驚愕の事実！？

　　　南風強し

【驚愕の事実】などと大それたタイトルだけど、多くのリウマチのみなさんには直接的には関係ないかなぁ
なっちと一部のリウマチ患者さんには、やっぱ【驚愕の事実】 かも知れないけどぉ。


震災後、ネットでリウマチに関して調べることを忘れていましたが、新年度ということもあり先日何気に検索してみました。
すると、東北大学大学院医学系研究科によると関節リウマチでもみなさんご存知の炎症性サイトカインのひとつでもある腫瘍壊死因子（ＴＮＦα）が、網膜剥離による眼の光受容体を持つ視細胞の細胞死を促進することを解明したという
なんとなんと　こんなところにもＴＮＦαが影響しているとは
網膜の視細胞は光を感じる物質（感光体）を持ち、物を見るためには不可欠な細胞ですが、この視細胞が障害を受けると視力低下の原因となるそうな。
視細胞が障害される目の病気としては、網膜剥離や新生血管伴う加齢黄斑変性症などがあるが、これまで網膜剥離による視細胞死についてもこれらの失明につながる疾患において発症のメカニズムははっきりわかっていなかった。
しかし、なんとＴＮＦαが影響していることがわかったとは

っいうことは、なっちの夜盲症も網膜浮腫もＴＮＦαが影響しているってことかもヽ（・＿・；)ノ ドッヒャー
網膜浮腫による視界の歪みはあるものの、大学病院で精査しても眼病らしい眼病も無かったことから、なっちのもともとの超ど近が原因しているのでは…とされたけど、原因はここにもあったかも
それまでも、夜間とか映画館とかで眼の効き難いことはリウマチになる前からわかっていたけど、ここ１０年くらい前からかな？　顕著に暗いところでの視界の効き難さに気がついててたから…。（単純に超ど近＋加齢のせいかとも思っていたけど…。　まぁ加齢って歳でもないけど…。）
今でこそ、なっちの炎症数値も微々たるものだけど、発病当初から前半の１０年の炎症数値を考えれば炎症性サイトカインも出まくり放題だったでしょうからねぇ。（；＾□＾）あはは…

今回の研究では、ＴＮＦαがターゲットだったけど、インターロイキンとか他の炎症性サイトカインでも実験したら影響してんじゃないかしらね
そういえば、ＴＮＦαとかって全身の血管壁を傷めることから罹病の長いリウマチ患者では虚血性心疾患などが多かったし。
更には、確か腰椎の椎間板変性でもＴＮＦαとかインターロイキンが痛みを増幅・複雑化しているらしい（関節リウマチと椎間板変性と）って書いたよね～～～。
うーん、炎症性サイトカインってあっちこっちで悪さしているのね～( ゜＿＿ ゜)タラー…

まっ、リウマチ患者＝網膜剥離を起すってわけでもないから、多くのリウマチ患者さんには直接関係はないと思うけどねー。
極一部に影響のある人にはあるって程度よね。
強いて言えば、リウマチのＴＮＦα製剤が網膜剥離などの治療薬になりえることも示唆しているから、希望的観測だけど多く消費されるようになれば将来的にレミケードとかヒュミラとかのＴＮＦ製剤の薬価が下がる可能性もあるかもってことは言えるかもね。
こっちの方が多くのリウマチ患者さんに関係あるかな？
ただし、生物学的製剤って大量生産が出来ないから下がらない可能性もあるけどぉ。


参　考
日経プレスリリース
東北大学、腫瘍壊死因子が眼の光受容体の細胞死を促進することを解明

東北大学大学院医学系研究科視覚先端医療学寄附講座
網膜剥離が生じるメカニズムの解明への一歩（腫瘍壊死因子が眼の光受容体の細胞死を促進する） [pdf]