梅雨入りも早かったが、その分明けるのも早かったので、まあ良かった今年の梅雨。
しかし、明けた途端にこの暑さには参る。
それでも山岳は多少違うだろうと、夏イワナに会いにいつもの仲間で南アルプスに向かう。
この日は人気は高いが支流に入ろうと、いつもより早めに出発したものの、
登山者も多く、駐車スペースがすでに無いほど。
運よく停めることができ、まだ水量が多いこともあり、3人分散して入渓することにした。
自分は最下流から始めたが、流れの中に小振りの魚体が見える。
フライをキャストするとピチャッと反応する。
フライを替えるとヒット。これがなんとアマゴだった。
このあとも反応するのはチビアマゴばかり。イワナの反応が無い。
上流の区間に移動しても反応の中心はアマゴだ。
しかしようやくイワナが出てくれた。
ヤマトとのハイブリットだが、きれいな魚体だ。
少し期待したが、この区間は同行の友人が入ったあとなので、竿抜けもあまり期待できない。
ということで、やはり反応は厳しい。
終了ポイントが見えてきたところで、強い流れの向こう側に水深がありそうな小さな場所が気になり、
ぽっかり浮かべても見切られにくそうなフライにチェンジし、キャストする。
上手く着水するとやはりフライはあまり動かない。
するとぽっかり浮いたフライを吸い込むように良型のイワナが出てくれた。
すかさず合わせると、手ごたえ十分、良型を確信。
問題は手前の流れをどう超えるかだが、これは下に落とすしかない。
しかし2段は落とさなければならないので、バレないかが心配だ。
テンションを保ちつつ何とか下に落とし、ネットを差し出すが、飛び出しそうなサイズ。
出たのは白点が全くない美形のヤマトイワナだった。
サイズを計ると32cmと尺越え。やったね!
昨年に続いての尺ヤマトゲットだった。
ということで、厳しい釣りだったが、またまた最後に救われた。
最近こんな釣りが多いなあ。
そして二日を挟み、再び友人のGooさんと、今度は2年ぶりの本流に挑戦することに。
平日だが、車止めの駐車場は停める場所を探すほど山人、釣り人の車で一杯だ。
バスの出発時間まで1時間弱あるが、すでの何人かの釣り人を見かける。
バス乗り場で情報交換する。どうやら同じ区間に4人が入ることになりそうだ。
現地で相談することにした。
また、バスの乗り場が少し増えたようで、いつものバス停の少し前に新しい駐車場ができたようで、
そこからバスは出発したらしく、数人の釣り人がすでに乗っていた。
しかしこの中に久しぶりのAさんとTさんが。
知り合いと遭遇するのもこの釣りのあるあるだ、
お互いの健闘を祈り、目的の場所でバスを降りる。
この景色は最高だ。これでイワナが釣れてくれれば申し分ない。
しかしそう簡単にいかないのが自然相手の遊び。
最初は反応はボチボチあるものの、なかなかフッキングしない。
Gooさんに先にヒット!
こちらは少ない反応の中ようやくヒットしてもバレる。
なかなかヒットがないまま午前が過ぎる。
これはまずい、先行者の後追い区間になったので、さらに厳しい。
しかし、狙いにくいところや、見逃しそうな小さなポイントを丹念に攻めていくと
ようやく1尾が出てくれ、ホッとする。
そしてまたまた終了ポイント手前で、良型に出会う。
尺には届かなかったが、尾びれの張った美形の良型だった。
消化不良気味ではあったが、とりあえず、青空の下、熱さはあったものの、木陰は心地よい
山岳渓流で釣りができたので良かった。
かなりの釣り人が連日入っているようなので、イワナはきっといると信じている。
ということで、連荘の山岳イワナ釣りは、ちょっとシビアではあったけど、楽しかった。
人気のある渓なので、仕方ない部分もあります。
下流のアマゴは来シーズンのお楽しみですね😊
今回は、3人それぞれの区間を選んでの一日になりましたが、みなさん良い釣りが出来て本当に良かったと思います。
特にカズさんの32cmヤマトは、流石の1尾でしたね。
あの渓は、本当に超人気区間だと思いますが、行く度に良い魚と出会える懐の深さがありますねぇ。
バスで行く山岳も、待ちに待った再開となりましたが、いまいちシビアなのは何故なんでしょうか。
自分も、バス運行開始から一段落ついたら、終点まで行ってみたいと思っております。