ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

射撃クラブ スポーティング・クラブの紹介 その3

2008-10-08 | ベラルーシ生活
 ここがスポーティング・クラブの受付です。
 受付の方(英語ぺらぺら)がいつもてきぱきと働いています。見ていて気持ちがいいです。
 日本人から見ると、のんびりしている人が多いベラルーシですが、スポーティング・クラブはちがいます。

 入会方法ですが、すでに会員になっている人の紹介がないと入会できません。
 会員には3タイプ「ゲスト」「プロ」「VIP」があり選べます。

「ゲスト」 入会費150$。これで永久会員になれます。しかしスポーティングクラブ内のさままざまなサービスについては100%会員負担となります。

「プロ」 年会費600$。毎年更新のたびに600$払わなくてはいけません。クラブ内のサービスについては割り引き料金で利用できます。割引の%についてはサービスによって異なります。

「VIP」 年会費2000$。毎年更新のたびに2000$払わなくてはいけません。クラブ内のサービスについては、レストランでの支払いが15%割引き、安い価格で弾が購入できるなど、「プロ」会員よりお得な割引料金で利用できます。
 またクラブ内の「VIPスペース」も利用できます。(ただし有料。要予約。)

 クラブ内のサービス、というのはもちろんいろいろあります。クレー射撃のほか、レストランでの食事、室内テニスコート、アーチェリーなどです。

 ・・・それにしても、毎年2000$(約20万円)の年会費が払えるベラルーシ人って・・・どういうお金持ちなのでしょう? (何してる人?)
 質問したところ、現在の会員数は約3000人。これだけでもびっくりなのに、「VIP」会員の数は約150人! (@0@)
 「プロ」会員の数は約450人です。すごーい!
 ベラルーシのことを「貧乏な国」と思っている、そこの日本人のあなた! ベラルーシもお金持ちはいるんです! (^^;)

 さて、この受付では、入会手続きのほかにも、自分の銃や射撃用のベストなどを持っていない人に貸し出しをしてくれます。
 またここで弾を購入することができます。他にも「スポーティング・クラブグッズ」(Tシャツや帽子など)が販売されています。
 インストラクターの下で学びたい人には、ここで手の空いているインストラクターを呼び出し、紹介してもらえます。

 受付にはソファや雑誌(ほとんどが射撃か、狩猟の雑誌)が置いてあって、混んでいた場合、ここで液晶テレビを見ながらゆっくり待つことができます。
 キャンディーがたくさん入ったガラスケースが置いてあるのですが、このキャンディーは食べ放題です。(うちのY子がお世話になっております・・・。)
 頼むと受付嬢が紙コップ入りだけど、コーヒーや紅茶を淹れてくれます。

 これだけでも、「ベラルーシじゃないようなリッチな雰囲気」ですが、これで驚くのはまだ早い・・・

 ちなみに受付にはゲラシチェンコ選手やドバイのサイード王子の写真がいっぱい貼ってあります。
 
 

射撃クラブ スポーティング・クラブの紹介 その2

2008-10-08 | ベラルーシ生活
 スポーティング・クラブには普通、会員しか内部に入ることができません。
 ただし、会員がその家族や知人をいっしょに連れてきた場合は、非会員でも入れます。
 S夫のような従業員は無料で会員証がもらえます。
 (入会手続き、会員費についてはその3をご覧ください。) 

 スポーティング・クラブの真ん中にあって、一番目立っている建物、それがこのレストランです。
 外壁にはシンボルマークの鴨が羽ばたいています。
 レストラン入り口付近には電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」が置いてあり、クラブ敷地内なら自由に乗ることができます。
(あの、ブッシュ大統領とか小泉元首相が乗っていましたね。詳細はこちら。)
href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4">
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4

 ベラルーシでセグウェイに乗ることができるのは、今のところスポーティング・クラブだけです。

 レストランの隣に緑の屋根の建物があります。ここが受付になっています。
 まずはそこへ行って、入会手続きをしてみましょう。

射撃クラブ スポーティング・クラブの紹介 その1

2008-10-08 | ベラルーシ生活
 「クレー射撃ワールドカップ・ファイナルがミンスクで開催」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/e2ff1b7a797dc9b88c6f7eb35afe9d30

記事でご紹介しました大会会場「スポーティング・クラブ」のご紹介をします。
 スポーティング・クラブの公式サイトはこちらです。(ロシア語・英語)

http://www.klub.by/

 S夫は以前ベラルーシ・射撃ナショナルチームが使用しているエアピストルやライフル銃の整備をしていました。
(そのときの様子はHP「ベラルーシの部屋」内S夫のプロフィールをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/st/st3.html


 スポーティング・クラブはベラルーシ国内で最大のクレー射撃場です。
 有料会員制となっており、かのアラブ首長国連邦のドバイのサイード王子も2007年夏、このクラブで練習していました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a3109c4e99dfe3bca0ffacdc48cc1aec

 このとき王子の銃を修理したことがきっかけとなり、S夫はスポーティング・クラブに引き抜かれ、2008年に転職しました。

 ベラルーシでは2000年にクレー射撃協会が設立され、(協会長はアンドレイ・ゲラシチェンコ選手。)同年にスポーティング・クラブがミンスク郊外にオープンしました。(オーナーは同じくアンドレイ・ゲラシチェンコ選手。)
 
 画像はスポーティング・クラブの地図です。
 英語で説明がありますが、これはワールドカップ・ファイナル大会が行われたときの説明で、プレスセンターやドーピング検査をする場所などが表示されています。
 普段はプレスセンターはありません。
 実際には画面下の道を入ると左手に120台収容の駐車場があります。
 その横に室内テニスコートがあります。これはクラブ会員しか使えません。(有料サービス)
 地図でドーピング・ステーションとあるのは、普段は1階がシャワー、トイレ、2階は経理事務所として使われています。

 ファースト・エイド(救急)と書いてある建物にS夫の修理工房、インストラクターの休憩室、倉庫などが入っています。 
 真ん中の赤い屋根の建物がレストラン、白い屋根がサマー・テラスです。
 レストランの右に受付があります。
 奥に射面があり、右手の緑地帯は「バーベキュー・パーク」(すごい名称・・・)(^^;)となっています。

 しかし! スポーティング・クラブには実はこの地図に載っておらず、公式サイトでも全く紹介されていない「秘密のVIP」スペースがあります・・・
 S夫がここで働いているおかげで、会員でも何でもないのに私はそこを垣間見ることができました。
 それについても、このブログで少しずつご紹介します。お楽しみに・・・