えた。


落ち込みから左の岩沿いいっぱいにフライを流すと吸い込まれるようにフライが消えた。
支流用に持ってきた”yabusawa special”が弓なりになる。
まずまずのサイズのようだ。このロッドにかかった中では最大かもしれない。
岩の下に潜り込もうとするのを何とかこらえて引き出すと、フライが完全に口の中に入っているのが
見えたので、ぐいっと引き寄せ魚体を確認すると、大きなパーマークがみえる。
なんとアマゴだった。友人の話ではここはイワナオンリーということだったのだが。


ネットに納めてよく見ると、オレンジのドットが全くない。
そのかわり、この写真ではよくわからないが、体側には九州のエノハなどに
よくみられるオレンジのラインがある。(写真をクリック)
もしかしたらアマゴではなくヤマメかもしれない。全体的な感じもヤマメに近い。
サイズは8寸と大物というわけではないが、なかなか良いコンディションで、
ロッドのこともあるが、十分愉しませてくれた。


クリクリ目玉もかわいい。

イワナの方は時々フライに反応するものの、パクッとはいかず短時間ではあったが
結局この1尾となってしまった。友人のルアーもバラシの連続であった。
渓のコンディションが上がる頃にまた来てみたいと思う。

状況の悪い中での思わぬ1尾なので、ブログネタとしては私には十分だった。




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9 コメント

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綺麗な尾鰭 (アマゴ27)
2007-04-12 23:16:04
カズさん、こんばんは!(^^)
綺麗な魚ですね。
朱点が見当たりませんね。
う~ん、ヤマメなのかなぁ?
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ウーン (fly-tomo)
2007-04-13 07:54:26
相変わらず愉しそうで、羨ましい。
何処の沢も従来のの生態系は保てないようです。
釣りさえ愉しめれば…の考えではいけませんが、「在来種をまもりたい」の対角線上に、魚が棲める環境が何処かにあるというのも私の願いの一つ。
良い魚ですね、美しい魚はどんな種でも私の心を高揚させます。羨ましい。
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アマゴかな? (カズ)
2007-04-13 15:09:55
アマゴ27さん、こんにちは。
どうみてもヤマメですが、河津川あたりでも
朱点のない個体が時々釣れることがあります。
地元の小渓では極端に朱点の多いものがいたりと、
アマゴといってもその遺伝子は完全ではなくなってきているのかもしれません。
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1尾でも満足感 (カズ)
2007-04-13 15:30:56
fly-tomoさんいらっしゃい。
ボチボチと愉しんでいますよ(^^)
来週はそちら方面に顔を出してみようかと思っています。
このところ、数が釣れるときもありますが、1尾の日もよくあります。でも、年のせいかもしれませんが、負け惜しみでなく本当に満足感のある釣りができています。見事な魚体を見せてくれた芦ノ湖のレインボウや意表を突かれた今回のアマゴ、地元の小渓のチビアマゴなど心が和みます(^^)

でも生態系のことはとても気になります。
釣り人も過大な要求はしないで漁協そして自然と
上手にバランスをとっていければ良いのですが...。

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この渓は?? (フィッシュアウル)
2007-04-13 20:38:38
カズさんこんばんは。
この写真の渓は・・・
もしかしたら??
三つめの堰堤の上・・・の渓相でしょうか??
水系は分かりますが、
もしかしたら?違うかもしれません(^^)
あの水系でアマゴを釣ると、
結構な確率でヤマメが釣れる事があります。
やはり土地柄、放流に混じるのかもしれませんね。
早い所では雪代も出始めました。
GWが明ける頃には一回り大きくなった
アマゴに会いたいですね!!
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支流の支流の支流 (カズ)
2007-04-13 23:38:56
アウルさん、こんばんは。
多分ここはご想像のところとは違うと思います。
支流の支流の支流です(^^)
奥が深そうなので次回は探検してみたいと思います。
でも川に降りられるかわかりません(^^;
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Unknown (Unknown)
2007-04-14 09:40:18
渓を見るだけでワクワクするって、いいですね~♪
確かに大岩がゴロゴロしていて、魚の気配がプンプン匂ってきますね。
おいらも大井川や富士山の湧水の川で、朱点のないアマゴ(?)を何尾か釣ったことがありますが、ヤマメが混じっているということなんでしょうかねぇ。
ところで、イワナとアマゴの混棲域では、まれにF1が発生するみたいですが、このアマゴにも何となくイワナの香りがするのは、考えすぎでしょうか。
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失礼~(^^;;; (よねさん@鱒美)
2007-04-14 09:41:57
すみません、名前・タイトル入れずに投稿しちゃいました~
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イワナの香り (カズ)
2007-04-14 10:31:41
よねさん、どうも(^^)
そうですね、掛かった時も岩の下に潜り込もうとしたので、てっきりイワナだと思いました。
色も黒いし、F1かもしれませんね。
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