久しぶりに峡北の白いイワナの渓に行って来た。
サイズこそ以前に比べ一回り小さくなっていたが、
しっかりと生きていてくれた。写真のようにヤマトの血も混じった
ここのイワナは、白というよりこの渓の岩の色である薄茶色というのが
正しい。黒い普通の色のイワナもいるが、この色のものは
この渓で育った証であろう。
過去に釣れたものはもっとヤマト寄りの魚体も多かった。
でもオレンジの腹と薄茶色の魚体は本当に綺麗だ。
日中を山岳で過ごしたあと、イブニングを下流で愉しむことにした。
友人のOさんに以前案内してもらったポイントに入った。
陽のあるうちは魚の気配もあまりない。しかし7時ころから虫が出始めた。
大型のカワゲラはじめかなりの種類の虫がハッチし始めた。
自分が釣っていた周辺でモンカゲロウが集中ハッチし始めた。凄い量だ。
静かだった水面でライズが始まった。はじめはチビアマゴ中心だったが
そのうち、どこにいたのかというサイズのイワナやアマゴがスプラッシュライズ
を始める。イワナにいたっては全身が水面上に飛び出す、
いわゆるエアーライズというやつだ。
小振りのモンガゲダンもどきを流すと、掛かってくるのはチビアマゴ。
ヒゲナガも出ていたという大複合ハッチなので、大型は小さな何かを選んで
捕食しているようで、ライズはあるがフライをくわえない。
フライを取っ替え引っ替え流すが、良型はフライには出てくれない。
良型のヒットはなかったものの、久しぶりにイブニングらしい釣りになり、
老眼の限界を越える暗さまで川辺に立っていた。
やはりイブニングは魚だけでなく釣り人も驚喜させる。
Oさん、わざわざ駆けつけてくれてありがとう。
同行した、OSさん、なかなか楽しい1日だったね。
また行きましょう。
集中ハッチにエアーライズ!
ク~、そんな条件に出合いたい!
イブニングらしい釣りしたいなぁ~。
素晴らしいイブニングライズに出会えて良かったですね。自然の様々な条件が重ならないと、こういう経験は出来ないものです。フライマンにとって幸運とは、こういう事を言うんですね。
おいらの方は、雨に祟られヒルに吸い付かれで不運続きですが、それでも少ないながら魚と出会えているのでまあまあです。
あそこのイブニングは刺激的です(^^)
もう少し近ければおおたさんのように
通ってしまうでしょうね。
近くにそんな場所あるといいね。
ハッチとライズの競演はなかなか出会う機会がないので、まさに運でしょうね。
ただし、そのまま釣果に結びつかない場合もあります。でも、その光景そのものが感動的であるので満足度はあるんですね。
良いことばかりは続かないもの。
今日は久々に完全ボでした(^^;
カワウの被害が深刻な渓で、
素晴らしい渓相なのに魚はほとんど出てくれません。カワウよけの発破の音にびっくりしましたが、魚達はカワウにおびえているせいか、水面上のものには無反応でした。